実践!ユニバーサルデザインWebのブログで大変興味深い資料が掲載されていた。
ウェブアクセシビリティへの取組状況は全体的には進展してきているが、アクセシビリティに関する基本方針を策定している地方公共団体は15.5%に過ぎず、ホームページの発注・制作・公開に当たっての配慮も十分とは言えない。また、モデルで「最低限の対応」としている項目では、最も多くの地方公共団体で実施している対応(「文字サイズ変更可」)でも51.9%に過ぎず、取組は十分とは言えない。
総務省が定義するウェブアクセシビリティ:高齢者・障害者を含む誰もが、ホームページ等を支障なく利用できること、あるいはその使いやすさ。
結果
- アクセシビリティの認知度は昨年と比較すると上昇している。
- ウェブアクセシビリティへの取組状況は全体的には進んでいるが、具体的な取組状況はまだ不十分。
- 地方公共団体の課題は「職員の理解やウェブアクセシビリティに関する知識が不十分」。
資料によると、地方公共団体の規模が大きければ大きいほど取組が進んでおり、小さい程取組はまだ先になるようだ。ただ、導入しようと決断したところで、ノウハウがわからない、具体例が挙がらないといった課題がある。対応しようと知識を得たとしても、なぜ導入しなければならないのか?といったウェブアクセシビリティを導入することで得られる自社や個人のメリットを考え、納得しなければならない。社会的に進んでいるから、ルールだからと合理化して導入するのではなく、ウェブのユーザビリティが向上すると以前と何が変わるのかなどといった理解度を深めなければ個々として成長したとしても文化として浸透することは難しいのではないだろうか。ウェブに関するユニバーサル・デザインのノウハウを提供する株式会社カレンのように、影響力は小さくともこのブログ上でも発進して行きたいと思う。
なぜここまでユニバーサル・デザインに僕はこだわるのかと以前このブログでも書いた。それは、インターネットのように隔たりをなくす力を備えているだけではなかった。ユニバーサルデザインの力によって、身体の解消などの「ストレスフリー領域の低減」から「うれしさの追求」へと変わっていくと思い始めた。そして将来誰もが生き生きワクワクする健康かつ快適な社会を創造することができる可能性があることに気付く。使う人、見る人への心配り、そして上手にモノを使いこなし、ムダを省き省略する日本人ならではの馴染み深い暮らしに一歩でも近づけることができるはずだ。



