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2007年06月30日

[Web]あなたのサイトの「お問い合わせ」、本当にクリックされていますか?

少し前に、僕が制作しているサイトのユーザビリティテストを行いました。その結果、サイト右上に配置している「お問い合わせ」が全くクリックされないことが分かりました。その理由と解決策を考えてみます。


ユーザビリティテストの概要

ユーザビリティテストとは何ぞや?ということは解説しませんが、ざっくりと今回のテストの概要を書き記しておきます。

対象サイト
あるシニア向けの地方公共団体
被験者
5名。50代女性2名、30代男性2名、20代男性1名(全員5年以上のインターネット利用歴がある)
タスクの概要
団体の活動内容、被験者が登録する手順、連絡先を調べるなど。


お問い合わせがクリックされねえ!

タスクの概要を見てもらえれば分かるように、制作している僕としては連絡先を調べてもらうにあたって、「お問い合わせ」をクリックしてほしかったのです。Webデザインではよく使われている、右上あたりに「お問い合わせ」と「サイトマップ」が並んでいるデザインです。その部分は下記の画像。

f:id:aratako0:20070630141916p:image

しかし、テストを実施してみると、被験者のうちクリックしたのは1人だけ。なんで、こんなにもクリックされなかったのでしょうか。


2人はその存在に気付かない、もう2人はメールソフトが開くと勘違い。

まず、上記被験者のうちの2人、どちらも50代の女性はそもそもこの場所に「お問い合わせ」があることに気が付きませんでした。これは、使いやすさを考えてみる。(アクティブシニア・シルバー層の現場から)の森さんがときどき言っている「シニア特有の視野の狭さ」という問題に置き換えられると思います(50代をシニアと読んでいいのかは別として)。


ちなみに、この2人は連絡先を探すにあたって、グローバルナビゲーションの「センターについて」をクリックしました。もちろん、そのリンク先にも連絡先を併記しているので、まあ問題はないか、と。


30代の2人は右上の「お問い合わせ」には気付いていましたが、あえてクリックしませんでした。その理由は「クリックすると、メールソフトが起動すると思ったから」というもの。

<a href="mailto:contact@hogehoge.com">

とかって書いているときになってしまうアレですね。で、どちらの2人もここでメールソフトを開かせるのは嫌だと思い、そこをクリックしなかったとのことです。たぶん、ほかのサイトをブラウジングしているときにその経験を何度もしたんだと思います。僕もほかのサイトで右上のお問い合わせをクリックする際には、必ずといっていいほどリンク先のURLを確認してからクリックするようにしています。


分かりやすいデザインと別の到達ルートを用意する。

これらの問題の解決策は何通りか考えられると思います。その候補。

  • 右上の「お問い合わせ」にアイコンなどをくっ付けることにより、視覚的に目立つようにする。
  • 「お問い合わせ」のページに違う場所からもたどり着けるようにする。
  • 全ページのフッターやローカルナビゲーションに連絡先を書いておく。

もちろん、これらは併用してもいいし、デザインや要件とのバランスを見ながら考えていくことになろうかと思います。


ユーザビリティテストをやれば、必ずといっていいほど僕らが想定もしなかったような使い方をユーザがすることとは思います。もちろん、ビジュアルデザインやSEOも大事なのですが、ユーザがサイト内で目的を簡単に実行できることもやはり大事です。そのためには、ユーザビリティテストもやってみる価値はあるんじゃないでしょうか。


ただ、ユーザーテストをやることがユーザビリティだと思ったら大間違い:DESIGN IT! w/LOVEとあるようにあくまでテストはユーザビリティを向上させるための第一歩だと考えるべきなのですが。

