第10回吉川英治文学新人賞受賞。
この本が文庫で出始めた頃、どの本屋さんに行っても山のように平積みされていたのを覚えています。
それを見た私は何故だか天邪鬼になり、「今のこのブームには乗らないぞ」みたいな気持ちで素通りしていました。
今読み終わってみると、流行っていた理由も納得の面白さでした。
父が書いた手記には、息子の誘拐事件の詳細が書かれていた。
当時の被害者である息子は、父親と同じ会社に就職し、優秀な社員として働いている。
そんなとき、20年前の事件の身代金、当時の価値で5000万円分の金の延べ棒が発見される。
スピード感があり、とても読みやすかったです。
完全犯罪をしようとする犯人が、慎重に事件を進めていく様子がワクワクします。
今から20年前に発売されたので、コンピューター関係の内容に古さを感じますが、かえって今読んだから理解が出来る部分もあるかもしれません。
少なくとも、当時私がこれを読んでもチンプンカンプンだったかも。
末期ガンに冒された男が、病床で綴った手記を遺して生涯を終えた。そこには8年前、息子をさらわれた時の記憶が書かれていた。そして12年後、かつての事件に端を発する新たな誘拐が行われる。その犯行はコンピュータによって制御され、前代未聞の完全犯罪が幕を開ける。
この本が文庫で出始めた頃、どの本屋さんに行っても山のように平積みされていたのを覚えています。
それを見た私は何故だか天邪鬼になり、「今のこのブームには乗らないぞ」みたいな気持ちで素通りしていました。
今読み終わってみると、流行っていた理由も納得の面白さでした。
父が書いた手記には、息子の誘拐事件の詳細が書かれていた。
当時の被害者である息子は、父親と同じ会社に就職し、優秀な社員として働いている。
そんなとき、20年前の事件の身代金、当時の価値で5000万円分の金の延べ棒が発見される。
スピード感があり、とても読みやすかったです。
完全犯罪をしようとする犯人が、慎重に事件を進めていく様子がワクワクします。
今から20年前に発売されたので、コンピューター関係の内容に古さを感じますが、かえって今読んだから理解が出来る部分もあるかもしれません。
少なくとも、当時私がこれを読んでもチンプンカンプンだったかも。
2008年10月31日
2008年10月のマイ・ベスト本
2008年10月31日
2008年10月の読書メーター
今月は趣味の読書というよりも、ちょっと調べもののために読んだ本のほうが多かったかも。
読んだ本の数:26冊
読んだページ数:6011ページ
ヴァン・ショーをあなたに (創元クライム・クラブ)
料理は美味しそう。小説としては悪くないけどコクが足りない。
読了日:10月31日 著者:近藤 史恵
水滸伝〈2〉替天の章 (集英社文庫)
読了日:10月26日 著者:北方 謙三
なんたってモーツァルト
読了日:10月26日 著者:砂川 しげひさ
神秘のモーツァルト
読了日:10月26日 著者:フィリップ ソレルス
I LOVE モーツァルト
読了日:10月26日 著者:石田 衣良,「熱狂の日」音楽祭
モーツァルトを聴く (岩波新書 黄版 244)
読了日:10月26日 著者:海老澤 敏
日経ビジネス Associe (アソシエ) 2008年 11/4号 [雑誌]
読了日:10月23日 著者:
THE 21 (ざ・にじゅういち) 2008年 11月号 [雑誌]
読了日:10月23日 著者:
PRESIDENT (プレジデント) 2008年 11/3号 [雑誌]
読了日:10月23日 著者:
センセイの鞄
わー。こういう結末なんだ……。
読了日:10月22日 著者:川上 弘美
基本音楽史
読了日:10月22日 著者:千蔵 八郎
恋愛哲学者モーツァルト (新潮選書)
読了日:10月22日 著者:岡田 暁生
西洋音楽史入門 (1974年)
読了日:10月21日 著者:福田 昌作
モーツァルトの名曲 (図解雑学)
読了日:10月20日 著者:海老澤 敏
脳男
映画「セブン」を彷彿とさせる、ような気がする
読了日:10月14日 著者:首藤 瓜於
農場の少年 講談社文庫
やっぱり旧訳がよかった
読了日:10月13日 著者:ローラ・インガルス・ワイルダー
大きな森の小さな家 講談社文庫
やっぱり旧訳がよかった
読了日:10月12日 著者:ローラ・インガルス・ワイルダー
当マイクロフォン
やや感傷的だけど面白い
読了日:10月12日 著者:三田 完
ばかもの
メタメタな部分と前向きな部分が合体。「想像上の人物」って何だ。
読了日:10月11日 著者:絲山 秋子
青いバラ
前置きが長すぎる
読了日:10月10日 著者:最相 葉月
蟋蟀
不得手分野
読了日:10月10日 著者:栗田 有起
対論 たかが信長されど信長
マニアック……
読了日:10月10日 著者:遠藤 周作
