TOP>2005年10年

2005年10月30日

「東京奇譚集」村上春樹

奇譚とは、不思議な、あやしい、ありそうにない話。
しかしどこか、あなたの近くで起こっているかもしれない物語。

村上ワールドは相変わらずですが、この本の評判は色々みたいです。
みんな、超大作を期待しすぎているのかしら。
まるで政治家の様に批判されている気がしますが。

私は、久々どっぷりと浸る事が出来たので面白かったです。
村上春樹の文章って、どうしてこんな気分になるのでしょうか。
本当に不思議。

「偶然の旅人」には村上春樹本人が登場して驚きました。
この本自体の「はじめに(プロローグ)」かと思ってしまったくらい。

私は「日々移動する腎臓のかたちをした石」が一番心に残りました。
なんと言っても主人公が父親に教えてもらった言葉。

男が一生に出会う中で本当に意味を持つ女は三人しかいない。それよりも多くないし、少なくもない

これ、実際良く聞きますね。
「男が」ではなくて、「人は」ですけど。
主人公の淳平が、この言葉を忘れられないように、
私も何故か、妙に信じてしまっているところがあります。

今まで出合った人の中に、本当に意味を持つ人は何人含まれているのかしら・・・。
そして、その判断は正しかったのかしら・・・。

収録されている短編作品
偶然の旅人
ハナレイ・ベイ
どこであれそれが見つかりそうな場所で
日々移動する腎臓のかたちをした石
品川猿

4103534184東京奇譚集
村上 春樹

新潮社 2005-09-15
売り上げランキング : 7
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

★8/10

2005年10月27日

読書週間なので

今日から「読書週間」ですね。
本は適度には読んでいますが、ペースが落ちています。少し集中力を高めたいと思うこのごろ。集中力は養われるのでしょうか。わたしにとっての読書は現実逃避のためでなく、情報を知り得たり、未知の体験が出来たり、表現方法を培うためかな。ここに書いている文章も、実は文法が怪しいです。

気合を入れるために積読本を書きます。
・京極夏彦『絡新婦の理』(現在折り返し地点)
・ドストエフスキー『罪と罰』(野田版『贋作・罪と罰』を観劇予定なので予習)
・森博嗣Vシリーズ(いまだ『四季』へ辿りつけず)
・安部公房『箱男』(どうも呼ばれました)
・古川日出男『ベルカ吠えないのか』(じっくり読みたいです)

気になる本
・古川日出男『アラビア夜の種族』(評判がいいのでいつかは)
・志賀直哉『暗夜行路』(テレビの書評番組で取り上げられていました)
・ザミャーチン『われら』(同じ書評番組で設定が気になります)


読書の秋は訪れるのでしょうか?

2005年10月27日

表現すること(BlogPet)

10月は、「日本語再発見」
がブームみたいですね
本もその手の新番組や特別番組が放送していた
お題「いっぱいとたくさん、どちらが多いかというとたくさん、どちらが多いかというとたくさん」
10月18日に放送分からの話でした
なにげなくテレビをつけたら「タモリのジャポニカロゴス」
を目に入り初めて見た
とか思ってるの。


*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「実り」が書きました。

2005年10月23日

本日ハ晴天ナリ

雲ひとつない青空が広がっていた。洗濯日和とシーツや枕カバーなど洗い、布団を干して、更に夏物で手洗いするものをお風呂場で洗っていた。洗濯機もフル稼働。全部干し終えるとベランダは洗濯物が羽ばたいていた。湿気もなかったので良く乾いた。夕方からアイロンがけ。洗濯は好きだけど、アイロンがけ、実は嫌いになることがある。これじゃいけないねと、反省もたまにする。衣替えもほぼ終わった。
衣類を季節ごとに変えるように、スキンケアやメイク用品も衣替え。先日、何気なく肌診断を受けたら結構ショックな結果が出た。このまま、肌寒い季節を迎えると肌がかなりトラブルが起きそうなので、スキンケア全面的に見直さないといけない。髪質もクセ毛で苦労していますが、お肌もアトピーや極端な過敏肌ではないが、肌質に合うものを見つけるが結構大変。成分的にNGがあるわけではないけどね。肌質改善は一朝一夕にはいかない。

2005年10月19日

表現すること

なにげなくテレビをつけたら『タモリのジャポニカ ロゴス』を目に入り初めて見た。番組の中盤、似たような言葉でどちらが○○かを比較していた。
お題「いっぱいとたくさん、どちらが多いの?」

