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2012年01月04日

2011年ベスト本 小説編とノンフィクション編

2011年に読んだ作品数は69作品。
特に3.11以降は本が読めなくなりました。
「小説」と「ノンフィクション」が10作品ずつ選びました。
東日本大震災、原発事故がなければ出版されることがなかった本。
本を読むにも体力がいるし、「言葉」を必要としたけど向き合えない時間があった。
客観的にみれば2011年らしい読書生活。
2012年はもう少し本が読めたらいいな、と思っています。

【小説】
・テッド・チャン『あなたの人生の物語』 
・マーガレット・アトウッド『オリクスとクレイク』 
・ボストン・テラン『音もなく少女は』
・伊藤計劃『ハーモニー』 
・上田早夕里『華竜の宮』 
・ジョナサン・サフラン・フォア『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』
・川上弘美『神様 2011』
・乃南アサ『風紋』
・絲山秋子『末裔』
・タチアナ・ドロネ『サラの鍵』

【ノンフィクション】
・村上春樹『アンダーグランド』
・レイチェル・カーソン『沈黙の春』
・『検証 東電原発トラブル隠し』 (岩波ブックレット) 
・新潟日報社 特別取材班 『原発と地震―柏崎刈羽「震度7」の警告』 
・梨木香歩『水辺にて』
・梨木香歩『不思議な羅針盤』
・坂本龍一他『いまだから読みたい本――3.11後の日本』 
・池澤夏樹『春を恨んだりはしない - 震災をめぐって考えたこと』
・管啓次郎,野崎歓『ろうそくの炎がささやく言葉』
・河北新報社『河北新報のいちばん長い日 震災下の地元紙』


あなたの人生の物語 (ハヤカワ文庫SF) オリクスとクレイク 音もなく少女は (文春文庫) ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)

華竜の宮 (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション) ものすごくうるさくて、ありえないほど近い 神様 2011 風紋〈上〉 (双葉文庫)
末裔 サラの鍵 (新潮クレスト・ブックス) アンダーグラウンド (講談社文庫) 沈黙の春 (新潮文庫)
検証 東電原発トラブル隠し (岩波ブックレット) 原発と地震―柏崎刈羽「震度7」の警告 水辺にて on the water / off the water (ちくま文庫)不思議な羅針盤

いまだから読みたい本――3.11後の日本 春を恨んだりはしない - 震災をめぐって考えたこと ろうそくの炎がささやく言葉 河北新報のいちばん長い日 震災下の地元紙

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2012年01月04日

2011年ベスト本 小説編とノンフィクション編

2011年に読んだ作品数は69作品。
特に3.11以降は本が読めなくなりました。
「小説」と「ノンフィクション」が10作品ずつ選びました。
東日本大震災、原発事故がなければ出版されることがなかった本。
本を読むにも体力がいるし、「言葉」を必要としたけど向き合えない時間があった。
客観的にみれば2011年らしい読書生活。
2012年はもう少し本が読めたらいいな、と思っています。

【小説】
・テッド・チャン『あなたの人生の物語』 
・マーガレット・アトウッド『オリクスとクレイク』 
・ボストン・テラン『音もなく少女は』
・伊藤計劃『ハーモニー』 
・上田早夕里『華竜の宮』 
・ジョナサン・サフラン・フォア『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』
・川上弘美『神様 2011』
・乃南アサ『風紋』
・絲山秋子『末裔』
・タチアナ・ドロネ『サラの鍵』

【ノンフィクション】
・村上春樹『アンダーグランド』
・レイチェル・カーソン『沈黙の春』
・『検証 東電原発トラブル隠し』 (岩波ブックレット) 
・新潟日報社 特別取材班 『原発と地震―柏崎刈羽「震度7」の警告』 
・梨木香歩『水辺にて』
・梨木香歩『不思議な羅針盤』
・坂本龍一他『いまだから読みたい本――3.11後の日本』 
・池澤夏樹『春を恨んだりはしない - 震災をめぐって考えたこと』
・管啓次郎,野崎歓『ろうそくの炎がささやく言葉』
・河北新報社『河北新報のいちばん長い日 震災下の地元紙』


