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2007年02月20日

脳科学、認知科学のおすすめの9冊

昨年末から結構、脳科学や認知科学に関する本をまとめて読んだので、いちお、ここで読んだ本をまとめてリスト化しておきます。

脳とクオリア―なぜ脳に心が生まれるのか/茂木健一郎
茂木さんファンはまずこれを読んでおかないと話にならない。そう言い切れるほど、茂木さんの脳と心に関するアプローチのエッセンスがつまった一冊。
⇒書評:http://gitanez.seesaa.net/article/33470276.html



欲望解剖/茂木健一郎、田中洋
茂木さんとマーケターの田中さんがタッグを組み、脳科学や欲望という視点からマーケティングを考える一冊。さらっと読めます。
⇒書評:http://gitanez.seesaa.net/article/30339403.html



脳と創造性「この私」というクオリアへ / 茂木健一郎
茂木さんによる「創造性」をテーマにしたエッセイ。
⇒書評:http://gitanez.seesaa.net/article/18879867.html





ペンローズの<量子脳>理論―心と意識の科学的基礎をもとめて/ロジャー・ペンローズ、茂木健一郎、竹内薫
ペンローズによる量子脳についての考え方についてのエッセンスをまとめた一冊。茂木さんの『脳とクオリア』の参考書としても最適。
⇒書評:http://gitanez.seesaa.net/article/28136763.html



心は量子で語れるか―21世紀物理の進むべき道をさぐる/ロジャー・ペンローズ
ペンローズが相対論を中心にしたマクロな宇宙から量子論を中心にしたミクロな世界、そして、人間の心、意識の世界までを対象に語った一冊。ペンローズの考えについて知るにはやっぱりペンローズ自身を参照するが一番わかりやすい。
⇒書評:http://gitanez.seesaa.net/article/30974920.html



脳は空より広いか―「私」という現象を考える/ジェラルド・M・エーデルマン
ノーベル賞も受賞した脳神経科学者によるとてもていねいでわかりやすく書かれた脳の仕組みに関する一冊。なぜ私の意識は一人称なのかがこれを読むとよーくわかります。
⇒書評:http://gitanez.seesaa.net/article/30791906.html



「意識」とは何だろうか―脳の来歴、知覚の錯誤/下條信輔
茂木さんも『欲望解剖』のなかでおすすめの一冊。錯視などをヒントに意識の謎に迫ってます。
⇒書評:http://gitanez.seesaa.net/article/31427430.html



進化しすぎた脳/池谷裕二
ニューヨークでの高校生向けの脳に関する講義の模様を本にしてるので、とっても読みやすくわかりやすい。
⇒書評:http://gitanez.seesaa.net/article/34055652.html



赤を見る―感覚の進化と意識の存在理由/ニコラス・ハンフリー
「赤を見る」という1つの行為をキーに意識を進化論的に考察する一冊。
⇒書評:http://gitanez.seesaa.net/article/30545929.html

2007年02月10日

埋もれていた知識、情報の独占

昨日、知人とメッセンジャーで話していて、相手がこんな風なこと言ってました。

ブログをみんなが使うようになって、世の中の人はかんたんに情報発信できるようになったら、いろいろと自分がもってる知識などを他の人に伝えるために結構ちゃんとした記事を書いている、と。

実際、いろんな人が自分のもっている知識なりをブログを使って、他の人にも伝えようとしているのがいまのネット環境だと僕も思います。
これはある意味では、今まではそうした知識が完全に陽の目を見ずに埋もれてしまっていたということだとも理解できます。

確かにかつては情報を発信する手段が一部に独占されてしまっていたがゆえに、その力をもつ一部の組織が自分達の言いたいことだけを情報として発信していました。そのために本当は多くの人がもっている様々な知識が埋もれて、あたかもそんなもの存在しなかったかのように、専門家などが必要以上にもてはやされてしまっていたのではないかと感じます。

しかし、一方、今日では誰もが情報を発信できる手段を持ちえています。
それを利用するかどうかは人それぞれですので、ここでは何も言いませんが、ただ、そうした変化をメディアも企業もきちんと理解できていないのではないかと疑問を感じます。

それは昔からあるメディアや企業だけでなく、IT系やWeb系の企業でもそうではないかと感じます。
いまだに一握りの専門家や個人の知識にたよる傾向があり、それ以外の人が持っている知識を生かそうとしない。

それは企業やメディア側の問題というだけでなく、自分で毎日積極的にブログを書いているブロガー以外の人は、自分と専門家とのあいだに大きな隔たりがあるかのようにいまだに誤解しているような気がします

でも、そんな差は実は程度の差でしかない。
もちろん、プロとアマの差というのはあるのでしょうが、それは知識の差ではなく、コンスタントにお金を稼げるようなアウトプットを出せるかという別のスキルの差です。

逆にいえば、一方では、情報をアウトプットする際のコストや報酬も低くなりつつある傾向もあり、果たしてプロとアマの差は、そういう意味でもどう維持していくのかという課題はあると思います。

そういう意味で、いまだにコンテンツの独占、情報の独占のほうこうで動いているテレビ局や大手の広告代理店やそれに
影響を与える大手メーカーって、すごくオールド・エコノミーの時代を生きてるなって感じがしてならない。
それで経済がこのまま停滞するようであれば、まったくどう責任とってくれるの?とでも言いたくなります。

