「赤字の垂れ流し」など批判的な声が多かったサイバーエージェントが運営するブログ事業、通称「アメブロ」の「Ameba(アメーバブログ)」が収益を伴う有力事業としての存在感を高めてきたと、同社の代表取締役社長・藤田晋氏はあるCNETの記事でそう語っていた。
アメブロというと、芸能人やタレントが多く書いているブログという印象が強い。実際のところ、記事にも掲載されていたが、国内の著名人ブログは約2000あるとされるが、すでに約1500の著名人ブログを抱えるという強力なキラーコンテンツホルダーになっているという。はてなに移行する前までアメブロを利用していた自分からしてみると、ライブドアや他ブログと比較してみると、管理画面が初心者向けにアレンジされており非常に使いやすかったのを覚えている。特性としては、読者登録機能などの相互リンクの機能やアメブロならではのブログパーツが備わっており、充実したサービスが提供されている。動作も非常に軽快で、操作性でも国内ナンバーワンではないだろうか。
アメブロ内の収益モデルは昨年より大きく改善され、今年の2月5日に各ブログに表示されている広告がGoogleのAdsenseに適応され、広告表示が記事中のテキスト広告になったことが挙げられる。そして、サイバーエージェントは新たに4月18日より「リクエスチョン」という各ブロガーの得意分野のナレッジを売買するサービスを始めたという。
■アメブロが大成功狙える時期にきた--サイバーエージェント藤田社長に聞く:インタビュー - CNET Japan
「リクエスチョン」は、「個人的な相談に個人的に答えてくれる」というサービスで、例えばアイドルに対し個人的な自分だけの質問をしたとして、自分だけに答えてくれるというわけです。当初はアイドル等の有名人と個人的な話がしたいというニーズが多いかと思いますが、最終的には貴重な知識を持っている人達同士のナレッジ売買市場に育てたいです。
ネットメディアは「10」の成功か「0」の失敗
ネットのメディア事業は「10:0」だと思っています。成功すればすごい価値となりますが、失敗すればゼロです。だから赤字が10億円だろうが50億円だろうが関係なく、ネットメディアは最終的に成功すれば良いのです。
実際に成功しているメディアの下には、星の数ほどの失敗してきたメディアが存在することは確かである。無から有は生まれない。その通りであって、ネット業界においても技術はあるものをベースに開発している限り、競争優位にはなり得ないと僕は思う。いつかは真似されることになり、やがてコモディティーとなるからだ。実際、米国発のサービスが日本語化されるケースが多々ある。ただ、ターゲットとするユーザのニーズをしっかり掴んで、かつ形をその時々で柔軟に変化できる仕組み(マーケティング・ビジネスモデル・技術など)を作りあげる事こそが競争優位となりえるのではないだろうか。
ブログの本質はコミュニケーションメディアなので、単純にブログを書くだけならどこで書いても一緒です。ブログの最大のメリットは回遊性にあり、知らない人がリンクを辿って訪れてくる可能性こそがブログの魅力であり、そこをもっと強化していきたい。
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