初桜萬年筆をおろしけり
かばざくら
千年の絵巻解くごと樺桜
時の鐘遠くに聴きて夕桜
うみ
散る桜岩塊を染め湖を染め
ちり
花の塵青磁の破片埋めけり
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初桜萬年筆をおろしけり
かばざくら
千年の絵巻解くごと樺桜
時の鐘遠くに聴きて夕桜
うみ
散る桜岩塊を染め湖を染め
ちり
花の塵青磁の破片埋めけり
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3月の話が未だ完結しておりませんでした。
3月吟行会は根岸子規庵に行きました。
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冷たい雨の庭に子規の眺めた小宇宙を周遊した。
庭のプレハブは子規の妹、律の年譜や写真の展示があった。
子規が亡くなるまで看病に明け暮れ、その後、共立女子職業学校に学び、卒業後、その職員、裁縫の教諭となった。その生涯は、きっと苦労の連続だったろう。
子規庵に名残を惜しみつつ雨の街に出た。
冷たい雨の中、やはり子規の好きだったという豆腐料理屋「笹の雪」の前を通り、バスで三河島まで移動。
駅前の定食屋で食事をし、荒川区生涯学習センターへと向かった。
こちらの学習センターは廃校となった小学校を区が利用運営している。
3階の窓から雨のグラウンドを眺めると、何か懐かしい思いにかられた。
それでは、皆さんの句のご紹介。
子規庵の古井戸浅き芽吹かな 敦子
駅を出て柳芽吹くを言ひ交はす なほ
芽柳や根岸芋坂雨の中 久雄
紅梅に雨子規庵の壁のしみ 裕子
春雨の雫明るし糸瓜棚 裕子
子規庵
春雨や末枯れし糸瓜五六本 英子
春浅し子規自画像の目の力 英子
春は名のみ子規庵の門開いてをり 淑江
ブランコの先まで行つて待つてゐる しのぶ
硝子戸に音なき雨や卒業子 しのぶ
ひと仕事終へ団子屋へ彼岸入 悠人
子規庵の庭の真中や茨の芽 悠人









