bravo!
perfect!
ベネズエラで34年前に創設された、「犯罪から青少年を守り、健全な市民に育成する」「エル・システマ」
音楽と人間教育が相互扶助や社会福祉の物理と調和した教育システムです。
階級(お金持ちと貧しさ)関係なく音楽を幼い頃から学べ、そこで、音楽や楽器を通し「努力」のもと成長していく、若干、いまどきのサクセスストーリー。
音楽を学び、経験していくプログラムには、「音楽を分かち合う」という台詞も出てきましたが、相互扶助の前提を具えており、つまり、オーケストレーションをよりよくするために、個々人が怠けることができない、というか、知らない。また、ベネズエラという国の誇り、それは決して、閉鎖するナショナルなものではなく、普遍へと変容する、化ける、トランスナショナルとでも言える、世界市民を「実現」している一例とも思いました。
ほかにも興味を惹いたのは、関係者の声はもちろんですが、指揮者、ドゥダメルが「銃声のように」という形容をベートーヴェンのNo.3のリハで使っているところ印象深く、ホームのコンサートホールの椅子の色彩。この手があったか、とコンサートホールを思い返しました。
この人たちの前で、社会主義国家ベネズエラの云々という、イデオロギーのアレルギーがあるのなら、もはや、ナンセンスではないでしょうか。資本主義でも社会、共産主義でも、もはや関係なく、指揮者ドゥダメルとシモン・ボリバル・ユース・オーケストラの音楽の弾道は、太陽のように光り輝き、「音楽が世界を変える」のだろうと思います。
そして重要なのが、階級問わないけれど、プログラムに関わる全員が舞台に立てるわけではなく、全国から集う選りすぐりの奏者が世界演奏旅行や、このようなDVDやCDに、それが個人の嗜好品や消費の音楽になるけれど、でも遠く離れた日本で見ることができ、そして、地元ベネズエラで、その他の青少年奏者によっても成立している点、また、創設の目的「犯罪から青少年を守り、健全な市民に育成する」こと。ここが音楽自体の開示、トランスナショナルの本質だとおもい、ドゥダメルの本気を聴くことができたとおもいます。
最後にドゥダメルが、未来を語りました。
その通りだと思いました。
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