とはいえ、そんな風に責任転嫁してても仕方がないので、新しいビジネスモデルを見つけ、そこで経済的なインパクトもある形にしていくのが、僕らの側の責任なんだと思います

というわけで、研究員の皆さん、ちゃんとブログ書いてくださいね。

P.S.
このあたりの話は、レッシグの著作権の既得権益のクリエイティブをめぐる話とも重なってきますよね。

 

2007年01月30日

『デザイニング・インターフェース』これはおすすめ

この本は実に僕の最近の問題意識にあってます。
昔々、インターフェースデザイナたちは、
悲しいくらいちっぽけな道具箱を手に仕事をしていた。
『デザイニング・インターフェース』

という状況から、
その後、状況は変わった。今日のインターフェースデザインにおいては、コンポーネントのパレットやアイデアをたくさん使ってデザインを行なうことになる。
『デザイニング・インターフェース』

そうそう。そのとおり。
それは僕も「変化するWebのデザインとその設計スキル」や「Webデザインの自由度、膨大な選択肢から選ぶことのむずかしさ」で書いた。
そして、この本ではこの新たに浮上したデザインの課題に対して、僕では到底扱えないデザインのモジュール化、パターン化されたデザイン語彙集のリファレンス化というアプローチで解決の手助けをしてくれている!

これはWebをはじめとする各種アプリケーションのデザイナーの方にはぜひ読んでほしい本です。
もちろん、ここでいうデザイナーとは単にビジュアルデザイナーだけではなく、Webサイトの設計に関わるIAの方やディレクターも含みます。本当に素敵な本だと思います。

2007年01月30日

「ブレイン・ラボ ~脳が見る映像~」展

埼玉県川口市の彩の国VisualPlaza映像ミュージアムで、「ブレイン・ラボ ~脳が見る映像~」展が行なわれているそうです。

ブログのほうの「中央大学公開研究会「視知覚における一過性信号の役割」」というエントリーでも紹介したMotion Induced Blindnessという現象やChange Blindnessなどを映像で見られるらしい。
これはぜひ見たい!

開催期間は、2007年1月19日(金)~5月13日(日)です。

2007年01月16日

新しい参加者は本格派!

またまたこのLabに新しい参加者が増えました。

しかも、今度の参加者は、もうこのLabにふさわしい本格派です。

ブログ:もと神経科学者(見習い)からみたマーケティング雑感

つーさんは、なんと元は大学院で神経科学を研究していたそうです。
そして、いまはとあるIT企業に努めてらっしゃるそう。

いまはその転身にとまどっているそうですが、
その戸惑いも含めて、ブログを書くことを決めたそうです。

今後に期待!(特に僕が)

2007年01月09日

5人目の参加者は女性!

5人目に参加いただいた、ちささんは当lab初の女性です。

What's inspire me ?
http://www.whatsinspireme.jp

ちささんは、人と組織を研究していて、コーチングやファシリテーション、脳科学を勉強をする中で感じたことを中心にエントリされています。

2007年01月08日

またまた新参加者!

4人目の参加者として、インターネットマーケティング戦略、分析の仕事をされている、あんけいさんに参加してもらいました。
http://dig-it.ddo.jp/xoops

まだまだ、参加してくださる方を募集してますので、どんどん応募ください。
http://www.edita.jp/admin/editor_request.php?site_cd=hiilab

2007年01月06日

べぇぇさんが参加

当labの3人目の参加者として、べぇぇさんに加わってもらいました。

http://d.hatena.ne.jp/besus

ある方より、私のブログのほうに、参加したいがハードルが高そうという旨のコメントをいただいたりしていますが、そんなことはないと思っています。

というのも、この分野自体が、そもそも未開拓の分野だと思っているからです。
すくなくとも日本では、表立って語られているものが非常に少ないという思いを昨年来、ずっと感じていました。
だったら、自分ではじめてしまってもいいのではないかと思ったのが、ここをつくるきっかけです。
将来的には、単なるブログ・ネットワーク以上の、リアルな団体にまで発展させていければと考えていますが、まずはてはじめにここからと思ったんです。

というわけで、実は何を考え、何を書こうとも、文句を言える人はいない(少なくとも日本には)と思っていますので、臆せずどんどん進めていきたいと思っています。
それこそ「先に言ったもん勝ち」です。
後からしゃしゃり出てきて文句を言われようと、先にはじめて継続していけることこそ、力だと考えています。

2007年01月05日

HII labに新メンバーが増えました。

さっそくぴーのすけさんに参加いただきました。

人と情報を考える:http://human-and-info.seesaa.net/

まだ、エントリーはありませんが、これから増えてくるのを楽しみにしています。

ぜひ、他の方もご参加いただければと思います。
よろしくお願いいたします。

2007年01月04日

Human Information Interface lab 開設

こんにちは。ブログ DESIGN IT! w/LOVE の棚橋弘季です。

本日、ヒトと情報のインターフェイスを考えるHuman Information Interface labを開設しました。
当labでは、認知科学、脳科学的な視点も交えつつ、情報デザインやヒトの欲望を扱うマーケティングという視点から、情報社会におけるヒトと情報のかかわり方について考察していこうと思っています。

なお、当labでは、研究員になりたいというブロガーの方を募集しています。
ご自分のブログでの研究結果を掲載したいという方は、こちらからお申込みください。

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