あなたの人生の物語 (ハヤカワ文庫SF) オリクスとクレイク 音もなく少女は (文春文庫) ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)

華竜の宮 (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション) ものすごくうるさくて、ありえないほど近い 神様 2011 風紋〈上〉 (双葉文庫)
末裔 サラの鍵 (新潮クレスト・ブックス) アンダーグラウンド (講談社文庫) 沈黙の春 (新潮文庫)
検証 東電原発トラブル隠し (岩波ブックレット) 原発と地震―柏崎刈羽「震度7」の警告 水辺にて on the water / off the water (ちくま文庫)不思議な羅針盤

いまだから読みたい本――3.11後の日本 春を恨んだりはしない - 震災をめぐって考えたこと ろうそくの炎がささやく言葉 河北新報のいちばん長い日 震災下の地元紙

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2011年11月10日

よろづ春夏冬中(あきないちゅう)

よろづ春夏冬(あきない)中 (文春文庫)よろづ春夏冬(あきない)中 (文春文庫)
(2007/10)
長野 まゆみ

商品詳細を見る


希いを叶える貝殻細工の小箱から……

置き薬屋が残した試供品の酔い止めから……

朝顔市で買った夕顔の鉢植えから……

和泉屋の苺のショートケーキから……

骨董商で見つけた蓋つきの飯茶碗から……

思いがけないことから、彼らの運命は動きはじめる。

或るときは異界と交じり、或るときは時空を超え、妖しく煌く14の極上短編集。
(カバー裏表紙より)



いつもは自分であらすじを書くけど、今回はカバーから引用。

このタイトルと表紙のイラスト、そして面白そうなあらすじに惹かれて、うちの娘が買ってきたのを 借りて読んだ。

「びっくりしたよ。二話目以降はほとんどBLだった!」と、この表紙からは想像できないようなことを娘が言うので、ちょっと身構えつつ。


…うーん。BLっていうか、確かに主人公の少年やら青年やらが思いを寄せたり寄せられたりするのは男ばっかりなんだけど、BLという括りに入れるのも違和感がある。

作者の紡ぐ この世界では、それがごく自然なことのように、同性だからという葛藤も引け目もほとんどなく あっさりと告白がなされ、それがまたあっさりと承諾される。

不思議な話が続くが、これが男女の物語だったら、もしかすると もっと生々しくなって、この硝子細工のように繊細で危うい幻想世界に入りきらなくなるのかもしれない。

…というか、主人公を女の子にしてしまうと、こういう流れにはならないだろうって話もあるので、これはこれで良いのだと思う。



新しい部屋に引っ越した入谷のところに、見知らぬ学生が忘れ物を届けに現れる。

箱の中を覗いてみれば、確かにかつて自分の持ち物だったものばかり。

でも どう考えても、前の部屋に残っているはずのないものばかりだった。(希いはひとつ)



駅の改札口で「十円ちょうだい」と云っている男の子に十円を与えたら、それは夢を買ったことになったらしい。

その日からユキムラの周りで妙なことが起こりはじめる。(飛ぶ男)



美大生の安村は、アパートのドアを描いた絵を買った。

そのドアの ふつうでは出せない特別な白に惹かれたのだ。

絵には鍵が付いていた。

絵の中の郵便受けに書かれた住所を訪ねてみれば、そこには絵と同じドアがあって…(アパートの鍵)




