ここは、千葉県袖ヶ浦市。
袖ヶ浦フラワーライン(広域農道)と名付けられた道路を走っていて妙な河川を見た。
農業用水の必要な時期だから河川の堰止めはどこにも見られる・・・、が、少し変だ。

場所は、小櫃川に注ぐ松川が袖ヶ浦フラワーラインと交差するあたりです。車を止めて見ると・・・、納得しました。堰止めの構造物はいろいろとありますが、小規模の堰止めに良く使用される形式;ラバーダムでした。



ラバーダムは、やさしく言うと風船を横にして、ふくらませて堰止め、しぼんでそのまま越流させる可動堰で、〔起伏堰〕と分類されています。規模が小さく操作が簡単、農業用の可動堰に多用されています。
その長所は、①引き上げ式に比べて工事費が安価。 ②空気量によって、堰止めの高さを調整できる(農業用揚水に最適)。ただし、短所は、①大規模河川には不向き。 ②流下土砂の多い河川には不向き。
一般的に多いのは引き上げ式堰です。この形式は、止水の安定性、正確な操作性などは抜群なのですが、いかんせん工事費が高い。また、小規模では水位の微調整が難しく、固定的な水位管理となってしまいます(一級河川など大規模は別です)。
本地区のラバーダムは支線排水路合流部の直ぐ下流に立地し、本流松川からの揚水と支流での揚水も出来る形です。本流写真の左側(右岸側)に操作室が設置されています。


<ラバーダムの概要、施工説明などはこちらメーカーに詳しくあります> また、ウィキペディアにも堰の記事がありますので、参考に添付しました。
[編集] 可動堰
門扉などの可動部をもつ堰。固定堰の最大の欠点は、流量を制御できないことにあったが、可動堰は流量を随意に制御し洪水時には水を迅速に流下させることができる。
可動堰は可動部の構造によってさらに起伏堰と引上堰に大別される。
起伏堰(きふくぜき)は、水中の構造物を起てたり倒したりして水を制御する。堰が比較的小規模で、なおかつ制御する水位幅が狭い場合に採用される。鋼鉄製の扉体を操作するものもあるが、耐久性のあるゴム引布などでできた筒型の袋に空気や水を入れて膨らませて水をせき止めるものもある。
後者の方式は、ラバーダムなどと呼ばれ、倒伏の確実性が高いことや動力がわずかで済み、費用がかからないことなどから起伏堰として近年よく採用されている。
引上堰(ひきあげぜき)は、上下に開閉する門扉をもつ。止水が容易で操作の信頼性が高いため、大規模な可動堰のほとんどはこの方式である。























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