2007年06月29日

一週間をふりかえり、AMNブロガーイベントもふりかえる

先週に引き続き、一週間を振りかえる。

・6月18日(月)
「PRブログの現実(vol.4.1 記事とPRブログの距離)」
・6月19日(火)
「PRブログの現実(vol.4.2 伊藤穰一氏の冴えた書きかた)」
・6月20日(水)
「ランチタイムコンサートで癒される」
「PRブログの現実(vol.3.1 CyberBuzzの「トクアド」開始にみる方向性)」
・6月21日(木)
「一週間をふりかえり、Googleで「PRブログ」を検索した衝撃」
・6月22日(金)
「「ブロガーは女子高生」の鋭い指摘」
「日経MJの2007年上期ヒット商品番付度数の低さ」
・6月23日(土)
「ケータイブログの正体は「デコブロ」だった」
・6月24日(日)
「英国人の「Most hated Internet words」の不思議」
「21世紀のプロメテウスが与えるもの」

1週間で書いたエントリーは10本。最近、仕事が忙しくて、さすがにエントリーは減ってきている。

一方、「PRブログの現実」シリーズも後半からストップ。
スランプといいたいところだが、それはヒット作家のセリフ。
すでに、数本タイトルと内容を大筋決めているので、来週はいくつか書き終えよう。

さて昨日、AMNブロガーイベントの第二弾、『ブログとマーケティング』に参加してきた。
アジャイルメディアネットワークの主催、マイクロソフトの協賛、PR会社のベクトルが会場提供という布陣。

AMN02_01_20070628.jpg

パネルディスカッションのあと、Windows Server 2008のマーケティングを考えるワークショップという構成で、大盛況だった。

AMN02_02_20070628.jpg
AMN02_03_20070628.jpg

ビールサンドイッチも美味しく、これでワークショップでブレイクしてやる!と気合をいれたが、アルコールで思考停止。

Windows Server 2008の導入前後でサーバー管理者の生活がどれだけ改善するかをテーマにしたライフログを使った企画、「サーバ管理者 Before & After」とキャッチーにしてみたものの不発。
うまく改善されないときは、「サーバーの匠」が登場するというそのまんまパクリネタしか思いつかず。

自頭の弱さに加え、アルコールでさらに弱くなる????????

とはいえ、サンドイッチ&ビール以上の収穫があった。
イベント申込み時の質問「なぜ、日本ではChannel9が不発だったのか」が採用されたこと。

答えづらい質問ながらマイクロソフト社の森屋さん、
「担当者命なので」
と見事な回答。

わたしのなかではがらっとマイクロソフトのイメージが変わった。組織として管理・統率された会社だと思っていたからだ。
しかも森屋さんは、再三「PASSION」を連呼されていた。
へえ、へえ、へえ、へえ、へえ、と5へえ(5へえが最大)

ブロガーイベントは、企画・運営側に「情熱」と「ブロガー経験」が必要だと痛感。

パネリストのかたの関連エントリー
「AMNブログイベント第二弾にご参加いただきありがとうございました。 (Agile Media Network | blog)」
「Cafe Bar 長角牛牧場 : 楽しかった」
「POLAR BEAR BLOG: ブログ+PASSION=?」
タグ:ブログ

2007年06月28日

[本] 『編集者という病い』見城徹


サイバーエージェント社長の藤田晋氏GMO社長の熊谷正寿氏といった多くの"カリスマ"経営者達に指示されている一冊。編集者でありながら、幻冬舎の代表取締役社長の見城徹氏が編集者としての生き様はもちろん、社長としての経営哲学が熱く、熱く記されている。編集者として関わった著名人とのやりとりがエピソードごとに臨場感たっぷりに紹介されており、流石読ませる事のプロ、分かり易く、読者にとっては入り込みやすい本だった。業種・職種に関係なく仕事に情熱を注いで使命感や意義を考えてみたい方にはおススメ。

編集者という病い

編集者という病い

とても強烈な方で、岡本太郎氏を思い出させるような力強い「見城語録」が炸裂している。以下が感想兼メモ。


  • 著者

編集者は「無から有を作り出す。人の精神という無形の目に見えないものから本という商品を作り出し、そこから収益を上げる」仕事をしている。だが、表現者(著者)にとっては一番書きたくないものが、編集者には一番書かせたいことであり、そのためには編集者の生き様が厳しく問われる。この本では「表現者」としての見城が「編集者としての自分、そして編集者として関わってきた数々の著名人達の生き様」「人間、それも男としての生き様」とかけている。編集者というのは生き方が問われる仕事であり、今までどうやって生きてきたか、掛け値なしに問われる。その存在感で様々な世界観や価値観を持つ書き手と付き合うしかない。