「希いはひとつ」「飛ぶ男」「花のもとにて」「アパートの鍵」「雨過天青」「雨師」が私のお気に入り。

夢と現はいとも容易く入れ替わり、異界と交わり、幽霊に出会い、日付変更線を突き抜けて、読後はなんだかほろ酔い気分である。



「花のもとにて」の中に「アヅナヒ」という古語が出てくる。

意味を調べようと検索したら、日本書紀の記述だった。


神功皇后が忍熊王の叛乱を鎮めようと小竹宮(しののみや)に遷った時、昼が夜のような暗さになり、それが何日も続いた。

皇后は紀直(きのあたい)の祖・豊耳(とよみみ)にこれはどうしたことかと尋ねたが、その時 一人の老人が「伝え聞くところによると、これは阿豆那比(あづなひ)の罪というそうです」と答えた。

皇后がどういう意味かと尋ねると、老人は「二社の祝(はふり)を合葬したのではないでしょうか」と言う。

村人に尋ねさせれば、「小竹宮の祝と天野宮の祝は仲の良い友人だったが、小竹宮の祝は病で死んでしまった。天野宮の祝は嘆き悲しんで、遺体の傍らで自害したので、二人を一緒に葬った。」と答えた。

墓を開くとその通りだったので、二人を別々の棺に納めて別の場所に葬ったところ、日の光が差し、昼夜の区別が戻ったという。



「あづなひの罪」は語義不詳。一般的に同性愛のことと言われているが、実のところははっきりしないらしい。

上の文を読む限りでは、二つの宮の祝(はふり=神官、巫)を合葬したことが何かの障りになったのではないか。



「花のもとにて」の結末を思うと、さりげなく挟まれた「アヅナヒ」という言葉に一層重みが増してくる。





…ところで、「小竹宮」というのは、和歌山県御坊市の小竹八幡神社ではないだろうか。

高校の同級生に小竹八幡神社の宮司さんの息子がいた。

思わぬところで懐かしい名前を発見してびっくり。


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2011年07月19日

チカちゃんは四年生

チカちゃんは四年生 (子どもの文学 5)

那須正幹さんといえば「ズッコケ三人組」シリーズが有名ですが、私が小学生の頃、図書室で何度も借りたのは「チカちゃんは四年生」でした。

残念ながら、ズッコケ三人組のように文庫化もされているミリオンセラーのシリーズとは違って、とっくの昔に絶版になっています。

それを 先日、たまたま古本で見つけて、懐かしくなって購入。

奥付けを見ると1979年6月の11刷。初版は1975年です。

ン十年ぶりに再読してみたら、第四話のオムライスの話以外はほとんど覚えていませんでした。あんなに好きだったのに。

それでいて、読んでいるうちに あの頃の学校の匂いとか空気とかがじわじわと蘇ってきて 郷愁を誘われます。



・ 習字道具を入れた手さげぶくろの底に 白い封筒を見つけたチカ子。

開けてびっくり。なんとそれはラブレターでした。

不細工ではないけど特別美人でもなく、決して目立つタイプではないチカ子が、思いがけずもらったラブレターに虚栄心をくすぐられ、ちょっとだけ自慢してみたくなったのが運のツキ。

こっそり親友に見せれば、「だれなの、こんないたずらしたの。」「なんて言われて、挙句の果ては学級会にかけて犯人を捜そうとまで言われる始末。

差出人の名前のないラブレターをめぐって、四年一組は大騒ぎになります。 (第一話「おかしなラブレター」)



・ 妹のヒトミが犬を飼いたいとごねまくった結果、チカ子の家では犬を飼うことに。

お父さんが知り合いからもらってきた子犬を見て、チカ子は その顔が誰かに似ているような気がします。

よくよく眺めれば、クラスメイトの鈴木サキ子にそっくりではありませんか。

クラス中でいちばん背が高く、言葉遣いもやることも男の子みたいなサキ子は、女子には慕われ男子には一目置かれていましたが、チカ子はどうにも好きになれません。

子犬に「サキ」と名付けたチカ子は、サキ子に言えない分、子犬に説教してささやかな憂さ晴らしをするのでした。

ある日、ヒトミが 今度は子猫を拾ってきて、それ以来鎖で繋がれるようになったサキは、しばらくするといなくなってしまいました。

チカ子がさがしても見つからず、一夜たっても戻って来なかったサキの消息を、チカ子は意外なところで耳にします。 (第二話「のっぽのサキとチビのサキ」)



