この4月から東京で暮らす娘は、2年間の寮生活を終え、友達と自炊生活を始めています。
私のブログの料理が、しっかり役立ち始めているわけです。
買い物に行っても、安いものにまず目が行くそうです。分かる気がします。一概に値段で品物の良し悪しが決まるわけではありませんが、やはり限界もあります。
特別に贅沢をしないまでも、安くて美味しくありたいというのは、誰もが望む所でしょうか。
そんなわけで、近頃私自身の料理も、素材探しから始めています。
今日のパスタは、蟹がメインです。
蟹と言うと、なかなか手が出ません。半ば諦めの境地になります。美味しそうなタラバを見ると、ガブッと・・TVのコマーシャルで見るような、あんな事をしたいという衝動に駆られます。
北海道まで行く気になって見れば、安いものですが、そんなことを言ったら、夢のまた夢で、食べられないと決めなくてはなりません。それじゃーチト悲しいです。
手ごろな値段で買えて、それなりの満足感を得るのに渡り蟹はとってもいいです。小さくても味は絶品です。
身をほぐす手間だけです。
今や『簡単』という言葉に弱くなっています。何でもチンして食べられる世の中です。価値観の違いもあるので否定はしませんし、一生懸命働いて安定した生活は、誰しも求めるところです。でもね、疲れて帰ってレンジでチンの食事や、それが、明らかに手抜きをしているという自覚のもとに成り立っているとすれば、『排除』する考え方になってしまっていると思います。プラス思考にはなり得ません。ぎすぎすするのは嫌です。
私の母の時代は、女性が外で働き始める直前の頃でした。
働く場所のない時代でしたから、生活の切り詰め方が今とは全く違います。余暇といっても、お金を使わない楽しみ方でした。使えるものはとことん使い切る生活。あるのは時間です。『貧乏暇なし』という言葉がありますが、貧乏人は何でも作り出し、何でもします。そのために時間を使うので暇がなく、毎日が忙しいのです。節約の達人で、筋金入りです。
なんて、昔のことを語っても今や、化石のようになるだけですね。
合理的な方向へ私が傾くとしても、『貧乏暇なし』の路線です。そして、豊かさを勝ち得ます。
限り有るものの範囲内で、自分が出来る事を探すことにもっと努力したいです。
お金の事は、夫にお任せします。
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渡り蟹の話に戻しましょう。
渡り蟹の肩の部分にはぎっしり身が詰まっています。この部分から身をかき出して、オリーブオイルで炒めたものをパスタにのせて、頂きます。
蟹を軽く蒸して、直ぐに身をかき出すと、意外に綺麗に取れるものです。先がVの字になった細長いスプーンを使用するといいと思います。
【画像でオレンジ色は、卵です。】
オリーブオイルで鷹の爪をしばらくローストして辛味を移してから、にんにくと一緒に軽く炒め、茹で汁を少し足してのばします。続けて、パセリを加えてパスタにのせるだけです。味を見て、塩・胡椒し、好みでパルメザンチーズなどをかけて出来上がりです。
蛇足ですが、身を取り出した殻や小さな足は、多めのオリーブオイルで揚げ、塩をふるだけでビールのおつまみです。この場合、低温で揚げます。そして、揚げた油は『蟹油』として、炒め物に使うとよろしいです。
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