水滸伝〈1〉 曙光の章 (集英社文庫)
ようやく着手
読了日:10月08日 著者:北方 謙三
比叡
素材が生っぽい
読了日:10月05日 著者:瀬戸内 晴美
花伽藍
号泣
読了日:10月04日 著者:中山 可穂
ほぼ日手帳公式ガイドブック あなたといっしょに、手帳が育つ。
手帳フェチにはたまらない
読了日:10月01日 著者:

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読んだ本の数:26冊
読んだページ数:6011ページ
ヴァン・ショーをあなたに (創元クライム・クラブ)料理は美味しそう。小説としては悪くないけどコクが足りない。
読了日:10月31日 著者:近藤 史恵
水滸伝〈2〉替天の章 (集英社文庫) 読了日:10月26日 著者:北方 謙三
なんたってモーツァルト読了日:10月26日 著者:砂川 しげひさ
神秘のモーツァルト読了日:10月26日 著者:フィリップ ソレルス
I LOVE モーツァルト読了日:10月26日 著者:石田 衣良,「熱狂の日」音楽祭
モーツァルトを聴く (岩波新書 黄版 244)読了日:10月26日 著者:海老澤 敏
日経ビジネス Associe (アソシエ) 2008年 11/4号 [雑誌]読了日:10月23日 著者:
THE 21 (ざ・にじゅういち) 2008年 11月号 [雑誌]読了日:10月23日 著者:
PRESIDENT (プレジデント) 2008年 11/3号 [雑誌]読了日:10月23日 著者:
センセイの鞄わー。こういう結末なんだ……。
読了日:10月22日 著者:川上 弘美
基本音楽史読了日:10月22日 著者:千蔵 八郎
恋愛哲学者モーツァルト (新潮選書)読了日:10月22日 著者:岡田 暁生
西洋音楽史入門 (1974年)読了日:10月21日 著者:福田 昌作
モーツァルトの名曲 (図解雑学)読了日:10月20日 著者:海老澤 敏
脳男映画「セブン」を彷彿とさせる、ような気がする
読了日:10月14日 著者:首藤 瓜於
農場の少年 講談社文庫やっぱり旧訳がよかった
読了日:10月13日 著者:ローラ・インガルス・ワイルダー
大きな森の小さな家 講談社文庫やっぱり旧訳がよかった
読了日:10月12日 著者:ローラ・インガルス・ワイルダー
当マイクロフォンやや感傷的だけど面白い
読了日:10月12日 著者:三田 完
ばかものメタメタな部分と前向きな部分が合体。「想像上の人物」って何だ。
読了日:10月11日 著者:絲山 秋子
青いバラ前置きが長すぎる
読了日:10月10日 著者:最相 葉月
蟋蟀不得手分野
読了日:10月10日 著者:栗田 有起
対論 たかが信長されど信長マニアック……
読了日:10月10日 著者:遠藤 周作
水滸伝〈1〉 曙光の章 (集英社文庫)ようやく着手
読了日:10月08日 著者:北方 謙三
比叡素材が生っぽい
読了日:10月05日 著者:瀬戸内 晴美
花伽藍号泣
読了日:10月04日 著者:中山 可穂
ほぼ日手帳公式ガイドブック あなたといっしょに、手帳が育つ。手帳フェチにはたまらない
読了日:10月01日 著者:
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2008年10月30日
「天と地の守り人 第3部」上橋菜穂子
364p偕成社
新ヨゴ皇国を 取り巻く国々との交戦。新ヨゴ皇国は どうなるのか。女用心棒 バルサと チャグム皇太子の話の完結編。
最後の落としどころが、ちょっと不満かも。
登場人物が多すぎるから 仕方ないかな。
2008年10月30日
ピーター・ノースの祝福(渡辺やよい)
「お前が、人生に疲れたとか、もう無理だと思った時には、このボタンを押してくれ」
4年前、そのさらに1年前に脳梗塞で倒れた父が、そういいながら私にリモコンのようなものを差し出した。私は今、そのボタンを押そうかどうしようか迷っている。
5年前に倒れた父は、右半身が動かなくなり、そのまま寝たきりとなっている。一人娘で結婚もしていなかった私は、それから父の看病に明け暮れるようになった。
正直言って、もう介護に疲れてしまったのだった。
まだ私も28歳。やりたいことはないけれど、出来ることはたくさんあると思う。それなのに、父の看病だけで日々が過ぎていってしまうのは、何だか恐ろしいような気がする。だからと言って、じゃあどうしたらいいのかも分からない。そんな時に、父からもらったリモコンのようなものを思い出したのだ。
(押してみようかな)
押したらどうなるのかというのは父には聞いていない。きっと聞いても教えてはくれないだろう。しかし、こんなリモコン一つで一体何になるのだろうか。介護ロボットでも飛んでくるのか?まさかねぇ、なんて思いながら私はリモコンが気になって仕方がなかった。
