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2010年01月31日

「ポプラの秋」湯本香樹実

ポプラの秋 (新潮文庫)
ポプラの秋 (新潮文庫)
  • 発売元: 新潮社
  • 価格: ¥ 420
  • 発売日: 1997/06
  • 売上ランキング: 116337
  • おすすめ度 4.5


「夏の庭」を読んで以来の湯本さん。「ポプラの秋」なので、秋に読み、
感想をなかなか書けずに冬になってしまいましたが。
短いお話だったにもかかわらず、読んでだいぶ経ちますが、
私の中に何かが残っている、そんな作品でした。

「夏の庭」といい、湯本さんは魅力的な老人を描かせたら、素晴らしいですね。

2010年01月31日

「お菓子と麦酒」

つまりいかなる感情も、いかなる悩みも、それを小説の主題に使ったり、随筆評論の添え物として使って、白紙に書きおろしてしまえば、すっかり忘れ去ることができるのだ。作家こそ唯一の自由人といえよう。

「お菓子と麦酒」サマセット・モーム著(角川文庫)  ISBN: 9784042973010

著名な作家、亡きドリッフィールドの伝記を書こうとしている友人から、無名時代のエピソードを提供するよう求められた主人公が、ひとり回想する若き日のドリッフィールドとその妻。

SNS読書会の課題本として読んだ。中盤までは、ちょっと寂聴さんが書く文壇裏話のよう。発表されたのが1930年だから、小説のなかの回想シーンは19世紀末あたりのイギリスか。当時の作家たちが名をなしていくプロセスや、彼らを取り巻く文人好きの貴族らの生態が、生き生きと、ときに俗っぽく、少し斜に構えた感じで描かれる。もっとも私は、当時の作家とか小説とかの知識を持ち合わせないので、どうもピンとこないなー、と感じていた。

しかし残り3分の1ぐらいになって、ぐんぐん弾みがついて引き込まれるた。特に文豪の妻、ロウジーの人物像がとても魅力的。罪深いけど決して憎めず、ふるまいは軽薄だけど実は深い思いを秘めている。そんなロウジーの真実を主人公だけが知っていて、読者にだけ一端を打ち明けましょう、というかのような、内緒話感覚の筆致が面白い。
生まれ育ちとか、教養とか、道徳観念とか。人が他人の「上等かそうでないか」を見分ける基準というのは、どういう人物と付き合うか、ひいては日々のありようを規定しかねない。でも、実はそのモノサシは見方によって随分違ってくるものだ。

終盤に主人公は、そういう複雑な人生のありようを文字にしないではいられない作家という人種の性を吐露する。真実の口当たりはほろ苦い。でも、どこか軽やかなで甘酸っぱい後味なのだ。厨川圭子訳。(2010・1)

2010年01月29日

「まいにち薔薇いろ 田辺聖子A to Z」

「まいにち薔薇いろ 田辺聖子A to Z」
125p集英社

辺聖子全集のブックガイド。

図書館で 「薔薇いろ」の言葉で、つい手に取った。
この人の本は もしかしたら、読んだことがないかもしれない。源氏くらいかな?

ちょっと 読みたくなったが すごい量なので@@

2010年01月29日

「秘密とウソと報道」日垣 隆

「秘密とウソと報道」日垣 隆
205p幻冬舎

目次
第1章 「正義」のイヤらしさ
第2章 他人の秘密は蜜の味
第3章 スクープかフェアネスか
第4章 奈良少年調書漏洩事件
第5章 「週刊新潮」大誤報事件
第6章 この世はウソの地雷原
第7章 足利事件─誰が捏造したのか
第8章 名誉毀損─高騰して何が悪い
第9章 リスクとチャレンジと謝罪
第10章 有料ジャーナリズムの終焉?

最近の話も こんなの 読んでたら 何を 信じたら良いか考えちゃう。
でも 真実は 知りたい。

2010年01月29日

「向田邦子 暮しの愉しみ」向田邦子 向田和子

「向田邦子 暮しの愉しみ」向田邦子 向田和子
143p新潮社

目次
第1章 台所の匂い
第2章 食いしん坊の器えらび
第3章 お気に入りにかこまれて
第4章 思い出さがし、想い出づくり
第5章 その素顔と横顔

久しぶりの向田邦子本。

持ってるものが、良いわぁ。
食器も アクセサリも いいわ〜。

2010年01月29日

「流星ワゴン」重松 清

「流星ワゴン」重松 清
477p講談社

38歳、秋。ある日、僕と同い歳の父親に出逢った。

なんか 泣けちゃうな。

2010年01月29日

「赤い指」東野圭吾

「赤い指」東野圭吾
270p講談社

身内の起こした殺人事件に直面した家族の、醜く、愚かな嘘に練馬署の名刑事、加賀恭一郎が立ち向かう。


息子の直己のことが、すごく気になる。
そこんところが、なんか もうひとつだったわ。

2010年01月28日

直木三十五「ロボットとベッドの重量」★★★☆☆

青空文庫

レトロフューチャーな小説は大好き。
直木三十五を初めて読んだ。

2010年01月28日

「犬はいつも足元にいて」大森兄弟

犬はいつも足元にいて
犬はいつも足元にいて
  • 発売元: 河出書房新社
  • 価格: ¥ 1,260
  • 発売日: 2009/11/07
  • 売上ランキング: 101746
  • おすすめ度 1.5


芥川賞候補になるまで知らなかった本なのですが。
兄弟で書いているという珍しさもあり、もちろん犬好きとしては、
このタイトルもこの表紙も読まずにはいられず、手に取りました。

どんなつらいときでも犬がいてくれる、的なほのぼのストーリーを
つい思い描いてしまって、読んですぐ後悔。あああ犬が、犬が・・・。

とりあえず犬好きには薦めません。犬に対する愛が感じられない。
犬を、なんか、道具みたいに書いちゃってる感じ。
でも、全体的にとても無機質な小説で、あまり人が生きてるという感じがしなくて、
それがものすごく怖い小説だった。

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