文章に当てはめて考えてみる。

たくさん○○○が欲しい
いっぱい○○○が欲しい


○○○に言葉を入れる。例えば、本、CD、時間、仕事、休養など。
一緒に考えてね。




で、どちらが多いかというとたくさん。いっぱいは一杯で容量が決まっているそうです。たくさんは無限になるとのこと。10月18日に放送分からの話でした。いろんなケースで使い分けしましょ。


昨今は、「日本語再発見」がブームみたいですね。本も数多く出版しているし、テレビの番組でもその手の新番組や特別番組が放送していますね。たまたま、その特別番組を2番組見ていたら同じ設題があって、いい間違いしやすい用語とは分かるものの、掘り下げて方が足りないと思ってしまう。でも、ここに書いてある文章は完璧ではないです。変換ミスや脱字、その言い方は本来の意味とは違っているものもあるかもしれません。なるたけそのようなことがないように努めたいですね。しかし、間違いは指摘されて気づくことが多いです。「違うよ」と言って貰える事はありがたことです。ただ、気が強い性格なので・・・(^_^;お恥ずかしい話です。言葉は、コミュニケーションの手段のひとつですが、互いの理解していることに差異があれば会話は平行線になってしまう。聞くことや書くこと、読むことがすべて上手ければ申し分ないのしょうが、それは日々重ねないとどうにもならない。性格もあるし。自分のことは棚にあげていうが、聞く力が衰えた要因に、テレビの文字表示だと言う話がある。昔に比べれば、注釈増えたと感じます。
ここでなにか言いたいことがあるから、戯言を書いているがそれが読んでいる人にどのように受け止めているかは、判らない。分からない。解らない。どれだろう?やっぱり難しいね。

2005年10月16日

「空中庭園」角田光代

第3回婦人公論文芸賞受賞。
この秋に映画化されています。

隠し事は一切しないというのをモットーにしている、家族の話。
短編6編は、一つの家族を6人の視点から書いてあります。

人それぞれの、考える事の違いや過去・未来の執着など
隠し事をしないはずの家族に渦巻いている、数多くの秘密。
妙に明るい幸せ家族の裏には、色々な事が行われている。

今時の、どこにでもあるような家族なのに。

・ラブホテルの「ホテル野猿」
・巨大ショッピングセンターの「ディスカバリー・センター」
この2つが、全ての話に繋がるキーワードになっています。

1編読み終わるごとに、次は誰だ?と期待しながら
あっという間に読み終わりました。

凄く面白かった。

驚いたのが、冒頭の2行目に出てくる「ホテル野猿(のざる)」。
これ、実在するのです!
行った事はありませんが(笑)
八王子近辺だったかな、看板を見たことがあります。
その当時、「野猿(やえん)」というグループ(とんねるず)がヒットしていて
同じ名前で印象深かったので、覚えていました。

収録されている短編作品
ラブリー・ホーム
チョロQ
空中庭園
キルト
鍵つきドア
光の、闇の

4167672030空中庭園
角田 光代

文藝春秋 2005-07-08
売り上げランキング : 4,063
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

本★9/10

2005年10月10日

生き続ける・・・



森博嗣『女王の百年密室』読了。
2113年、小型飛行機で所在が分からぬ場所に不時着したミチル。相棒はロイディ。老人マイカ・ジュクに出会い、ルナティック・シティに行くように言われる。その町は、100年前に作られて、楽園のような場所だった。女王デボウ・スホに面会し、いつかの疑問を問うミチル。ここでは、人は死ぬことはないこと。それは人は冷凍保存されて”死”という意識がないこと。また女王は「神の教え」があって、ミチルがくることも予言していたこと。そのような世界で殺人事件が起こる。ミチルの恐怖でもあるマノ・キョーヤもこの町を訪れていた。


人が冷凍保存されて、未来には医療技術も発達して、どんな不治病も治す事ができる可能性がある。そういう施設があることを知ったのは、子供のころに読んだ『ブラック・ジャック』。同時期、不老長寿って理解できなかった。『銀河鉄道999』のテーマでもあったけど。
「生きている」と言うことが、この本書のテーマ。ミチルの疑問が、ダイレクトに判った。完璧な理想郷なのに、どこか不自然な世界。森博嗣作品はS&MシリーズとVシリーズが2冊、『そしてふたりだけになった』を読んでいる。これはSF小説ではあるが、一貫したテーマがあるように思えてきた。『四季』での仕掛けが気になった。でも、Vシリーズ進まない。
ミチルとロイディの関係は、予想通り(^_^;

