8月に聴きに行ったコンサートより。
尚、8/30~の「大阪クラシック2009」については来月まとめて記載します。
■大野和士のオペラレクチャー・コンサート in 大阪2009年8月3日(月) いずみホール
ピアノ&話:大野和士
独唱:天羽明恵(ソプラノ) 藤田美奈子(ソプラノ) 並河寿美(ソプラノ) 松本薫平(テノール) 井原秀人(バリトン) 泉良平(バリトン)
・ヴェルディ:歌劇「椿姫」より
第1幕 ヴィオレッタのアリア「ああ、そはかの人か~花から花へ」
第2幕 ジェルモンとヴィオレッタの二重唱「お指図ください。愛していないとあれに言ってください」
・ヴェルディ:歌劇「リゴレット」より
第2幕 リゴレットとジルダの二重唱
・レオンカヴァッロ:歌劇「道化師」より
第1幕 ネッダとシルヴィオの二重唱「シルヴィオ!こんな時間に」
第1幕 カニオのアリア「衣裳を着けろ」
◎METやスカラ座など世界の超一流歌劇場に次々とデビューを果たし、現在はフランスのリヨン歌劇場のシェフを務める大野和士さんによる、オペラレクチャー・コンサートを“聴講”してきました。大野さんは先月の京響定期で素晴らしいタコ5を聴いたばかり。関西ではなかなかお目に掛かれない大野さんですが、短期間のうちに接することができたのは嬉しい限りです。さて、このオペラレクチャー。昨年は中之島の住友病院で開催されましたが、残念ながら「大阪クラシック」初日と被ってしまい、泣く泣く断念…。今回は待望の大阪公演ということで楽しみにしていました。レクチャーコンサートでは、大野さん自らがマイクを片手にピアノ伴奏しながら、オペラの1シーンを事細かく、判りやすく、時にはユーモアを交えながら解説してくれるというもので、会場には音大の声楽生らしき人たちも多数見られました。オペラのワンシーンをかなり細切れにしながらの解説なので、歌手の皆さんも大変そうですが、普段、何気なく聴き流しているような部分でも深い意味があって作曲されていたり、登場人物の感情や物語の背景などが、大野さんの流暢なトークと判りやすい解説によって非常に勉強になり、今後、実演やDVDなどでオペラ鑑賞する時に役立ちそうです。しかし、今回のレクチャーコンサートで何より驚いたのは、大野さんのピアノのテクニック!ほとんどというか全くミスタッチなしで、譜めくりも独りでこなし、時にはオケピットの中さながらの指揮(弾き振り)をしてみせたりと、レクチャーとは別のところで大野さんのピアノに魅了されてしまいました…。そして、大野さんのトークも絶好調で、今まで勝手に描いていた大野さんのイメージとはかけ離れたマシンガントークにも感心してしまいました。藤佳子や細川たかしの歌謡曲を一節歌ってみせたのも意外…。んー、来年か再来年あたり、是非ぜひ大フィルに再客演してほしいです。
■青少年のためのコンサート ~シンフォニック・ダンス!~2009年8月28日(金) NHK大阪ホール
指揮:大植英次
独奏:三浦一馬(バンドネオン)
共演:大阪市内選抜中高生によるシロフォン奏者
司会:山本美希(BKアナウンサー)
管弦楽:大阪フィルハーモニー交響楽団
・ドヴォルザーク:スラブ舞曲第1番
・シャブリエ:狂詩曲「スペイン」
・サン=サーンス:死の舞踏
・ブラームス:ハンガリー舞曲第5番
・ピアソラ:バンドネオン協奏曲~第3楽章
・ハチャトゥリアン:バレエ音楽「ガイーヌ」~“剣の舞”
・チャイコフスキー:組曲「くるみ割り人形」~“花のワルツ”
・バーンスタイン:ミュージカル「ウエストサイド物語」~“シンフォニック・ダンス”
・コープランド:バレエ組曲「アパラチアの春」~“シンプル・ギフト”(アンコール)
・外山雄三:管弦楽のためのラプソディ~八木節
◎大植監督&大阪フィルによる恒例の「青少年コンサート」。会場の客席は、ほとんど小中高生のブラバン学生で溢れていますが、自分のような“オトナ”も混じっていたり…。毎年、テーマを設けている同コンサートですが、今年は「シンフォニック・ダンス!」ということで、舞踏音楽が紹介されました。なかでも、やはりメインは最後に演奏されたバーンスタインの「ウエストサイド物語」ですが、バーンスタインの愛弟子であった大植監督のテンションは高揚するばかり。今回は会場の聴衆とともに冒頭で“指パッチン(?)”など参加。“マンボ”で「マンボッ!」の掛け声はオケ楽員のみでしたが…。また、前半最後に演奏されたピアソラのバンドネオン協奏曲では、昨年、世界的なバンドネオンのコンクールで邦人初・史上最年少で2位入賞の快挙を果たした三浦一馬さんが素晴らしいソロを演奏しました。演奏後のインタビューで、バンドネオンについて少し解説してくれましたが、意外と複雑な構造になっていることを初めて知りました。ほかにも、後半冒頭に演奏された「剣の舞」では、大阪市内に在学する中高生らによる選抜のシロフォン奏者10名が舞台に立ち大フィルと共演。10台ものシロフォンは非常に迫力があり圧巻。しかも、みんな上手い!因みに、そのうち1名は我が可愛い後輩が出演していました…(^^)そして、最後はアンコールにコープランドの「アパラチアの春」~シンプル・ギフトと、お馴染みの八木節!八木節では会場全員総立ちになって非常に盛り上がりました。演奏会の模様は、今回もBKが収録しており、後日放映される予定。
| このブログのURL
|この記事のURL