・ 毎年夏休みには、チカ子は お母さんの故郷の村に二週間くらい遊びに行きます。

お母さんの実家は村でただ一軒の散髪屋さんで、おじいちゃんが一人でお店を切り盛りしているのでした。

おばあちゃんが亡くなってからは、お母さんの妹のタエ子おばちゃんが家事をしています。

おじいちゃんの家の隣には、チカ子より二つ年上のユキエという女の子がいて、夏休みはいつも一緒に遊びます。

ユキエの兄のカズヒロさんも、去年までは時々二人に付き合ってくれたのに、今年は人が変わってしまったように いつも不機嫌で、細かいことで怒ってばかり。

大学受験に失敗して浪人しているのが原因らしいのです。

ある日、カズにいさんが一緒に行ってくれないと言うので、チカ子とユキエは二人っきりでカンムリ山の向こうの谷までクワガタを捕りに出かけるのですが… (第三話「子おいひも」)



・ 十二月四日はチカ子の誕生日。

毎年 家に友だちを招いて誕生会をするのですが、今年は その準備をチカ子が一人ですることにしました。

最近アルバイトを始めたお母さんに代わって 家事をするようになったチカ子は、料理の腕もめきめきと上達してきたのです。

そんなチカ子の一番の得意料理がオムライスで、家中で大評判だったため、誕生会にはみんなにオムライスを食べてもらうことにしました。 (第四話「チカ子のオムライス」)





第一話を読んだ うちの娘が「チカちゃんがかわいそう!」と憤慨してましたが、確かに。

なーんか、小四にして女の子のドロドロとした嫌ぁな部分丸出しのクラスメイトにはむかっ腹が立つし、男子は男子でデリカシーのなさとバカ丸出しの幼稚な態度にイラッとくるしね。

でも、このお話は結末が良いんです。




第二話は ヒトミの身勝手さと それをちゃんと叱らないどころか助長するような 両親のぬるい態度がまた腹立たしいお話でした。

子ども特有の気まぐれで残酷な一面をヒトミが体現していて、それを見ていたチカ子が、元は犬嫌いで飼うのを反対していたにも関わらず サキに同情的になり、ヒトミが放り出してしまったサキの世話を代わりにするようになります。

苦手なクラスメイトのサキ子と、サキ子によく似た子犬のサキと。

のっぽのサキとちびのサキを繋ぐものは、チカ子の「顔が似てる」という印象だけだったはずが、いつの間にやらチカ子という枠を飛び出して不思議な縁で繋がってしまったようです。

子ども心に、魔法にかけられたような不思議な気がする結末でした。




第三話を読んでいるうち、あの頃の男の人はたいてい煙草を吸ってたなぁと、バスにも電車にも灰皿が備え付けられていたのを思い出しました。

このお話のカズヒロさん、去年高三だったってことは今も当然未成年。

なのに妹に煙草を買いに行かせて、勉強部屋で煙草吸ってても家族の誰もつっこまないところに時代を感じるというか。

世間的に 高校卒業したら煙草オッケーな風潮だったんだろうか?今では考えられないけど。

受験に失敗してすっかりやさぐれて、周りの人間からしたら鬱陶しいことこの上なかったダメ男が、最後に やる時はやるんだというところを見せてくれました。


「赤チン」って、今の子どもには何のことだかわからないだろうなぁ。



子どもの頃、私がいちばん好きだったのが第四話。

お母さんにおかずを何にしようか相談されたり、献立を考えて適当に材料を買ってきてと頼まれるチカ子が ちょっと羨ましくて。

そうか。四年生にもなるとお料理くらい一人で出来ないとダメなのかと、チカ子と同じようにオムライスに挑戦してみたりしました。

そうするとこれが意外と簡単に出来たりして。


チカ子の誕生会はちょっと意外な展開になりますが、それも子どもの私には目からウロコの発見でした。

さすがに、オムライスにお醤油をかける人には未だに会ったことありませんが(笑)