(まあいいわ。押してみよう)
私は、もしもの時には押すようにと父から言われていたボタンをグイと押し込んだ。
「お前が、人生に疲れたとか、もう無理だと思った時には、このボタンを押してくれ」
そう言って俺は紀子にその装置を渡した。
倒れてから1年。紀子は本当によくやってくれている。かつてはあれほど反抗的で苛立たしかった娘が、まさかここまで懸命に看病してくれるとは思わなかった。その装置を渡したのは、私からのささやかなお礼だと言ってもいいかもしれない。
あれは、私の自殺装置だ。
元々は紀子を殺すために作ったんだったな、と俺は回想する。紀子が大学時代、それは紀子が最も荒れていた時期だったが、本当に手をつけられなかった。様々に問題を起こしてくれて、これはもう親として殺してあげるしかないだろう、と思ったのだった。紀子の食事にカプセルを混ぜ、後はボタンを押すだけ、というところまで言ったが、結局殺すことは出来なかった。そういえば紀子の体内にはまだあのカプセルがあることになるな。
ボタンを押すと、カプセルの中の成分が溶け出して心臓発作を誘発する。そういう仕組みである。解剖さえされなければ医者は病死だと判断するだろう。解剖されてもほとんど見分けられないだろう、とも思っている。自信作だった。
そのカプセルを俺も飲んだ。リモコンでは、設定を俺の方のカプセルに変えてある。後は紀子がボタンを押すだけで俺は死ぬことが出来るだろう。父親の看病から、娘を解放してあげなくてはならない。我慢することはない。すぐ押してくれていいんだよ。
ある日のこと。紀子の高校時代の友人が我が家に遊びに来たことがある。
その日は滅法寒くて、紀子は寒いのは割となんとかなるのだけど、友人はダメだった。友人は手近にあったリモコンを操作してエアコンの設定温度を上げようと思ったのだけど、しかしどうも作動しない。あちこちボタンを押してはみるものの、エアコンの設定は変わらない。イライラしているとちょうど紀子がやってきて、ちゃんとしたエアコンのリモコンを持ってきてくれた。
この時、友人があちこちボタンをいじくったせいで、リモコンの設定が父から紀子へと変わってしまったことは誰も知ることはなかった。
一銃「父からもらった」
そろそろ内容に入ろうと思います。本作は四編の短編が収録された短編集です。
「うん」
僕はるみちゃんのことが大好きだけど、るみちゃんは僕のことが全然好きではない。
るみちゃんは、まだ全然売れていない俳優の智クン(山本智也)が大好きだ。高校時代の同級生らしく、付き合ってるみたいな感じだけど、僕は智クンはたぶんるみちゃんのことは好きじゃないんだろうなと思っている。
るみちゃんは智クンとのデート代を稼ぐためにおっさんと援助交際をしている。それで、彼氏でも何でもない僕ともエッチをする。
るみちゃんが僕のことを好きじゃないことは分かっている。るみちゃんが僕を都合よく利用してることは僕だって分かってる。分かってるんだけど、それでも僕はどうしてもるみちゃんのことが好きで仕方がないんだ…。
「百年の梅干し」
さつきと久々にセックスをしようと思ったら、勃たなかった。まったくどうしようもない。
さつきと知り合って結婚して、それからさつき一筋だ。さつきは何だか変わった女性で、俺がフラれてヤケ酒飲んでる居酒屋で知り合って、そのまま俺がいついてしまったのだ。さつきは月に100本近いAVのレビューを書いているし、エロ漫画の原作とか官能小説のゴーストライターをしたり、本も出したりしている。しかしそんなカタギではない仕事をしているため母との折り合いは悪く、さつきは母に怯えている。
俺の方は、また何だか変なことになっていて、寿退社する職場の女性から誘われたりしている。いかんいかん、と思いながらも、同僚の言葉を思い出したりしてちょっとぐらいいいかなんて思ったりしている。
僕たちには、あずみという名の娘がいた。
「ピーター・ノースの祝福」
オレはヘルパーになろうと思って、老女のオムツを代えている。しかし吐き気がする。やっぱりオレには無理かもしれない。
就職するところまでは順調だった。しかしある日を境に、どうしても職場に行けなくなってしまった。それから、家庭崩壊させるようなことをあれこれやって、結局親に捨てられ、一人引きこもりのような生活を続けてきた。さすがに金がなくなってどうにかしなくちゃって思ってヘルパーの資格を取りにきたのだけど、やっぱりオレには無理だ。
諦めてまたゴミ塗れの家で横になっていると、ヘルパー実習でオレにいろいろ教えてくれた二瓶さんがウチにやってきて、私と結婚してくれない?と言ってきた。
それから僕は二瓶さんと一緒に暮している。
僕は相変わらず部屋に引きこもって何もしない。二瓶さんが一生懸命仕事をして僕を食べさせてくれている。僕がすることといえば、NHKの教育テレビを見続けることと、生意気な猫の世話をすることくらい。
