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2008年09月30日

最後のダダ漏れ



本日をもちまして、株式会社グローバルメディアソリューションを退社することになりました、トミモトリエです。

ということで、この会社で自分の仕事姿を生中継するのはこで最後となります。

この会社に入社して2年1ヶ月、マーケティング部署に移動して1年2ヶ月、ブログを開設し、Ustreamで自分の生中継をはじめて1年と半月がたちました。1年もこんなことやってたんですね。

出社して、PCつけて、Ustream立ち上げて・・・というのが、タイムカードを押すような感覚で当たり前の業務(業務なのか謎だけど)となっていたので、退社を決めたときに一番気がかりだったのが「ダダ漏れどうしよう・・・」ということでした。こんなこと許される会社が他にあるんだろうか・・・?

まだ次に何をするかはっきりと決めていなくて、しばらく充電期間をもらおうと思っているのですが、さすがに毎日自宅生中継は精神的に休まらないと思うので、気が向いたらやるかもしれないけど期待しないでください(笑)

しかし、いつも後ろに写り込んでいた、冷蔵庫も、池田さんの頭も、背後霊ポスターも、カニのかぶりものも、隠れキャラのタケヤマくんもこれで最後ですね。ちょっとさみしいです。

最後はバタバタして、みなさんにちゃんとしたご挨拶もできていない状況ですが、日を改めてご連絡したいと思います。

長い間ありがとうございました。これからもよろしくおねがいします。

2008年09月30日

言葉を形にして理解する(あるいは、テーブルにもいろいろある)

「図になっているとわかりやすい」と矢野さんは言った。
僕は、人の話している言葉はテトリスのブロックのように落ちてくる、と思っている。
そう。言葉はわかりやすい図にしてもらいたくて落ちてくるのだ。

言葉がテトリスのブロックのように落ちてくる

僕は常々、人の話す言葉にも、本に書かれた文章にも、テトリスのブロックのように、どれとどれをどう組み合わせればいいかを示す形があると思っています。

もちろん、テトリスのブロック同士もそうであるように、その組み合わせは決して1つの正解があるわけではありません。でも、意味をなす言葉であれば、必ずそれを構造的に組み合わせる形を、言葉は示唆してくれているのだと思います。

その形を、話を聞きながら、本を読みながら、頭のなかで組み合わせていけば、図表になる。
わかるということはそういうことではないかと思うのです。分節化された言葉同士の関係性をつなげることが「わかる」ということなのですから、「図になっているとわかりやすい」のは当たり前のことだと思うのです。
図という視覚的な要素の関係性を描ければ、言葉同士の意味のつながりを整理することにつながるのですね。ようするに、自分のためのインフォメーション・グラフィックスを自分で描くということです。それが理解のためのモデル化という作業にほかなりません。

瞬時に言葉のブロックを有意義な形に組み合わせられるか

論理的な理解力の多くは、言葉として示されたものを、いかに視覚的な図としてモデル化する能力がどの程度あるのかということに関わっています。
他人の話や本に書かれた内容を論理的に理解するというのは、テトリスのゲームをするように、落ちてくる言葉を瞬時に見方を変えながら適切な場所に配置してあげることが必要なんですね。

もちろん、ブロック化=分節化された言葉の形をうまく組み合わせられなければ、テトリスのブロックが消えないように、理解できないというもやもやが残ってしまうでしょう。ひとつひとつの言葉の意味はわかるのに、全体として相手が何を言っているのかわからないという状態がそれです。

知識というのは私たちと世界との間を切り離しているものでありながら、その知識をうまくつかうことができさえすれば、私たちと世界がつながることを約束してくれるという矛盾した性格をもっている。
松岡正剛『知の編集工学』

うまく言葉の意味を組み合わせてひとつの理解に達しないという状態は、まさに知識が世界と僕たちを切り離してしまっている状態に近いのだと思います。それはテトリスのブロックの組み合わせに隙間ができてしまったようなものです。
逆に、知識が「私たちと世界がつながることを約束してくれる」状態は、テトリスのブロックが隙間なく埋まって消えていく状態なんだと思うのです。

テーブルにもいろいろある

では、その言葉のブロックがきれいに配置された状態にはどんなものがあるのか? どんな図表が理解を促進するのか?

そして、図表=テーブルにはどんなものがあるのか?