全四話、小学四年生の女の子の微妙な心の揺れを捉えたエピソードに、当時の私はとても共感し、繰り返し読んではチカ子と一緒に喜んだり怒ったり悲しんだりしたのでした。



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2011年05月01日

2011年3月と4月に読んだ本

3月は震災もあり殆ど本が読めなかった。
4月は少しずつ読書ペースを回復。
読了本を見直すと、自然に関する洞察と「体感する本」がやや多い。
お薦めはレイチェル・カーソン『沈黙の春』、梨木香歩『水辺にて』、伊藤計劃『ハーモニー』。

2011年3月読了
読んだ本の数:1冊
読んだページ数:448ページ

■ポリティコン 上 桐野夏生
混沌としている。下巻へ。

2011年4月読了
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:2034ページ

■東電OL殺人事件 (新潮文庫) 佐野眞一
ノンフィクションというより仮説。東日本大震災以降に読むとすべて霞む。またベストセラー小説の主人公と照らし合わすのは著者に失礼。

■エルニーニョ (100周年書き下ろし) 中島京子

■沈黙の春 (新潮文庫) レイチェル・カーソン 
東日本大震災後に読了。化学物質による人体、生物への影響を書いた50年以上前の著書。時代は変われど、現代にも通じるテーマ。

■TYOゴシック (モンキーブックス) 古川日出男 
古川節、炸裂。痺れる。

■水辺にて on the water / off the water (ちくま文庫) 梨木香歩 
心に沁みとおる文章。自然を守りたいという気持ちが強くなる2011年春。

■ハーモニー (ハヤカワ文庫JA) 伊藤計劃 
フィリップ・K・ディック特別賞受賞、第30回日本SF大賞受賞、「ベストSF2009」第1位、第40回星雲賞日本長編部門受賞作。311後に読み終えた。「生と死」「幸せ」に自問自答を繰り返す。普遍性と哲学的な作品。

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2011年05月01日

2011年3月と4月に読んだ本

3月は震災もあり殆ど本が読めなかった。
4月は少しずつ読書ペースを回復。
読了本を見直すと、自然に関する洞察と「体感する本」がやや多い。
お薦めはレイチェル・カーソン『沈黙の春』、梨木香歩『水辺にて』、伊藤計劃『ハーモニー』。

2011年3月読了
読んだ本の数:1冊
読んだページ数:448ページ

■ポリティコン 上 桐野夏生
混沌としている。下巻へ。

2011年4月読了
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:2034ページ

■東電OL殺人事件 (新潮文庫) 佐野眞一
ノンフィクションというより仮説。東日本大震災以降に読むとすべて霞む。またベストセラー小説の主人公と照らし合わすのは著者に失礼。

■エルニーニョ (100周年書き下ろし) 中島京子

■沈黙の春 (新潮文庫) レイチェル・カーソン 
東日本大震災後に読了。化学物質による人体、生物への影響を書いた50年以上前の著書。時代は変われど、現代にも通じるテーマ。

■TYOゴシック (モンキーブックス) 古川日出男 
古川節、炸裂。痺れる。

■水辺にて on the water / off the water (ちくま文庫) 梨木香歩 
心に沁みとおる文章。自然を守りたいという気持ちが強くなる2011年春。

■ハーモニー (ハヤカワ文庫JA) 伊藤計劃 
フィリップ・K・ディック特別賞受賞、第30回日本SF大賞受賞、「ベストSF2009」第1位、第40回星雲賞日本長編部門受賞作。311後に読み終えた。「生と死」「幸せ」に自問自答を繰り返す。普遍性と哲学的な作品。

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