1月12日、マチネでNODAMAP公演「走れメルス 少女の唇からダイナマイト!」を観に行った。ネタバレということで。

「こちら岸」の芙蓉(深津絵里)と久留米のスルメ(中村勘太郎)と「向う岸」の零子(小西真奈美)とメルス・ノメルク(河原雅彦)が合わせ鏡となって不思議な世界を織り成していた。
開演前、昭和のアイドル(近藤真彦、沖田裕之、CCBなど)の曲が流れて、『イルカに乗った少年』が聴こえて来たら開演の合図だった。アイドルのメルスがファンに囲まれて逃げまくる。何の理由づけもなく零子は結婚式当日にメルスと逃亡。芙蓉は「青春歌集」を読みその世界に浸る。スルメは芙蓉に恋心を寄せるが相手にされず。今作品は、夢の遊眠社時代の初期の再演。台詞は早口、場面展開も速い、アレはなんだろうと思ってしまうと、話についていけなくなる。野田の言葉遊び、印象に残ったのをいくつかご紹介。「安寿と厨子王」ならぬ「饅頭と寿司王」(職場でオヤジギャグにはなるのか?)、「キョウダイ」は「兄弟」と「鏡台」に引っ掛け、そして回文。その後も映画「卒業」「メリーポピンズ」の引用、「マツケンサンバ2」も登場。場内は、ときおり爆笑となる。野田秀樹と古田新太の身体演技も、遊眠社時代、体育会演劇と称された時代を思い出す。深津嬢と小西嬢の可憐さと小悪魔的な演技も魅了的だった。こちら岸に向かうとき、零子が戦艦も列挙するシーンはよく覚えたなと感心。「零子」は「0コ(ゼロコ」なのかと思う。「0」は原点だし。話は二転三転し、このような台詞が「メルスはいない」と聞こえてくる。アイドルだったメルスは虚像。今日もテレビを見ながら、「どれが本当なのかな」と思っている。なんの話?まぁいいの。久留米のスルメとメルス・ノメルクに因果関係が判明しお芝居は、意外な幕締めで「SATOU」がこだました。役名をよく読むと分かるかもしれない?ヒントは文中。ともかく入り組んでいて、台詞もリズムのみで意味があったりなかったり、見終えてアレなんだろうと反復するのが、観劇の醍醐味。

劇中使用していた曲が、前日探していた曲だったので、駅に向かって歩いていたのを急遽変更し、タワーレコードクラシックコーナーへ行った。やっぱりありました。ホルスト『組曲<惑星>』。たくさんあって悩む。コレと思う一枚を手に取りレジにてお買い上げ♪しばし、フロアをうろちょろ。武満徹全集、全6巻?コレクターアイテムでしょうか。高橋悠二のCDを視聴。なんかノイズが気になる。伊福部昭の有名な怪獣映画音楽も視聴。頭の中で歌詞が浮かぶ。刷り込まれている「デモテープ?」。さて、そろそろ帰ろうと思ったら、クリスティーナ&ローラが微笑んでいた。足早にエスカレーターで階下へ降りると、赤やオレンジの派手な見慣れた『/04』のパネルが登場。その横には、教授愛用のキーボードが鎮座。手書きの譜面も展示。わぁー嬉しいな♪
太宰の「走れメロス」は戻ってくるのかが、物語重要ポイントだけど、「走れメルス」を観て「惑星」に誘導されて辿り着いたのが、「教授の愛用品」。
わたしにとっては、こういうことはよくあるのです。
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