編集者とは、著者が仕事しやすい環境づくりにいかに専念するかに掛かっている。数々の著名人との出会いは、見城氏の生き方の姿勢を変えたと共に、彼には考えられなかった他者との新しい関係性を構築してくれる。作家である彼らは書かざるを得ない、書かなければ救われない何かを持っている。書かない限り生きていけないという金銭的なものではなく、自分自身が成り立たないという「病気」を持っている。そんな病気を抱える作家は皆絶えず新しく変わっていくものに敏感。見城氏も人と出会い、自分自身を表現しなければ編集者として成り立たないという『編集者という病い』を抱えているんだ。


  • 編集者

仕事をするきっかけは、相手と仕事をすれば売れるに決まっているという前提から成り立つ。例外もあるだろうが、いいものができるに決まっている、という所からしか出発はしない。編集者としてではなく、一人の人間として、見城氏は自分が感動したものに忠実に自分は動いていくというだけである。編集者とは、感性で動く仕事なのだ。そして彼らがもっている特権というのは、自分が感動したものに仕事と称して近づけること。だが重要なのは一人占めしないで他人に分け与えたいという情熱がなければならない。つまり、劣等感のない人は編集者にはなれない。過去に様々な感情を経験してきているからこそ、相手に対して指摘ができるのである。

生きることは暗闇のなかでのジャンプの連続。その延長戦上で、情動と救済の表現と関わり続けて行く。なぜなら、その表現のみが苦しみを和らげ溶かしてくれるからだ。生命の誕生は無条件。時と場所と共同体を選べずに生まれてくるという条件のなかで、表現しか救えない問題を人は背負っている。尾崎豊は表現する手段として歌手を選んだのだが、著者としても見城氏と関わっていた。彼は例えどんな表現分野でも本質の一番根のところに降りようとするからどんどん苦しみ、悩んでいった。表現に関してのみ、完全主義者であった。「自分をわかってもらいたい」と思って詞や著書とった活字で表現し、また「自分が救われたい」と思って表現し、他者に対してどうしようもなく怯えてしまう人だった。人は無条件で生きる苦しさを紛らわすために恋愛をし、仕事をする。寂しさや欠落感が大きい人は表現活動をすることでしか救われない。表現は決してなくならない。だから表現は人類の消せない記憶と言える。見城氏が編集者として生きている理由は、自分の中の消せない記憶を世の中に出したい、表現したいからだ。


  • 出版者

書き手の想いが社会の最も深部で動いているものと共振していれば共感を呼び、ヒットする。そこには社会で一番問われているものが出る。価値が崩壊している時代の中で、共同体のカタチの中で一番問われるもの。それは親子、兄弟、夫婦といった血の絆である。見城氏がプロデュースしていく過程のなかで血の共同体を真正面に持ってきているのは、そういう理由があった。その照準が書き手との動議と合致してはじめて本として成り立つ。社会の深部の柔らかい部分と共振する。幻冬舎は「人間の存在理由に気づかせる本」を目指している。

出版界は、先行する出版社に有利になるように流通制度ができており、新規参入出版社としての幻冬舎は利益構造において差をつけられる。流通精度、利益構造が後発の出版社には利益が少ないようにできていて、先行する出版社中心に考えられている。そういう状況のなかで戦っていくために「上場」を果たした。


  • 経営者

幻冬舎を設立した当時のコンセプト:『新しく出ていくものが無謀をやらなくて、一体何が変わるだろうか?』本が売れない時代だと言う。本が売れないことを、自分の責任において引き受けない。そんな出版人の「常識」の方こそ、実は「無謀」である。ブック・○フがあるから、図書館があるから売れない、若者の活字離れが甚だしいから本が売れないと叫ばれている。しかし、活字離れというならば、インターネットやケータイのメールがなぜあれほど人々の日常に溶け込むことができたのか不思議でならない。理由は、自分たちが文化を作り出しているという特権意識にあぐらを書き続けてきたことではないか。

