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2010年09月30日

物言わぬ 君よ

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JUGEMテーマ:小説/詩




無残に 捨てられた

ご飯や パンは

何も 言えず

役目が 終わって

捨てられて

日の目も 見られない

言葉が あるのなら

彼らは 言うだろう

僕は ゴミじゃない

生きているんだよ

君の 命を

作っているのだと

君が あの

車へと 今日も

乗せられるのを

僕は 涙して

また 見送る

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2010年09月29日

鷹 2010年10月号

梅雨晴間一円玉が落ちてゐる   しのぶ

 

そばみち

岨道の土の粘りや蟬時雨

 

さるすべり

百日紅逢ふ為の嘘考へる

 

おしぜみ

唖蟬の這いつくばつて動かざる  悠人

 

ひとりむし かね

火取虫金の工面を終へにけり



岨道…険しい山道。


唖蝉…鳴かない蟬、雌の蟬のことだが、ここでは自身の姿を投影してみた。いつかそんな日が来る。そのときは潔く…。



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2010年09月29日

空高く 飛んで

JUGEMテーマ:小説/詩
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ふあっと とんだよ

おかあさん 
ふあっと とんだよ

おかあさん 

みてごらんよ

ほら ほら

ぼくの つくった

紙飛行機 だよ



青空の うえまでも

かけあがって いくよ

すごいね すごいね

あの そらのうえに

あの飛行機に

乗って 見てみたいね



おかあさんも いっしょだよ

ぼくと おかあさん

あの空の上まで

どこまでも どこまでも

いっしょ いっしょ

みてごらんよ

ほら ほら

ぼくの つくった

紙飛行機 だよ



青空の うえまでも

かけあがって いくよ

すごいね すごいね

あの そらのうえに

あの飛行機に

乗って 見てみたいね



おかあさんも いっしょだよ

ぼくと おかあさん

あの空の上まで

どこまでも どこまでも

いっしょ いっしょ
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2010年09月28日

紅き 夢よ

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紅き 夢よ幻よ

燃えて 燃えて

裸の 女になれ

激しく 燃えて

女になれ



時も 忘れ

その中で

人魚のように

舞って 振り向いておくれ



薄皮を 破り捨てて

本当の 姿を

僕の前に

さらしておくれよ

真の 女に

ありふれた 言葉など

いらぬ




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2010年09月28日

多忙につき…

以前にも書いたことだが、「忙しい」という字は「心を亡ぼす」と書く。9月の半ば頃から一気に仕事が忙しくなって、心がいろんなことに無感覚になっていくのを覚えた。感謝すべきこと…感動するはずのこと…そうしたことに感じている余裕がなくなって、ただ淡々と作業だけをこなす無機質な自分がいるのを覚えた。


心だけではない、早朝から深夜まで仕事詰めの日々を送っていたため、身体も凝り固まり、手足も痺れるようになってきた。―これは年齢のせいかもしれないが…。


俳句なぞも、つい詠む気になれず、そのまま今日にいたっている。


この無機質な妙に冷めた感覚は、現代人の罹った病のようなものと最近感じている。


アインシュタインが「相対性理論」を唱えた日から今日までに、人は相対的に物事を考え位置づけることを学んできた。時間の流れもそうやってやり過ごすことを覚えてきたのかもしれない。


例えば、素敵な男性・女性と過ごす時間は、同じ1時間でも説教を聴かされる時間とでは長さが異なる。前者はあっという間に過ぎるが、後者は遅々として時間が進まない。

自分の場合も、この数日間の多忙な日々をやり過ごすために、感覚を麻痺させて過ごしていたように思う。


その時間に成し遂げた事柄…。指折り数えれば山とあるのだが、それを評価するのは自分ではなく、相対的な判断が他人によって下される。


相対的な物事の判断が付けらる現代人は、それだけ知能が発達したのだろうか?

確かに情報処理の速さにおいては、歴史を通して進歩は稀なことと思う。が、ひとつ判断を誤れば…どん底である。常に比較対象があり、それが基準となって追い落とされることになる。


Walking on thin ice…


オノ・ヨーコも歌っていたが、現代人は、揺れ動くわずかな自信を持って、薄氷の上を歩いていかねばならない。


今日、俳句誌「鷹」に今年一年の句の中から自選の一句というのを送った。新年号のためであるが…去年から今年にかけての自選の一句。


真実も嘘も気怠き柘榴かな  悠人



虚空の時間の虚空の心…。

そんなものを揶揄するのが、自分の俳句のような気がした。



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2010年09月27日

僕の好きな食べ物は

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僕の 好きな食べ物は

決して 贅沢なものではなくて

母が 一生懸命に作る

素朴な 食べ物が良い



それは ありふれた

物で あって

決して 高価なお金を

支払って 食べるような

品物ではない

されど 何処にも

その味は 無い



田舎臭くて 

どことなく 懐かしくて

母の匂いが 染み付いているような

そんな 食べ物

僕は どんなにまずくても

食べられる

母が 作ったから
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2010年09月26日

命燃やして

命と命が

何の 羞恥もなく

出逢い 愛し合うとき


あらたなる

命が ふつふつと

生まれ 出る



命は 何処から

それは 君と僕が

紅く 命を燃やしたから

それは 心をひとつに

なったから



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2010年09月26日

君に、ひとつの恵みを

ひとつの 恵みよ

それは 君

あの空のように

なんの 穢れもしらぬ



微笑んで 僕を

見つめておくれ

あとは 何もいらぬ



君の 微笑があれば

辛きことも 悲しきことも

彼方へと 消えうせる




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2010年09月26日

おんなの花を

ありふれた言葉など

何になろうか

ただ 君を見つめ

君がそこにいて

僕の そばにいれば良い



時は 無慈悲にも

流れ行くけれど

僕と 君の前では

時さえも

この一瞬も

止まってくれるような

そんな気がする



君よ 

薄い ベールを脱いで

真の 女を

さらけ出して

僕の前に いてほしい



偽りという名の

花は さらりと捨てて

真の 花を

咲かせて欲しい






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