アンドレイ・クルコフ『ペンギンの憂鬱』読了。
売れない短編小説家ヴィクトルはペンギンのミーシャと暮らしていた。新聞社から追悼記事「十字架」の依頼が来る。十字架の主人公はまだ生きている。いつ掲載するか分からない記事を書き続ける。”ペンギンでないミーシャ”と出会ってから、ミーシャ以外の同居人が出来、さらに奇妙な同居生活が始まる。
小説の舞台は、新生国家ウクライナの首都キエフ。お国柄なのでしょうか、常に食事をして、お茶を飲み、強いアルコールを呑んでいます。寒さに耐えるには自家発電。本好きさんから、春樹作品に雰囲気が似ていると言っているのも頷けます。春樹の小説も現実にはありえない設定や不思議なものがたくさん出てきて、この小説では、ペンギンが違和感なく生活していて、歩く姿や食事する姿が情景として浮かびます。このラストは、春樹作品に通じるものがあります。春樹作品が好きな方には、是非お奨めしたい。
生物のなかでペンギンは子供のころから好き。よく絵を書いていました。動物園や水族館で、ペンギンを見ていると飽きません。ペンギンといえば、寒い地方の生物で食料を求めて、凄く遠い場所まで遊泳するタフな部分もあったりします。また、温かい地方で暮らしている種類もいますね。
ミーシャはどうなのでしょう?タイトルから察する以外なにかあります。