ヨーロッパの「古典主義時代」の知性の〈形〉が一番端的にあらわれているものとして、それが〈表(タブロー)〉であるとフーコーがいっていることが、ぼくにはとてもわかりやすくて気に入ってしまった。「17世紀と18世紀において、知の中心は〈表(タブロー)〉にほかならない」。かくて「表(タブロー)の形をした空間」をフーコーは、当時の言語の理論、分類の理論、貨幣の理論にさぐりだしていった。「古典主義時代」が生んだ百科事典や博物誌の中には〈表(タブロー)〉がおびただしく姿をあらわしている。
高山宏『新編 黒に染める―本朝ピクチャレスク事始め』

〈表(タブロー)〉=テーブルです。それは、HTMLの表組みとしてのtable、データベースのテーブルを想像すればわかるでしょう。

テーブルの種類を列挙するとすれば、以下のような分類が可能だと思っています。

1.要素を時系列に並べたテーブル
まずは要素間の時間的順序という関係性を示した図表があります。スケジュール表やプロセス図などは、活動の予定や作業手順を理解するのに役立ちます。

  • 1-1.時計の時間の上でいつ何をするかを示すもの:カレンダー、スケジュール表
  • 1-2.プロセス・手順を示すもの:プロセス図、フローチャート、SIPOCダイアグラム


2.要素の空間的配置を示すテーブル
当然、要素の空間的な位置関係を示す地図や間取り図などもあります。

  • 2-1.要素間の地理的な位置関係を示すもの:地図、路線図
  • 2-2.建築物やその他人工物内部での空間的配置を示すもの:間取り図、断面図、機械設計図


  • 2-3.人体や生体内部での空間的配置を示すもの:解剖図


  • 2-4.三次元的に空間的配置を示すもの:建築パース、絵画表現における遠近法


3.要素間の意味的関係を示すテーブル
人間関係、生物進化における祖先と子孫の関係、階層構造的な関係性にある要素間の関係などを示す図もあります。

  • 3-1.要素間の階層構造的関係性を示すもの:組織図、ツリー図、ベン図、サイトマップ
  • 3-2.要素間のランキングを示すもの:ランキング表、番付


  • 3-3.ボリュームの差異や変化率を示すもの:円グラフ、棒グラフ、折れ線グラフ
  • 3-4.世界や宇宙の仕組みを示すもの:曼荼羅、太極図


  • 3-5.要素の意味と関係性を示すもの:データベースのER図、UMLのクラス図



上記で示した分類はまだ網羅性も十分ではないし、分類の仕方そのものもちょっと整理しきれていない感もあります。
とはいえ、なんとなく関係性を描くテーブルの種類にもさまざまなものがあり、どのテーブルを使って関係性を描くかで理解できる内容も異なるのだというのことはイメージしてもらえるのではないかと期待しています。

話を図にする訓練を繰り返すことで、話の理解力は変わる

まさに他人の話や本に書かれた文章をこのようなテーブルを使って図式化して整理することが、理解のために役立つんですね。

『ペルソナ作って、それからどうするの?』や「ユーザー行動を構造的に分析するための5つのワークモデル」というエントリーで紹介しているようなワークモデル分析で人間の行動をモデル化するのも、図にすることでインタビューで得られた言葉がより深く理解できるからです。

こういう図表の引き出しをもっていると、他人の話を聞いたり、本の文章を読む際も、言葉同士の関係性を組み立てる力が増すと思います。
もちろん、図表の引き出しを増やすというのは、ふだんから言葉を図表化して整理する訓練が必要です。
人の話を聞いてメモをとる際も、単に言ったことをそのまま箇条書きにするのではなくて、聞きながら図を描いて関係性を理解する訓練をしてみるといいと思いますよ。

そう。形を聞き、構造を読むんですね。繰り返し、いろんな図表を描いてみることで、言葉のテトリス感覚を養うのです。この訓練を続けると、本当に言葉の理解力が違ってきます。

とはいえ、さすがに話を聞きながら、曼荼羅や太極図を描くシーンというのはないと思いますがw

  


関連エントリー

2008年09月29日

祝!船木誠勝選手の復帰後、初勝利

同じ1969年生まれだから、船木選手に親近感をもっていた。

格闘技界を引退して出版されたダイエット本も読ませてもらった。
7年というブランクにも関わらず、格闘技の世界に舞い戻ったときは心配しつつ、勝利を願った。

そして、船木選手はついに9月23日に勝利を手にいれた。

2008年09月28日

アイデア・素材・表現(インフォグラフィックス・ワークショップ 1に参加して)