しばらくすると二瓶さんはオレに、お地蔵さんのお参りを頼むようになった。
「虫の子 花の子」
ボクはデブで、昔はそんなこと全然気にならなかったんだけど、最近はダメだ。同じくデブのお母さんを無理矢理引っ張って、学校で一定の体重を超えた子供が行く栄養指導に向かったのだけど、好きなものを好きなだけ食べることが出来るのが人間として幸せなんだと言って譲らない母はさっさとボクを連れて帰ってしまう。
四年生は入学式の際、新入生を案内する係だ。その時、ボクが案内する(はずだった)女の子が、花珠ちゃんだった。
ボクは虫が大好きで、周りの女子からは(男子からも)気持ち悪いって思われてたけど、花珠ちゃんもなんと虫が大好きなんだって知ってボクは嬉しくなった。すっごい高い図鑑に載ってる絵を写してあげたり、いろんな虫の話をしたりしてボクは花珠ちゃんを喜ばせることが出来た。
それからだ。ボクが自分の体型を気にするようになったのは。
この作品、読む前はゲテモノ系かなと思っていたんですけど、予想以上に出来がよくて僕はすごく面白いと思いました。その上で先に書いておきたいことがあるんだけど、この本はいろいろとダメな点があるなと僕は思うわけです。いずれも内容についてではなく、本の外面的なことについてです。
まず表紙がダメです。本作はとんでもない絵が表紙になっているんですけど、別にそのとんでもない絵がダメだと言ってるわけではないんです。その絵も、内容にマッチしていれば僕はいいと思うし、実際僕はこの表紙の絵は結構好きだったりします。
ただ、内容とあまりにもかけ離れているんですね。全体の雰囲気と比べても全然違います。この表紙を見た人は、恐らく僕と同じようにゲテモノ系の作品だと感じることでしょう。そのせいで本作を手に取らない人がたくさん出てきそうな気がします。もっと内容や雰囲気に合う装画には出来なかったのだろうか、と僕は不思議に思います。
次にダメなのが、作品の並べ方ですね。とにかく、「うん」が一番初めに来ているのが僕はダメ過ぎると思います。この作品は、一番初めの「うん」と残りの三つとでは結構印象が違います。正直に言うと、「うん」だけは表紙のイメージとちょっと近い感じがする作品です。
大抵本屋で立ち読みをする人はまず一番初めの作品を読むことでしょう。それで作品全体の傾向を掴もうとするでしょう。でもこの作品は、一番初めの話と残りの三作が結構印象が違う作品なわけです。「うん」を読んで全体の雰囲気を判断されるようなことがあってはいけないと思うんですよね。だから、一番初めには「百年の梅干し」か「ピーター・ノースの祝福」か「虫の子 花の子」のどれかを持ってこなくてはいけなかったと思うんですよね。
最後のダメな点は著者略歴ですね。著者の略歴を全部書くと、
『渡辺やよい 東京都生まれ。早稲田大学在学中に漫画家としてデビュー、「レディコミの女王」の異名をとる。2003年「そしてオレは途方に暮れる」で第2回R-18文学賞読者賞を受賞、作家デビュー』
となるんですけど、その内の『「レディコミの女王」の異名をとる』の部分は絶対にいらないと思うんですよね。だってそんなこと書いたら、この作品もレディコミっぽいんだとイメージをつけてしまうことになりますよね。この作品がレディコミっぽい作品だったらいいんですけど、決してそんなことはないと僕は思うんです。だからこの著者略歴でさらにお客さんを限定しているように僕は思います。
しかしこんなに、内容面ではない部分で目に付く点が多い小説というのは珍しいですね。ちょっとこれはどうかなと僕は思います。この作品は新人の作品だし、もともと売れなくて当然かもしれないけど、それでも本作があんまり売れていないとしたら、上記に挙げたような要因も関係あるんじゃないかなという風に思いました。
作品の話に戻りますけど、本当に思った以上にいい作品でびっくりしました。元漫画家らしいけど、作家としてはデビューしたてのはずなのに、文章が結構上手いんですよね。物語の展開のさせ方は、漫画家時代に培われたのか、やはり上手くて、僕は新人だと知らずにゲラかなんかで読まされたら、中堅の作家の新作ですか?みたいに聞いてしまうだろうなと思います。
著者は恐らく女性でしょうが、すべて主人公が男です。それなのに(というのも変ですが)、その男目線での描写に違和感がないんですね。他の男が好きな女性にいいように使われている男、割と平凡で奥さん一筋の男、引きこもりでどうしようもない男、虫が大好きな少年、と全くタイプの違う男を見事に描き分けているのも見事だと思います。
しかもどの話も恋愛が絡んでくるんですけど(ただし冒頭の「うん」以外は、恋愛要素はメインではないんだけど)、やはり著者が女性だからか、非常に繊細なんですね。細かな描写でうまく登場人物たちの悲哀や喜びなんかを表現するし、何だかうまくいかない恋愛という状況を見事に描き出しているし、上手いなと思いました。女性ならではの視点を持ちつつ、男を主人公にして様々な男を描き分けることが出来るというのは強いなと思いました。
