
清水寺から東に向かって、東山連峰の峰の一つに、花山天文台があります。
正しくは「京都大学大学院理学研究科附属花山天文台」です。
昭和4年に設立されて、77年に及ぶ日本有数の歴史ある天文台。
山科のわしの住まいから、輝く銀のドームが見えて、ずっと中に入ってみたいと思っていたのですが
ついにこの5月27日、「第一回天体観望会」が開かれ、往復はがきで応募した抽選に当選して、参加することが出来ました。

地下鉄蹴上駅に夜7時に集合し、ミニバスに分乗して、東山ドライブウェイ経由で、山の上に到着。
あいにく空は一面の雲で、星を見ることは出来ませんが、憧れのドームを前にして胸が高鳴ります。

息子もわくわくして、歴史のしみこんだ階段を駆け上がっていきました。

おお、これが45センチ屈折望遠鏡です!
レンズはツァイス製。もともとは30センチのものだったそうで、ドームもそれにあわせて設計されているため、まっすぐ焦点をあわせるだけの容積がなく、二つ折りの形にしてあって、接眼レンズは対物レンズのすぐ近くにあります。そのため、覗くためには望遠鏡の傍らに、エレベーターがありました。乗せて貰いましたが、これが、フォークリフトを大きくしたようなもので、揺れてスリル満点(苦笑)

曇天で星は望めなかったものの、ドームの旋回、開閉の実演もしてくださり、
「おお、動くぞ!かっこいい~~」と喝采しました(^^)

そして、ドームの外周にあるベランダから見た夜景の素晴らしかったこと。
写真で見えるドームは、別館18センチ太陽Hα望遠鏡ドームで、その向こうに京都の市街の輝きがあります。
望遠鏡見学の後、小さな教室でスライド・ムービーを上映しながらの講演を拝聴しました。
講師の台長、案内の大学院生さんたち、皆笑顔で素人の我らを歓待してくださり、楽しい時間でした。
わしとしては、宮澤賢治の「銀河鉄道の夜」のような雰囲気を味わわせてもらった気分で、大満足です。
設立当時は理想の観測環境だった花山天文台も、いまは溢れる街明かりで夜の観測はあまりできず、太陽活動の観測に重点を置くと共に、学生の実習教育に力を入れているそうです。惑星などの観測は、昭和43年に設立された飛騨天文台に主役を譲りましたが、そこで集めたデータや、人工衛星からのデータなどは、花山天文台が集積、解析しているとか。
天体観望会は今回が初めてだったようです。わしが参加したのはどうも「ファミリーコース」だったらしく、家族連ればかり数組、15人程度でしたが、その次の集団(嫁さんによれば男性ばかりだったようで、「天文オタクコース」か?・笑)も来ていました。
そしてこれからも、こうして一般市民を対象にしたイベントを開くと聞きました。
次回は8月5日を予定しているとのこと。また、9月末にはより参加しやすい「一般公開」を行うとのことです。
















































