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2005年10月19日

将軍塚から京都を見下ろす

よく晴れていたので、急に思い立って、東山ドライブウェイを車で駆け上がり、将軍塚に行って、京都を眺望してみました。
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三条蹴上と、五条坂を繋いで、東山の山中を走るドライブウェイのハイライトは、東山連峰の頂上からの大パノラマ。ここからは、京都を眼下に一望できるのです。
「東山山頂公園」の展望台からは無料で見ることが出来るし、ここは夜景見物の名所ですな。
そのすぐ近くにある「青蓮院門跡別院 将軍塚大日堂」にはもっと立派な展望台が二つもあって、眺望はこちらのほうが優れています。ただし、ここは拝観料500円を払う必要があるし、普通は昼間しか開いていません。
しかし、このところ春秋の桜・紅葉の季節には夜間拝観を行うらしく、今年も10月28日から12月4日まで
「第8回 将軍塚 夜の特別拝観」を、午後5時から9時30分(受付は9時終了)まで行うそうです。

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それにしても、こうして見下ろすと、京都市内はほとんどビルばかりとなって、町家の屋根などはまったく判別できません。緑地も、船岡山とか双ヶ丘、吉田山や糺の森とかに限られることがよくわかります。
そんな中、ずば抜けて緑の量が多い御所の存在は、やはり京都にとって大きいなあと、改めて思いました。

このblogでは、あまり横に大きな写真を直接載せることが出来ません。ポップアップにすればいいのだけれど、あえて、こんな風にしてみました(笑)↓
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2005年10月17日

秋のひそやかな足音

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大乗寺からの帰り道、石段を歩いていると、かろん、ころん、と何かが石に跳ね返る音がする。振り仰ぐと、楓と竹の葉の緑がまぶしい。

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音は、このどんぐりの実が、参道に落ちる響きだった。さざ波のような葉ずれのなかで、竪琴をはじくような、澄んだ軽い残響を残して心地よかった。

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旧東海道の坂道を下れば、田圃の畦道の面影を残す山科の隘路に、秋の祭礼ののぼりがはためく。

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我が家の近くまで戻ったとき、路傍の田畑のふちに、コスモスが高く胸を張るように咲いていた。


2005年10月17日

塔下秋明

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松風さんの「京・壷螺暮」で、秋明菊(貴船菊)が法観寺(八坂の塔)の境内に咲いていると知り、訪ねてみました。
確かに、塔の真下で、清明な花が秋風に揺れて、爽やかに佇んでいました。

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見上げると、幾多の災火に遭いながら白鳳の様式を伝える五重塔は、秋天に揺るぎなく聳えています。

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残念ながら、わしの腕ではあまり花の美しさは捉えられていません。
それでも、コスモスに似て洒落ていながら、塔の雰囲気によく似合う古雅な風情も併せ持った花のようです。

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塔の西側に続く石畳の通りは、わしの好きな道の一つです。デジカメの電池が切れ、塔のすぐ下にあったタバコ屋さんで補充。応対してくれたご老人の、のんびりして物柔らかな様子が「よき京都」の象徴みたいで嬉しく、ついつい、関東弁(風)で観光客になりきったわしでした(笑)

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ここには、「塔下(とうのした)商店街」があって、なかなか活気もあるのですが、それだけに商用車がひっきりなしに通るので、要注意。


秋明菊について
この花については「京都 花の道をあるく」(松本章男著 集英社新書)で知った。
中国からはるか昔に渡来した帰化植物だそうだ。山東省などで漏蘆(ろうろ)と呼ばれた草花で、別名を秋牡丹。
菊科の植物ではなく、キンポウゲ科アネモネ属の多年草とのこと。平安時代にはクロクサと和名が当てられ、貴船神社あたりに自生するようになったものを「貴船菊」と呼ぶようになり、さらに伊勢では「秋明菊」と呼ぶようになったという。どちらの名前も文献に出てくるのは江戸時代以降らしい。
八重咲きと一重咲きがあり、薄紅か薄紫色で、一重咲きに白の花もある。園芸品種として花屋で入手も出来る。
貴船神社周辺に在った八重薄紅の野生株は、乱獲されて、もう見ることができないというが、西山の善峯寺に自生していたものが、お寺の住職に丹精され、境内を美しく彩ることでしられる。また、京北の周山街道沿いの宗蓮寺でも、同様に住職が熱心に植栽して、見事な群落が見られるという。

2005年10月14日

山科大乗寺・名残の酔芙蓉

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ずっと行こうと思っていた大乗寺に、やっと足を運べたのは10月12日の朝。
法華宗大乗寺は京都市山科区北花山大峰町にあり、HPはこちら
ちなみに兵庫県但馬には同じ名前で、円山応挙の絵を所蔵している有名な寺があり、わしも以前紹介したが、山科の大乗寺は、酔芙蓉で知られる小さなお寺である。

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山科区北花山、というところまではわしの住所と同じである。歩いて30分ほどで到着。午前10時、まだ朝日と言っていい陽射しの中、門前の酔芙蓉も輝いていた。

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しかし、もう、花の盛りは過ぎて、わしのほか人影はない。

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地植えのほか、鉢も並んでいて、丈高く伸びた枝葉が、山際の細長い境内を埋め尽くしている。

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数は少なくなっていたが、この日は青空が澄んで、蒼穹を背にした花は輝くばかりに美しかった。

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そして、奇跡の様に黒いアゲハ蝶が舞い来たって、わしは夢中でデジカメのシャッターを押し続けたのである。

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☆同じ日(多分^^;)の大乗寺を紹介されているpiitaさんの「京都あちらこちら」にトラックバックさせていただきました。

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