僕が一番好きな話は「百年の梅干し」でしょうか。ちょっと変わった夫婦の、出会いや結婚、妻の変わった仕事、俺の妻には言えない秘密、妻の母親とのこと、子どものこと、犬のこと、梅干しを浸けることなんかを書いているだけなんですけど、いい話なんです。のほほんとしてるんだけど力強いというか、まあ矛盾してますけど、そんな感じなんですね。さつきという女性は結構好きな感じの女性だし、主人公も頼りがいがあるんだか間が抜けてるんだかよく分からない男で面白いです。僕は結婚なんてしたくないですけど、こんな夫婦生活だったら悪くないかなと思いました。まあ妻の母親だけは勘弁ですけど(笑)。
「ピーター・ノースの祝福」も捨てがたいですね。「ピータ・ノース」というのは主人公がネットで見つけたお気に入りの人物なんだけど、このピーター・ノースはストーリーにはほとんど関わってきません。
まず主人公の墜ちていく様が僕とダブるんですよね。僕もある時急に大学に行きたくなくなって、それからしばらく軽く引きこもって大学を辞めて実家に戻ったりした人間なんですけど、これまでも「何で大学を辞めたのか」とか聞かれてもうまいこと答えられなかったんですよね。でも、本作で書かれていたように、「急に行けなくなった」んですよね。いや、ホントわかります。説明なんて出来ないんですよね。ただそうなってしまったわけで、親近感が湧きました。
突然の結婚から始まる身辺の突然の変化に主人公は戸惑いながら、それでも徐々に慣れていきます。お互いの利益のために打算で結婚したわけだけど、しかしその生活は案外悪くなくて、主人公も着実に変わっていくことになります。なかなか面白いです。
「虫の子 花の子」もいい話ですね。特に後半、主人公の母親の話が出てくる辺りなんか素晴らしいですよね。それが冒頭の栄養指導の話に関わってくるわけで、上手い構成だなと思いました。
「うん」はやっぱりこの作品全体からは浮いている気がします。初め「うん」を読んだ時はちょっとなぁと思ったんですけど、でも本作をすべて読んだ後で振り返ってみると、まあ悪くないかもなと思えたりしました。
別の男が好きなんだけど主人公におごらせたりいいように使ったりする女と、愛されているわけでもないのにどうしても好きで仕方ないしエッチも出来るから一緒にいる主人公というのにどうしても共感出来ないんですけど、それでもただお互いダメになっていくというだけの話ではなくて、主人公の家族の話とか主人公の友人の話とかいろいろ出てくるので、全体としてはまあまとまっているかなと思います。「うん」を読み終わった時ほどは悪い印象ではないですね。
まあそんなわけで、主に女性向けだと思いますけど、僕はかなり面白い作品だと思いました。何にせよ筆力のある作家なので、これからもちょっと期待したいなと僕は思います。ちょっと面白い作家が出てきたなと思います。カバーなしで読むのはちょっと勇気がいる作品ではありますけど、是非読んでみてください。
渡辺やよい「ピーター・ノースの祝福」
4年前、そのさらに1年前に脳梗塞で倒れた父が、そういいながら私にリモコンのようなものを差し出した。私は今、そのボタンを押そうかどうしようか迷っている。
5年前に倒れた父は、右半身が動かなくなり、そのまま寝たきりとなっている。一人娘で結婚もしていなかった私は、それから父の看病に明け暮れるようになった。
正直言って、もう介護に疲れてしまったのだった。
まだ私も28歳。やりたいことはないけれど、出来ることはたくさんあると思う。それなのに、父の看病だけで日々が過ぎていってしまうのは、何だか恐ろしいような気がする。だからと言って、じゃあどうしたらいいのかも分からない。そんな時に、父からもらったリモコンのようなものを思い出したのだ。
(押してみようかな)
押したらどうなるのかというのは父には聞いていない。きっと聞いても教えてはくれないだろう。しかし、こんなリモコン一つで一体何になるのだろうか。介護ロボットでも飛んでくるのか?まさかねぇ、なんて思いながら私はリモコンが気になって仕方がなかった。
(まあいいわ。押してみよう)
私は、もしもの時には押すようにと父から言われていたボタンをグイと押し込んだ。
「お前が、人生に疲れたとか、もう無理だと思った時には、このボタンを押してくれ」
そう言って俺は紀子にその装置を渡した。
倒れてから1年。紀子は本当によくやってくれている。かつてはあれほど反抗的で苛立たしかった娘が、まさかここまで懸命に看病してくれるとは思わなかった。その装置を渡したのは、私からのささやかなお礼だと言ってもいいかもしれない。
あれは、私の自殺装置だ。