昨日は、TUBE GRAPHICSの木村さんによる「インフォグラフィックス・ワークショップ 1」に、オブザーバーとして参加させていただきました。

今回のワークショップは、「人があつまる 魅力を伝える」をテーマに、5チーム×4名=20名の参加者が、各チームごとに渋谷の5つの商業施設(109、QFRONT、東急フードショー、東急ハンズ、ロフト)を魅力的に紹介する、見開き2ページ想定のインフォメーション・グラフィックスを作成するという内容でした。


アイデアスケッチをベースにチームでディスカッション


なかなかハードなスケジュールのなか、普段からデザイン関連の仕事をされている参加者の方々も苦労して制作物をつくっていました。やっぱり学生中心のワークショップに比べて、みなさん、仕事が早いのが印象的でした。

では、オブザーバーという客観的な立場で参加させていただき、感じたことを。
いつものように本来の場の目的からすると、すこし角度を変えた見方で。

5つの商業施設の魅力を伝えるインフォメーション・グラフィックス

今回、参加者には、事前に自分がどの商業施設を担当するかということとともに、その施設について調べておくという宿題が出されていました。
とはいえ、いっしょに制作作業を行うメンバーとはこの日が初対面。さらに下記のようなタイムテーブルで実質2時間の制作時間という厳しい制約条件がありました。

  • 09:30 開場(渋谷区立勤労福祉会館・第4洋室)
  • 10:00 開会~挨拶
  • 10:30~14:00 ディスカッション・現地調査・ランチ・説明用デザインラフ
  • 14:00~14:30 シャッフルディスカッション1(10分×2)
  • 14:30~15:30 デザイン制作
  • 15:30~16:00 シャッフルディスカッション2(10分×2)
  • 16:00~17:00 デザイン制作~完成
  • 17:00 締め切り
  • 17:00~18:30 発表~質問~講評~リフレクション
  • 18:30 懇親会場に移動

僕は事前にこのスケジュールを見たときに、これは当日にフィールドワークをしてデザインの切り口を見つけたり、制作するインフォメーション・グラフィックスのコンテンツの元ネタとなる取材を行う時間はないなと感じました。

タイムテーブルを読みとる

さっきも書いたように実制作にあてられる時間は正味2時間。今回は模造紙をR25やmetro minutesなどのフリーペーパーの見開き2ページと見立てた作品制作を行うことが課題でしたが、2時間で模造紙を埋めるというのは作業を行うだけでいっぱいいっぱいではないかと思いました。

僕も普段、このブログの1エントリーを書くのに、事前に何を書くかが頭に明確にある場合でも、30分から1時間かかります。事前に書く内容が決まっていなかったり、実際に文章に入れる情報素材がなければ、とてもその時間にはまとまりません。素材とアイデアが先にあるから、30分から1時間で終わります。

今回は、模造紙1枚分の情報を手描きで、しかも、グループワークによる作業で、グラフィック入りでまとめるには、2時間をめいっぱい使わないとどうにもならないだろうと感じたのです。


参加者の制作風景


そうなると、10:30~14:00の「ディスカッション・現地調査・ランチ・説明用デザインラフ」の3時間半をいかに使うかが大きなポイントになります。
メンバーは初対面なので挨拶をしますし、考えてきた宿題をお互い披露しあうのに、30分~1時間必要でしょう。それにお昼も食べるので、それも30分~1時間とみると、両方あわせてまぁ1時間半は必要だとします。すると、残りは2時間。説明用のラフをつくるのに30分とすれば、ディスカッション+現地調査で1時間半しかないことになります。もちろん、そのなかには現地まで行って帰ってくる時間が含まれます。

アイデア・素材・表現

じゃあ、この1時間半で何もするか?

