宮崎県日向市東郷町は「若山牧水」の生誕地。
3年前から、地域の人が集まり牧水の里めぐりの企画が始まりました。
ワークショップやモニターツアーを重ね、事業は順調に推移。
僕にとっては、計画段階からお手伝いしてきたという縁もあり、毎年の
楽しみになっています。
「あくがれて牧水 来たれ なりきり旅人!」
ここ坪谷という土地は山紫水明の景勝地で、叙情的な作品も数多く詠
んだ牧水の、多感な幼年時代の背景としてはさぞかしと思われます。
40名程の参加者があり、着付け担当になった僕は1時間ほどバタバタ。
中折れ帽子に尻端折りの皆さんは、すっかり牧水になりきってご満悦。
いよいよスタートに向けて、「良いノリ」になってきました。
【画像1】
上☆牧水公園・若山牧水先生の旅姿前にて
中☆いよいよ、牧水の里めぐりに出発
下☆温かく見守る牧水先生
牧水の生家の脇から展望台へ登っていくと、歌碑があります。
ふるさとの 尾鈴のやまのかなしさよ
秋もかすみのたなびきてをり
そして、歌碑に献酒。
東郷町の『富之露酒造店』さんから「日向あくがれ」を。
牧水先生の歌を朗詠するに合わせて、献酒していきます。
巫女役の女の子は、地元坪谷中学校の生徒さんです。
余談ですが、牧水歌碑は日本中にありまして、旅と酒をこよなく愛した
彼の足跡を辿るようです。
【画像2】
上☆「日向あくがれ」
中☆なりきり牧水1号による献酒
下☆「牧水なりきり旅人」の幟
眺望秀逸の展望台から下りてくると、「若山牧水生家」があります。
1845年に作られたといわれ、当時この地で医者として開業した
若山健海氏の診療所、そして居宅でもありました。
牧水の歌の中にも、実家での出来事を詠んだものが数多くあります。
牧水姿の参加者も案内を聞きながら、想像を膨らませていました。
【画像3】
上☆「牧水生誕の地」碑
中☆「若山牧水生家」 →古民家のことなら 『ふるみる 』
下☆『牧水が生まれた縁側』
展望台より遥か坪谷を眺める。
[画像中央は牧水公園、牧水先生像が見えますか?]
このイベントは4時間あまりの散策なのですが、リピーターの多さと
参加者満足度の高さが、抜きん出ています。
大抵の方は、着物を着て(旅姿ではありますが)半日も屋外を歩く
という経験をされたことがありません。
なかにはお正月三が日は着物を着るという方もありましたが、自分
では着られないとか、身のこなしがわからないという方が大半です。
はじめこそちょっぴり恥ずかしげだったお父さん達も、歩き出して
小1時間もするといかにもうまく着こなして歩かれています。
着物に関するイベントとしては変り種ですが、半日でも着物を着て
過ごすという経験は、「着物は難しいもの」という固定観念をうまく
払ってくれるようです。
「なりきり旅人」が面白い、そしてまた来たいと
思う要素は、次回に続けたいと思います。
お楽しみに。
観光案内として読んでいただけたら☆
木綿着物!染織こだまS 児玉健作














この夏、ワンランク上の浴衣の着こなしを目指すなら・・・