元々は紀子を殺すために作ったんだったな、と俺は回想する。紀子が大学時代、それは紀子が最も荒れていた時期だったが、本当に手をつけられなかった。様々に問題を起こしてくれて、これはもう親として殺してあげるしかないだろう、と思ったのだった。紀子の食事にカプセルを混ぜ、後はボタンを押すだけ、というところまで言ったが、結局殺すことは出来なかった。そういえば紀子の体内にはまだあのカプセルがあることになるな。
ボタンを押すと、カプセルの中の成分が溶け出して心臓発作を誘発する。そういう仕組みである。解剖さえされなければ医者は病死だと判断するだろう。解剖されてもほとんど見分けられないだろう、とも思っている。自信作だった。
そのカプセルを俺も飲んだ。リモコンでは、設定を俺の方のカプセルに変えてある。後は紀子がボタンを押すだけで俺は死ぬことが出来るだろう。父親の看病から、娘を解放してあげなくてはならない。我慢することはない。すぐ押してくれていいんだよ。
ある日のこと。紀子の高校時代の友人が我が家に遊びに来たことがある。
その日は滅法寒くて、紀子は寒いのは割となんとかなるのだけど、友人はダメだった。友人は手近にあったリモコンを操作してエアコンの設定温度を上げようと思ったのだけど、しかしどうも作動しない。あちこちボタンを押してはみるものの、エアコンの設定は変わらない。イライラしているとちょうど紀子がやってきて、ちゃんとしたエアコンのリモコンを持ってきてくれた。
この時、友人があちこちボタンをいじくったせいで、リモコンの設定が父から紀子へと変わってしまったことは誰も知ることはなかった。
一銃「父からもらった」
そろそろ内容に入ろうと思います。本作は四編の短編が収録された短編集です。
「うん」
僕はるみちゃんのことが大好きだけど、るみちゃんは僕のことが全然好きではない。
るみちゃんは、まだ全然売れていない俳優の智クン(山本智也)が大好きだ。高校時代の同級生らしく、付き合ってるみたいな感じだけど、僕は智クンはたぶんるみちゃんのことは好きじゃないんだろうなと思っている。
るみちゃんは智クンとのデート代を稼ぐためにおっさんと援助交際をしている。それで、彼氏でも何でもない僕ともエッチをする。
るみちゃんが僕のことを好きじゃないことは分かっている。るみちゃんが僕を都合よく利用してることは僕だって分かってる。分かってるんだけど、それでも僕はどうしてもるみちゃんのことが好きで仕方がないんだ…。
「百年の梅干し」
さつきと久々にセックスをしようと思ったら、勃たなかった。まったくどうしようもない。
さつきと知り合って結婚して、それからさつき一筋だ。さつきは何だか変わった女性で、俺がフラれてヤケ酒飲んでる居酒屋で知り合って、そのまま俺がいついてしまったのだ。さつきは月に100本近いAVのレビューを書いているし、エロ漫画の原作とか官能小説のゴーストライターをしたり、本も出したりしている。しかしそんなカタギではない仕事をしているため母との折り合いは悪く、さつきは母に怯えている。
俺の方は、また何だか変なことになっていて、寿退社する職場の女性から誘われたりしている。いかんいかん、と思いながらも、同僚の言葉を思い出したりしてちょっとぐらいいいかなんて思ったりしている。
僕たちには、あずみという名の娘がいた。
「ピーター・ノースの祝福」
オレはヘルパーになろうと思って、老女のオムツを代えている。しかし吐き気がする。やっぱりオレには無理かもしれない。
就職するところまでは順調だった。しかしある日を境に、どうしても職場に行けなくなってしまった。それから、家庭崩壊させるようなことをあれこれやって、結局親に捨てられ、一人引きこもりのような生活を続けてきた。さすがに金がなくなってどうにかしなくちゃって思ってヘルパーの資格を取りにきたのだけど、やっぱりオレには無理だ。
諦めてまたゴミ塗れの家で横になっていると、ヘルパー実習でオレにいろいろ教えてくれた二瓶さんがウチにやってきて、私と結婚してくれない?と言ってきた。
それから僕は二瓶さんと一緒に暮している。
僕は相変わらず部屋に引きこもって何もしない。二瓶さんが一生懸命仕事をして僕を食べさせてくれている。僕がすることといえば、NHKの教育テレビを見続けることと、生意気な猫の世話をすることくらい。
しばらくすると二瓶さんはオレに、お地蔵さんのお参りを頼むようになった。
「虫の子 花の子」
ボクはデブで、昔はそんなこと全然気にならなかったんだけど、最近はダメだ。同じくデブのお母さんを無理矢理引っ張って、学校で一定の体重を超えた子供が行く栄養指導に向かったのだけど、好きなものを好きなだけ食べることが出来るのが人間として幸せなんだと言って譲らない母はさっさとボクを連れて帰ってしまう。
四年生は入学式の際、新入生を案内する係だ。その時、ボクが案内する(はずだった)女の子が、花珠ちゃんだった。