講師の小林さんは「アイデア+表現」だと言っていましたが、僕はそれに「ネタ(素材)」を加えなくてはいけないと思っています。おいしい料理は料理のアイデアと料理の腕だけではつくれません。たとえ、冷蔵庫の残り物でもとにかく食材がなくては料理は成立しません。

インフォメーション・グラフィックスも同じだと思うんです。

原研哉さんは、『なぜデザインなのか。』のなかでこんなことを言っています。

 空いた手で棍棒を持つのは自然だけれども、たとえば川に行けば、2つの手を合わせて水をすくって飲んだはずです。それが器の始原。器という道具の原点、原型です。だから、「棍棒」と「器」。道具の始原は2つあると思うんです。

インフォメーション・グラフィックスにおけるデザインの部分というのは基本的にこの器のデザインだと思います。
器というとすこし語弊があるのですが、料理方法や味付けも含めて、元の情報素材をどう彩り、おいしい料理として食せる状態にするかということだと思うのです。

作業の時間配分に優先順位をつける

今回のワークショップでは、このネタの仕入れも必要でした。なぜならそれは運営者側から提供されるもののなかには含まれていなかったのですから。ないなら自分たちで仕入れるしかありません。

話を戻すと、10:30~14:00の「ディスカッション・現地調査・ランチ・説明用デザインラフ」のうち、ディスカッション+現地調査に使える1時間半を、表現以外のアイデア出しとネタ調達にあてないといけないわけです。アイデア出しとネタ調達の両方をゼロからはじめてたった1時間半のあいだで満足できる状態までもっていくのはまず不可能です。

実際、僕もあるチームの現地取材についていってみましたが、あの短時間で担当する商業施設の魅力的なネタを探し当てるというのは困難です。


ロフトの現地取材を終えたチーム


このタイムテーブルが発表された事前の段階で、そのことに気づけた人が何人いたか? たとえ気づけなかったとしても、宿題で何をやってくる必要があるかがイメージできたか?
今回のワークショップのポイントはそこだったと思います。十分な時間を表現にあてるためには、アイデア出しとネタ調達を各自が事前にどれだけ行えたか、という点がポイントだったか、と。ようは必要な作業要素のそれぞれの時間配分にどう優先順位づけができたかです。取材が好きならそこに時間を割くのもありですが、そのほかに時間を割きたければ、ある程度、取材の部分は事前準備の段階にまわすしかないでしょう。
この自分自身の動き方のデザインが事前にどの程度できていたか、がひとつのポイントだったと思います。

フィールドワークと取材

実際、ある程度、アイデアを考えてくるということは参加者の誰もが多かれ少なかれやってきていたようでした。そこは仕事で普段もデザインをやっている方ばかりだったので問題はなかったようです。
ただ、多くの方がUI系のデザインやWebのIAなどをやられている方でしたので、いわゆるコンテンツそのもの、情報そのものを事前に取材するという感覚はなかったのかもしれません。

さらに最近行ったフォトカードソートワークショップ横浜ワークショップ2008の参加者も多かったので、10:30~14:00で行う作業のなかに入っていた「現地取材」を「フィールドワーク」と読み違えた方もいました。わざわざ木村さんが「現地取材」と書いてくれていたのにね。

どうも、ここがごっちゃになってるようですが、「フィールドワーク」と「取材」の目的は似てるようで違います

「取材」のほうは文字通り素材を取りにいくのが目的です。じゃあ、フィールドワークはどうかといえば、人類学や社会学などの研究分野で用いるフィールドワークならそこでの発見がそのまま素材になりますが、デザインにおけるフィールドワークは素材の発見というより切り口の発見、アイデアや表現のヒントとなる材料を発見することです。これまでのワークショップでもそうでしたが、フィールドワークで見つけたものをそのまま情報として表現する人が多いのですけど、それはちょっとフィールドワークの視点が違います。


制作物をプレゼンテーション


浅野先生が総評で言っていたフィールドワークの2つの観察のポイント「人間の行動を観察してパターンを見い出す」、「状況の観察から人の行動の背景を読み取る」のは、まさにデザインの切口=何のために何をデザインするかのコンセプトを明確にするための考えるきっかけを探すことが目的であって、研究課題でないかぎり、それがそのままコンテンツの情報要素になるわけではありません。

反対に、素材収集のための取材はコンセプトに具体的な肉づけをするための材料を探すことです。フィールドワークが骨格のための情報収集だとすれば、取材は肉となる情報を探す作業です。料理のたとえを繰り返せば、取材はまさしく食材の調達ですが、フィールドワークは料理する人が食べてもらう人が何を食べたいかを考えたり、料理の腕の引き出しを増やすために他店のメニューや調理法を参考にするための情報収集のようなものです。さらに違うたとえでいえば、今回求められた取材は漫画家や小説家が作品づくりのために行う取材に近いでしょう。