読めば、読むほど、味わい深い作品でした。
この続きがあるよね。『迷宮百年の睡魔』。三部作という話です。

2005年10月04日

連日

今日も月下美人が咲きました。

gekkabijin05-4.JPG


その昔、月下美人は一本の苗木の挿し木から増えたと言います。
だから、ソメイヨシノと同じクローンらしいです。
同じ遺伝子を持つ月下美人は、環境が違っていても全国各地で一斉に開花する。
この数日、どこかのお宅でも月下美人が優雅に咲いているのかも。。。

2005年10月03日

届かなかった手紙 第1夜

昨晩『ハルとナツ』見た。
70年前、離れ離れになった姉妹。日本とブラジルで動乱の時代を生き抜いた。ブラジルから姉が帰国して日本にいる妹を尋ねるが、70年の溝は深まっていた。
お互いの近況を書いた手紙が、どちらにも届いていなかった。それぞれの手紙が見つかり・・・。

届かなかった手紙で思い浮かぶ、村上龍『ポストマン』。
坂本龍一のオペラ『LIFE』のテキスト。
番組を見終えて読み直すと、涙が溢れた。
元ちとせ『死んだ女の子』が鳴り出す。




見ているときは気づかなかったけど、ナツの少女時代を演じているのは、『女王の教室』に出演していた子。ふたりの少女の演技が涙を誘います。
しかし今朝、とあるサイトで知ったブラジル移民でドキュメンタリーを制作している岡村淳氏のサイト日記を読むと、なんだかなぁ。。。

2005年10月01日

音楽と脳と老化

昨晩放送していた『坂本龍一 JAPAN LIVE 2005』を見ていた。
教授はインタビューで「脳と老化」について触れていた。「脳と老化」と聞いて思い出すこと。


『Media Bahn Live』スタート直前に、『いいとも!』に出演していて話していたこと。
「二十歳を過ぎると、一日一万個の脳細胞が死滅するんです」
この言葉に「エッ!」となった。当時学生だったわたし。二十歳は超えていたかは・・・グレーゾーン。何か学んでいたわたしの脳にはナニが起こっているのだろう?脳細胞以外の細胞(肉体)も、ある年齢でピークになる。このとき、教授は34歳。このLiveでは、テープを利用しない肉体派(生音)で勝負すると公言し、全国津々浦々を巡回。YMO散開後初本格的ソロLive だった。ともかくパワフル。YMOには汗が似合わないのに、エネルギッシュな教授が印象的でした。


2005年。Live放送。
選曲は懐しかったが、2ヶ月前のLive体験と新作『/05』がシンクロする。音の息吹は凄いけど、教授のピアノは肩の力が抜けている。歳をとったいうより円熟。30代や40代での経験があって積み重なったから、今の形があると実感した。
そこで考える「脳と老化」。「脳を鍛える大人のDSトレーニング」を実践しているが、脳年齢がマイナス11からプラス○○まで出ると、この数値の判定基準は何だろうと思ってしまう。出題には、樋口一葉や消防車を書いてみようなんかもある。しかし、絵の判定は主観的なものなので、ポイントを抑えているかどうかが基準になる。絵が得意な人は本領発揮でしょう。「盆栽や生け花が活性化になる」とも言っている。そこで生け花。生け花や踊り(バレエや舞踊)、楽器の演奏などを永年やってきた人は、「継続は力なり」があると感じる。どこかで発表する場所もあるから、日々練習を重ねる。例えばコンクールなどの審判は、正確さの上に技術点や芸術点などものさしが曖昧なものもある。それでいて目に見えないもので惹きつける。生け花の発表会でも、わたし個人を知らない方が足を止めて見てくれると嬉しいです。音楽の路上パーフォマンスも同様のことがいえるのかな。同じことをしても、全く同じにはならない。そこが楽しさでもある。老化といってしまうとマイナスイメージがあるけど、歳を重ねないと、経験を増えていかない。また根気を加わると思う。仕事や趣味でも、長くしていれば得るものがある。だからLiveに行くのは、最高の瞬間を感じたいから。いつも全力は疲れるけど、根気強く続けることは脳は活性化すると思う。師匠と呼ばれる方が年齢不詳なのも、要因はそこだと思う。
本人とってのベスト1は終わってみないと分からない。1位の基準もそれぞれだから。
教授のLive聴いてなんでこのようなことを、思ったのが謎。
ただ、いえるのは教授が走り続けているからかも。ずっと追いかけます。

【広告】

サイト内検索

メンバー紹介

このサイトに自分のブログを載せたい!
(ブログの登録は無料です。)


アーカイブ