ボクは虫が大好きで、周りの女子からは(男子からも)気持ち悪いって思われてたけど、花珠ちゃんもなんと虫が大好きなんだって知ってボクは嬉しくなった。すっごい高い図鑑に載ってる絵を写してあげたり、いろんな虫の話をしたりしてボクは花珠ちゃんを喜ばせることが出来た。
それからだ。ボクが自分の体型を気にするようになったのは。
この作品、読む前はゲテモノ系かなと思っていたんですけど、予想以上に出来がよくて僕はすごく面白いと思いました。その上で先に書いておきたいことがあるんだけど、この本はいろいろとダメな点があるなと僕は思うわけです。いずれも内容についてではなく、本の外面的なことについてです。
まず表紙がダメです。本作はとんでもない絵が表紙になっているんですけど、別にそのとんでもない絵がダメだと言ってるわけではないんです。その絵も、内容にマッチしていれば僕はいいと思うし、実際僕はこの表紙の絵は結構好きだったりします。
ただ、内容とあまりにもかけ離れているんですね。全体の雰囲気と比べても全然違います。この表紙を見た人は、恐らく僕と同じようにゲテモノ系の作品だと感じることでしょう。そのせいで本作を手に取らない人がたくさん出てきそうな気がします。もっと内容や雰囲気に合う装画には出来なかったのだろうか、と僕は不思議に思います。
次にダメなのが、作品の並べ方ですね。とにかく、「うん」が一番初めに来ているのが僕はダメ過ぎると思います。この作品は、一番初めの「うん」と残りの三つとでは結構印象が違います。正直に言うと、「うん」だけは表紙のイメージとちょっと近い感じがする作品です。
大抵本屋で立ち読みをする人はまず一番初めの作品を読むことでしょう。それで作品全体の傾向を掴もうとするでしょう。でもこの作品は、一番初めの話と残りの三作が結構印象が違う作品なわけです。「うん」を読んで全体の雰囲気を判断されるようなことがあってはいけないと思うんですよね。だから、一番初めには「百年の梅干し」か「ピーター・ノースの祝福」か「虫の子 花の子」のどれかを持ってこなくてはいけなかったと思うんですよね。
最後のダメな点は著者略歴ですね。著者の略歴を全部書くと、
『渡辺やよい 東京都生まれ。早稲田大学在学中に漫画家としてデビュー、「レディコミの女王」の異名をとる。2003年「そしてオレは途方に暮れる」で第2回R-18文学賞読者賞を受賞、作家デビュー』
となるんですけど、その内の『「レディコミの女王」の異名をとる』の部分は絶対にいらないと思うんですよね。だってそんなこと書いたら、この作品もレディコミっぽいんだとイメージをつけてしまうことになりますよね。この作品がレディコミっぽい作品だったらいいんですけど、決してそんなことはないと僕は思うんです。だからこの著者略歴でさらにお客さんを限定しているように僕は思います。
しかしこんなに、内容面ではない部分で目に付く点が多い小説というのは珍しいですね。ちょっとこれはどうかなと僕は思います。この作品は新人の作品だし、もともと売れなくて当然かもしれないけど、それでも本作があんまり売れていないとしたら、上記に挙げたような要因も関係あるんじゃないかなという風に思いました。
作品の話に戻りますけど、本当に思った以上にいい作品でびっくりしました。元漫画家らしいけど、作家としてはデビューしたてのはずなのに、文章が結構上手いんですよね。物語の展開のさせ方は、漫画家時代に培われたのか、やはり上手くて、僕は新人だと知らずにゲラかなんかで読まされたら、中堅の作家の新作ですか?みたいに聞いてしまうだろうなと思います。
著者は恐らく女性でしょうが、すべて主人公が男です。それなのに(というのも変ですが)、その男目線での描写に違和感がないんですね。他の男が好きな女性にいいように使われている男、割と平凡で奥さん一筋の男、引きこもりでどうしようもない男、虫が大好きな少年、と全くタイプの違う男を見事に描き分けているのも見事だと思います。
しかもどの話も恋愛が絡んでくるんですけど(ただし冒頭の「うん」以外は、恋愛要素はメインではないんだけど)、やはり著者が女性だからか、非常に繊細なんですね。細かな描写でうまく登場人物たちの悲哀や喜びなんかを表現するし、何だかうまくいかない恋愛という状況を見事に描き出しているし、上手いなと思いました。女性ならではの視点を持ちつつ、男を主人公にして様々な男を描き分けることが出来るというのは強いなと思いました。
僕が一番好きな話は「百年の梅干し」でしょうか。ちょっと変わった夫婦の、出会いや結婚、妻の変わった仕事、俺の妻には言えない秘密、妻の母親とのこと、子どものこと、犬のこと、梅干しを浸けることなんかを書いているだけなんですけど、いい話なんです。のほほんとしてるんだけど力強いというか、まあ矛盾してますけど、そんな感じなんですね。さつきという女性は結構好きな感じの女性だし、主人公も頼りがいがあるんだか間が抜けてるんだかよく分からない男で面白いです。僕は結婚なんてしたくないですけど、こんな夫婦生活だったら悪くないかなと思いました。まあ妻の母親だけは勘弁ですけど(笑)。
