Jw_cad関連のサイトで、SPEEDについての話がありますね。
公開されているSPEED仕様(PDFファイル)を少し見ましたが
ファイル仕様そのものについての記載はほぼありませんが
データの値[mm]が、小数点以下1桁まで、というところをみて
あぁ、これでは、機械系では使えないなぁ、と。
建築系なら、モノが大きいので それでもいいのだろうけれども。
そういう意味でもあまり、SPEEDフォーマットにさほど
食指が動かなかったりします。
機械系では、パラメトリックというのは もはや当たり前だし。
パラメトリックについては、昔(20年以上前)から
電子カタログ等で いろいろと考えたり実装したり してきています。
うちの「script!」や「script!3D」なんかは、その超簡易版みたいな
ものですが、スクリプトコードがそのまま前面に出ていますが、
実用アプリの場合はそれが裏に隠れて、GUI化され、
データベースと連動したり、というのは、まぁ、当たり前な状態に
なったりするのですが、
機械系ではとくに、自動設計というような考え方が先行していたから
みたいな話もあると思いますが、Jw_cad でも、建具とか、
専用CADでも 似たような機能は昔からありますから、
より、汎用的な記述・表現を出来るようにしているパラメトリックと
いうものへの実現は、そんなに時間が掛かるものでもない、とも
思っていましたけれども。
ISOでは既に、ISO-13584 部品ライブラリ(Parts Library)と
いう規格があって、まぁかなり昔からあるんですが、これを元にした
システム・製品等というのも開発されています。
ISO内で実証実験なども行われています。
現在、どこまで普及しているのかは知りませんけれど。
例えば、
電気電子系のロゼッタネットでは、この Parts Library(そのもの、
かどうかは知りませんが)が 埋め込まれていると聞きます。
こういう規格は
それそのものを実装する製品・ミドルウェアを利用する、という
他に、アイデアやアルゴリズムを利用出来る、というメリットも
あります。
この規格は、STEP(ISO 10303)等とも関連が深いので、
実際、機械系CADでは、かなり浸透していると思います。
そういうのは、それこそ、NIFTY SERVE時代から私は見て
きているので、SPEEDフォーマットに 新しさも魅力も感じない
んですが、策定され公開された以上は、やっぱり、
普及されないと 勿体無いとは 思います。
例えば、PCESフォーマット等は、とても 勿体無いなぁ、
って思ったりします。
使う人が、「DXFでいいじゃん」で 終わってしまい、
CADメーカーも 当初は幾つか実装されたりしましたが
なかなか普及しないために、バージョンアップに従って
どんどん外されてしまった。
ちょっと 寂しかったですね。
SPEEDフォーマットも、「3D-DXFでいいじゃん」とかで
終わってしまっては、やっぱり、寂しいでしょうから
(実際、SPEEDフォーマットを策定・公開してから
結構時間が経っているのに、データがほとんど公開
されていないとか・・・)
普及のために
Jw_cad への実装が行われた、と想像する事も出来るし
実際、Jw_cadユーザーの間で話題にもなっているので
この間に、データ入力だけではなく、データ出力も出来る
ようなソフトを公開するとか、色々なサイトで、
色々なデータが公開されるとか へ発展させるよう
もっていったほうがいいと思います。
SPEEDフォーマットにとって、この1年が勝負の年、
かもしれません。
パラメトリックをすればすぐに分かりますが、
基本形状とパラメータの割り振りとジオメトリックとの関連
だけではなくて、拘束条件なども関連してきますから
CADで図面を描いてデータにして公開、という作業とは
かなり違ってきて、それなりに結構難しかったりします。
まぁ、機械系の場合には、かなりシビアにしないと
いけませんが、建築系の場合にはそこまでシビアで
ある必要もないかもしれませんけれど。しかし、
そういう面で、データ作成が難しくて、データ公開も
遅れたり、延期したり、中止したりする可能性も
あると思うので、より多くの人・団体・会社に データを
作ってもらえるような体制にしたほうがいいと思います。