先入観を嫌うフィールドワーク、下調べが不可欠な取材

となれば、これを1時間程度で済ませようとすること自体に無理があります。どんなに優秀なライターだって下調べなしにはじめて行った場所ですんなりおもしろく書けそうなネタをみつけることなんてできません。

そう。取材においては下調べが何より重要。そこがフィールドワークと根本的に違うところです。

フィールドワークでは先入観を排除するために事前にあまり下調べはしません。でも、取材では逆。あらかじめ、こういうものが欲しいなと思うものを具体的に仕入れるのが取材です。

とうぜん、欲しいものを手に入れるには取材先で何が手に入れられそうかがわかっている必要があります。買い物をする前に下調べするようなもの。本当に手に入れるかどうかは現地で自分の目でみて手で触れて決めるのだとしても目星はつけとかないと取材になりません。

インフォメーショングラフィックスをつくるというのは、そういうことかな、と。
グラフィックの世界は素人ながら、ウェブなどを長く経験してきた目からはそう思いました。

物語化の5つの要素

アイデアを実現する情報の構造やストーリーがあって、取材で集めた見る人に役立つ・関心をひく具体的な情報(商業施設なら具体的な店舗、商品あるいは特徴ある店員や企画)があり、それらを統合的にみせる表現が組み合わさってインフォメーショングラフィックスという情報表現が成り立つのかな、と。

松岡正剛さんは『知の編集工学』のなかで物語化の5つの要素として次の5つを挙げています。

  • ワールドモデル(世界構造)
  • ストーリー(スクリプト、プロット)
  • シーン(場面)
  • キャラクター(登場人物)
  • ナレーター(語り手)

今回のようなインフォメーション・グラフィックスを制作することを考える場合でも、この5つの要素は非常に参考になるのではないでしょうか?

取材またはフィールドワークで何を拾うかは、この要素のどれを現場・フィールドに求めるのかで変わってきます。
また、今回のようなインフォメーション・グラフィックスでいえば、実は現場=フィールドとは、グラフィックスの対象となる商業施設ではなくて、想定される読者がそのコンテンツを実際にみるシーンです。
なので、フィールドワークをするのであれば、むしろ、駅などに置いてあるR25やmetro minutesをどういう人が手に取り、それをどこでどう見るかを観察した方がいいんですね。ここもごっちゃにしてはいけないポイントです。


参加者の制作風景


見る人の意識に刺さる情報ってなんだろう?
やっぱり、そのことから落とし込んでいかないと、世界構造も、キャラクター(人物だけでなく具体的な店や商品も含めて)、シーンやストーリー、そして、ナレーターとしての表現の語り口も決まってこないはずです。
自分たちが見た物をそのまま伝えるのではないんですね。ここは勘違いしてはいけない点です。あくまで他人がみておもしろいはずだと思うものを見つけてくるのが取材です。あれ、これって他人が聞いておもしろい話だっけ?という問いがなくてはコミュニケーションは成立しません。だって、インフォメーション・グラフィックスを見る人は、絵を見たいのではなく、視覚的情報表現による情報そのものが見たいわけですから。

そこに役立つ情報はあるのか?

見る人にもわかるように、具体的なシーンやキャラクターを世界構造の上、ストーリーのなかで展開するには、やはり、それらしい情報が必要になるでしょう。
今回であれば、各商業施設(あくまで商業のための施設です)の魅力を伝えるキャラクターやシーンが描けないと、どんなにしっかりした世界構造やストーリーを組み立てても、やっぱり魅力的に伝わるようにするのはむずかしいはずですから。

今回は残念ながら、「人があつまる 魅力を伝える」というテーマに対して、本来、商業施設の魅力であるはずの具体的な店舗の情報や売っている商品、あるいは興味をひくイベントや名物の店員さんなどの具体的な情報を制作物に盛り込めたチームは1つしかありませんでした。

20080927f.jpg
事前の情報収集を行ったチームの制作物


そのチームのメンバーで実際の情報収集活動を担当した参加者に、どうやって情報を集めたのかと訊くと、事前にネットで情報収集をして臨んだということでした。というのも、前回の横浜ワークショップでフィールドワークだけではネタとなる情報ソースの収集はむずかしいという反省点を感じていたからだったそうです。