「ピーター・ノースの祝福」も捨てがたいですね。「ピータ・ノース」というのは主人公がネットで見つけたお気に入りの人物なんだけど、このピーター・ノースはストーリーにはほとんど関わってきません。
まず主人公の墜ちていく様が僕とダブるんですよね。僕もある時急に大学に行きたくなくなって、それからしばらく軽く引きこもって大学を辞めて実家に戻ったりした人間なんですけど、これまでも「何で大学を辞めたのか」とか聞かれてもうまいこと答えられなかったんですよね。でも、本作で書かれていたように、「急に行けなくなった」んですよね。いや、ホントわかります。説明なんて出来ないんですよね。ただそうなってしまったわけで、親近感が湧きました。
突然の結婚から始まる身辺の突然の変化に主人公は戸惑いながら、それでも徐々に慣れていきます。お互いの利益のために打算で結婚したわけだけど、しかしその生活は案外悪くなくて、主人公も着実に変わっていくことになります。なかなか面白いです。
「虫の子 花の子」もいい話ですね。特に後半、主人公の母親の話が出てくる辺りなんか素晴らしいですよね。それが冒頭の栄養指導の話に関わってくるわけで、上手い構成だなと思いました。
「うん」はやっぱりこの作品全体からは浮いている気がします。初め「うん」を読んだ時はちょっとなぁと思ったんですけど、でも本作をすべて読んだ後で振り返ってみると、まあ悪くないかもなと思えたりしました。
別の男が好きなんだけど主人公におごらせたりいいように使ったりする女と、愛されているわけでもないのにどうしても好きで仕方ないしエッチも出来るから一緒にいる主人公というのにどうしても共感出来ないんですけど、それでもただお互いダメになっていくというだけの話ではなくて、主人公の家族の話とか主人公の友人の話とかいろいろ出てくるので、全体としてはまあまとまっているかなと思います。「うん」を読み終わった時ほどは悪い印象ではないですね。
まあそんなわけで、主に女性向けだと思いますけど、僕はかなり面白い作品だと思いました。何にせよ筆力のある作家なので、これからもちょっと期待したいなと僕は思います。ちょっと面白い作家が出てきたなと思います。カバーなしで読むのはちょっと勇気がいる作品ではありますけど、是非読んでみてください。
渡辺やよい「ピーター・ノースの祝福」
2008年10月30日
「本棚 2 」ヒヨコ舎
117pアスペクト
目次
有栖川有栖、安西水丸、岡崎武志、神林長平、菊地秀行、COCO、立本倫子、都築響一、西加奈子、藤本やすし、やくみつる、山崎ナオコーラ、山村浩二、夢枕獏
自分の持っているマイナー本を 本棚に 見つけたときは なんかうれしい。
2008年10月29日
「消えた反物質―素粒子物理が解く宇宙進化の謎 」小林 誠
205p講談社
目次
第1章 反粒子
第2章 K中間子とCP対称性の破れの発見
第3章 標準理論の相互作用
第4章 クォークのフレーバーとCP対称性の破れ
第5章 Bファクトリー
第6章 宇宙はなぜ物質でできているか
『“粒子と反粒子が 実は完全に 対等な存在ではない”ことを 示すこの現象に、一般書としては 初めて核心をつく解説』らしい。
ノーベル賞 取られたから 読んだ。
感想って書きつらいけど、やっと、「対称性の破れ」の意味が わかったかも。
2008年10月28日
「名作マンガの間取り」影山明仁
112pソフトバンククリエイティブ
<紹介物件>
『ドラえもん』野比邸、『巨人の星』星邸、『天才バカボン』天才邸、『サザエさん』磯野邸、『あたしンち』立花邸、『クレヨンしんちゃん』野原邸、『Dr.スランプ』則巻邸、『ちびまる子ちゃん』さくら邸、『美味しんぼ』山岡邸、『じゃりン子チエ』竹本邸、『スラムダンク』赤木邸
『キャッツ・アイ』来生邸、『釣りバカ日誌』浜崎邸
『アルプスの少女ハイジ』アルフ・オイ邸、『ナニワ金融道』株式会社帝国金融、『めぞん一刻』一刻館 など。
結構 古い漫画が・・・多い気がするが。
描いた人が 若くないってこと?
イメージと違う家も。
それって、どれだけ漫画を読み込んでいるかの違いかしら?
間取りを見ながら もう一度 漫画を 読みたいような気もする。
2008年10月28日
「ボートの三人男」ジェローム・K・ジェローム/丸谷才一訳
ボートの三人男 (中公文庫)発売元: 中央公論新社
価格: ¥ 680
発売日: 1976/07
売上ランキング: 23588
おすすめ度 posted with Socialtunes at 2008/10/27
気鬱に悩まされた男3人、ジョージとハリスとぼく。
ぼくは肝臓が悪い。なんせ肝臓病の症状を見ていると「仕事をしたく...










