一般のお客様が知っておいても損にはならない?建築用語を、わたくしなりの切り口でご説明します。
基準高(きじゅんだか)建物などの構造物を、計画の高さ(計画高)で仕上げるための基準となる高さのこと。
現場では、水(みず)・レベル(LEVEL)とも呼び、あらゆる場面・工種で確認し基準とします。
建築工事では、構造躯体の建て込みが終わり内部工事に入る際に、壁や柱に基準となる水平の線をしるします。
通常は床の仕上がり高さから、1メートル上に、四方にぐるりと墨糸で墨つけします。
正式には陸墨(ろくずみ)と呼びます。最近では、レベル墨と呼ぶ方が一般的です。
内部工事以降になると、たくさんの業者がその都度、入れ替わり立ち替わり関わります。
全ての業者がこの墨を基準に仕事を進めるため、後で変更することは出来ません。
非常に重要な基準となるので、墨出しと同様に、現場代理人や現場監督などの現場責任者が立ち会い、全責任を持ちます。
関連用語:計画高(けいかくだか)
基準高にはレベルを使います
余計な?コメント前半では、建築工事ならではの陸墨を例に、基準高の話しをしました。
「何で、床の仕上がりから1m高くするの?」
と疑問に思うかたもいらっしゃると思います。
そこで、私なりの答えです。
1.FL±0(床仕上がり)だと、床が出来上がった後では陸墨が見えないので、正しく仕上がっているか、基準高との確認が出来ない。
2.かと言って、天井高やサッシ高などたくさんの墨つけは大変な労力です。線が多いと現場も混乱します。
3.そして、測点をたくさん設けるのは間違いの元です。一本の確かな線を決め、後は変えないという厳格さが、正しい仕上がりを造ります。
4.しかも、陸墨をつける時は床組以前です。レベルの見やすい姿勢とFL+1mの高さが近いため、読み込み誤差が少ないのです。
5.FL+1mは数値的に分かりやすく、室内高さの中間の位置になるので、使い回しがききます。採寸距離が短いので、多少乱暴な計り方をしても許容範囲に納まります。
いかがですか?
って、一般のお客様には、不要な情報でつまらないかな・・・反省(^_^;
でも、日曜大工やハンドメイドが大好きな訪問者も多いと思います。参考にしてください。

今回の写真は、通っているstudioです。
壁がコンクリートの打ちっぱなし仕上げなので、テーマの基準高の他、通り芯の墨が見てとれます。
水平線が基準高で、垂直線が通り芯です。