うん、こういう風にきちんと自分の体験から方法を改善していくというのはいいなと思います。運営者側としては、それこそを期待していますから。

それにしても、毎回感じることですが、参加された方が楽しそうに、かつ、ちゃんとその場から刺激をもらって帰って行ってくださるのは、ワークショップの場を提供する側に身をおく立場としては非常にありがたいし、やってよかったなと感じます。
そして、何よりこういう場で参加者からいろんなことを教えてもらえるのは、僕自身の方だったりします。

これからもこういう活動は続けていきたいし、広げていければと思いました。

今後の決定済みの予定としては、


があります。

 

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2008年09月27日

[ウェブ] Yahoo!検索ランキング - 急上昇検索ワード


9 月25日に「Yahoo!検索ランキング」に新たなコンテンツが追加された。「いま、どんな検索ワードが注目されているか」をリアルタイムで知らせる「急上昇検索ワード」というコーナーである。テレビ朝日で現在放映されている「爆笑問題の検索ちゃん」内でも同様のコーナーが設けられているが、「急上昇検索ワード」の方が情報の即時性と保存性に優れている。


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Yahoo! 動画検索ワードランキングの週計データを基にランキングされており、世の中の話題や関心事がひと目でわかるデータとして活用することができる。各項目のキーワードをクリックすると、Yahoo!検索の検索結果が表示されると共に、急上昇した背景にある情報も提供してくれる。こちらの仕組みは不明だが、国内の検索シェアで半数以上を獲得しているYahoo!Japanの急上昇検索ワードから、消費者の最近の動向を追うことができるコーナーであることは間違いない。


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2008年09月25日

[ウェブ] 今日のナカツリ - 雑誌の中吊り広告


出勤時に僕は雑誌の中吊り広告をついつい見てしまうのだが、中吊り広告はデザインを仕事としている人からすれば、アイディアの宝庫である気がする。ロゴのデザインやコンテンツのレイアウト、そして見出しのキャッチ・コピーなど、大変勉強になる。反映されているデザインが、適応されているその背景や色使いについて考え、自分だったらどうデザインするのかを考えるのが楽しかったりする。


しかし、会社までの通勤路は変わることはなく、複数ある車両のうちの一部にしか目が通せていないため、別の車両はもちろんのこと、他の路線内に飾られている中吊り広告を拝見する機会は全くといっていいほどない。世間の動きを掴むことができる重要なメディアとしても捉えることができる中吊り広告を、パソコンのデスクトップに自動で表示してくれるウェブ・サービス「今日のナカツリ」がこの問題を解決してくれた。


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アップフロンティア(株)が提供しているサービスで、"AERA""週刊文春"などの週刊誌の最新発売号から、"週刊ダイヤモンド"などのビジネス誌、"BRUTUS""PEN"などのライフスタイル誌、更に"an・an"といった女性誌まで様々な雑誌の中吊り広告をデスクトップやブログ上で閲覧することのできるWindows XP/Vistaに対応するフリーソフトである。動作には「Adobe AIR 1.0」が必要だが、300×210ピクセルほどのサイズで電車に乗らなくても中吊り広告を随時チェックすることができる。


「今日のナカツリ」は、自動的にスライドショー形式で表示される仕組みとなっており、気になる見出しがあった場合はマウスを重ねると全画面表示に切り替わり、拡大して表示することも可能だ。更に表示した雑誌の公式サイトをブラウザで閲覧する機能が備わっているため、事前に内容を確認した上で雑誌を購入することができ、効率的に情報を収集することができるのではないだろうか。


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2008年09月25日

今年の冬は「チロルチョこたつ」でのりきる



こりゃ欲しいわ。

愛され続けて30年のチロルチョコが「クイズに答えてチロルチョこたつプレゼント!」というキャンペーンをやっています。
チロルチョコの定番「コーヒーヌガー」にそっくりなこたつです。やばいです。

今時郵便はがきで応募っていうのもイカすな。めんどくさいけど頑張って応募してみようか・・・。抽選で300名に当たるそうです。

クイズに答えてチロルチョこたつプレゼント
http://www.tirol-choco.com/campaign_200809/

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DECOチョコでバレンタインの義理チョコを仕込む

via:kazutoyo