2011年。
巨大地震、大津波、原発事故と天災、人災と世界史に残るであろう事象の中で生きている。311または3.11と表記されることもある。自然災害を目の当たりにした中、5月に台風が北上している。これ以上災害を増やさないで欲しいと神に懇願。
震災前から原発は少なく自然エネルギーに転化を願っていた。原発を稼働する限り使用済核燃料は増加。はやい話が核のゴミが安全に保管できると思っていなかった。事故が起きれば、大気、土壌、海洋(河川)の汚染と自然は破壊されていくことを認めることはできなかった。震災以降、ある記事にアクセスが集中し戸惑った。あえてリンクはしません。
ブログを開設する動機のひとつが、ある事柄について考えを書ける場所が欲しかった。911の時、憤りを掲示板で吐きだすことを躊躇った。そのころはソーシャルメディアもない。Twitterもしているので思いを書いていないわけではないが、流れてしまう。ブログならサービスが終了しなければ記録できる。
歴史の転換期と感じながら、原子力発電についての本を3冊読んだ。

・武田徹『私たちはこうして「原発大国』を選んだ 増補版「核」論』
原子力発電を知ることができる入門書。政治、経済、文化、事象などの側面から書かれている。また「ハンタイ」と「スイシン」の両方の立場を読むことができる。気になる出来事があれば探究。

・小出裕章『放射能汚染の現実を超えて』
緊急復刊された本。チェリノブイリ原発事故が起きた時のことが克明記されている。ヨーロッパの土壌汚染は記憶にあるが、やはり知らないことが多かった。汚染が心配な人には辛い現実になるが知ることが大切と思う。

・『朝日ジャーナル 原発と人間』
原子力発電に関する著書、歴史などが書かれている。また寄稿文を読むと、共感や感化されることがあった。
坂本龍一が「拝啓、日本国」で寄稿した文章を読むと、環境問題への意識の高さが判る。筋金入りのファンなので、多くのインタビューを読んできたが納得できることが多い。
池澤夏樹も著作へこめた願いと、現実を見つめる姿勢に好感が持てる。エネルギーを題材にした2作品は読んでいて感想は
・風力発電の話 すばらしい新世界
http://greenfieldsgreen.seesaa.net/article/108108798.html
・心が洗われる 『すばらしい新世界』の続編『光の指で触れよ』(ネタばれややあり)
http://greenfieldsgreen.seesaa.net/article/108108820.html

現在の心境は、情報は一つに頼らない。住んでいる場所、環境が違うので意識の違いはある。長いスパンで考えて自分ができることをする。「大切なもの」はなにか、未来について思いを馳せる。しかし息抜きは必要。
ただ、未来に「負の遺産」を残してしまったことは事実。一個人としての無力さを感じる。
原発事故の早い収束を祈ります。

私たちはこうして「原発大国」を選んだ - 増補版「核」論 (中公新書ラクレ)私たちはこうして「原発大国」を選んだ - 増補版「核」論 (中公新書ラクレ)
武田 徹

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放射能汚染の現実を超えて放射能汚染の現実を超えて
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タグ: 武田徹 感覚戯話 小出裕章 坂本龍一 池澤夏樹
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