海ブドウ:圧縮冷凍 新保存法開発、販路拡大に期待 水産物の新たな保存法開発を通した流通開拓を手掛ける、おさかな企画(大分県、卜部俊郎社長)と水産健児(東京、井之本聡社長)は29日、海ブドウの体積を圧縮・冷凍して保存する「旬眠海ぶどう」を開発した、と発表した。保存可能期間が従来より大幅に伸びるため、輸送環境が改善し、県外への販路拡大が期待できる。沖縄と奄美で製造し、水産健児の販路を利用して全国販売を目指す。
県内では水産物販売のカムエコ(那覇市、屋良修社長)が製造し、同社が8月10日に那覇市安里に開店する店舗「おさかなカフェ」や那覇空港で発売する。
旬眠海ブドウは、1パック10包入り(税込み840円)。包み紙には圧縮冷凍した海ブドウが入っているが、これを水に漬けると解凍前の2~2・5倍の大きさに戻る。技術は、おさかな企画と水産健児が共同で特許申請した。
卜部社長は生の海ブドウは常温で流通・保存するために消費期限が1週間程度と短く、輸送時間がかかる本土向け出荷が進まなかったと説明。今回の開発は輸送条件が不利な離島での海ブドウ生産の振興にもつながると強調し、「新たな産業と雇用の創出につなげたい」と話した。
(琉球新報)
2009年7月30日
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