東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~
リリー・フランキー

扶桑社 2005-06-28
売り上げランキング : 1974

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
レビュー

リリー・フランキー『東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~』。
両親は別居。ボクはオカンと二人暮し。つましくてもオカンは料理を毎日作り、ぬか漬けが食卓にある生活。
ボクは高校を卒業し、大学進学で上京。
東京での生活と家族を綴った自伝小説。

図書館で予約して5ヶ月でようやく順番が回ってきました。本屋大賞を受賞し、ベストセラーになり、映画化、ドラマ化した原作。
読後感はオカンの愛は温かかった。
温かいから涙が溢れてくる。
だからといって泣けるだけではないものがあった。
それは、読んだ人はこの本を閉じ、自分が育った家庭環境を想いだすから。
ぬか漬けはわたしにとっても母の味。市販のものはどうしても口に合わないことが多い。実家からぬか床を分けてもらい、母の味を再現。子供のころから馴染んだ味は懐かしさがある。ただ、そのぬか床は管理ができない時があり今はない。実家のぬか床は母が他界後も父が管理して生きている。実家で食事する時は必ずそのぬか漬けがある。
また、オカンが病を患い、戸惑うボク。
この感情もよく分る。どこかで受け止めねばならないと思っても現実を見ることができなくて、毎日泣いていた。
前世紀のことなので消化はしている。
誰にでも訪れること。
それが世代的に少し早かった。
本の中でもそのことは触れている。


・・・・空を見上げようかな。
■GOOD JOB!
この記事よいネ!クリック!→