見城氏は経営者として「スムーズに進んだ仕事は疑え」を社内で徹底している。何の傷害もなくスムーズに進んだ仕事は他人がやっても上手くいく。その程度のレベルを仕事をして満足していてはならない、と。更に多くの編集者は出会いたいと思うあまりにそれだけで満足してしまう人がいる。その対象に自分や自分の考えに興味を持たせることができるかどうかが出版者及び編集者として重要になってくる部分である。幻冬舎のビジョン、それは見城氏自らが生きていくだけと言う。みっともない見栄も含めて、彼の生き様がそのまま彼の仕事になるのだ。


最後に、編集者として、経営者としての見城徹氏の生き方が一匹のヤドカリに例えられている。

『会社というのは常に自分の隠れ家なんですよ。それが本拠地になってしまうとダメだと思う。一匹のヤドカリが角川書店という大きな宿から出て、小さな幻冬舎といういつ崩れてもおかしくない宿に移っただけなんですよ。僕にとって、所属する組織はいつも隠れ家じゃなきゃダメなんです。その場所が自分のアイデンティティになってしまうと、自分の存在価値はまったくなくなってしまう。人間は、会社が大きければ大きいほどそのレッテルに頼ってしまうものなんです。そうなってしまうと、もう終わりだと思う。』(pp186)


関連記事:

2007年06月28日

イーブックオフの衝撃レポートVol.1 注文編

Amazonのm-ケットプレイスで古本を買うときに一点だけ残念なことがある。

1冊あたり340円の送料がかかるのだ?????????`?i?????????j
利用者間で売買するしくみ上、送料は集約できないのは理屈としてわかる。

でも、数冊をまとめて買うときや、1冊1円にまで値下がりした本を買うときに、心理的抵抗が強くなる。

イーブックオフ初体験

そこで、イーブックオフを使ってみた。文字通り、ブックオフのオンライン版だ。

【イーブックオフ】日本最大級のオンライン中古書店

Amazonマーケットプレイスで1冊1円の本が105円だったりするが、まったく気にならない。

というのは、送料に
  • 合計1500円を超えると送料が無料
  • (単行本以外なら)3冊ちょうどで送料無料(キャンペーン中)
の利点がある。

というわけで、たまにはいろんな小説を読もうと、1,500円目指して買ってみた。

コスト比較表

書名イーブックオフAmazonマーケットプレイス定価
見えないドアと鶴の空158円24円1,575円
ホワイトアウト105円1円820円
奇跡の人105円1円780円
真夜中の神話273円1円1700円
マッチメイク315円1円730円
夜のピクニック315円298円660円
てのひらの闇210円55円660円
終戦のローレライ 1 105円1円490円
終戦のローレライ 2 105円1円730円
終戦のローレライ 3 105円1円730円
終戦のローレライ 4 158円1円730円
合計1,954円385円9,605円
送料0円340円×12冊0円
総合計1,954円4,465円9,605円


いつの間にか2,000円近くになってしまったが、大変満足している。

難点は
  • 本の状態がわからない
  • ビジネス書など、ジャンルによって品揃えが薄い
到着したら、本の状態をレポートしてみたい。

小説のラインアップはこちらを参考にした。
「村山涼一のWebセミナー」「若いヤツに読ませたい小説」
タグ:ブックオフ

2007年06月28日

ユーザビリティはメンバー全員の心に

MdN Interactiveサイトの「集中レクチャー : Webユーザビリティー―信頼を生む“使いやすさ”のデザイン」の「第18回 ユーザビリティはメンバー全員の心に」が掲載されました。 今回をもちまして、この連載は終了です。 読者のみなさま、ありがとうございました。

2007年06月27日

骨伝導レシーバーはブランディングに効く(はず)

通勤中の車内で携帯電話で通話する姿は、なんとも悲しい?????????`?i?????????j
騒がしいなか聞こえづらくて大声になる?g???d?b

怒ったり?????i?{???????j、謝ったり?????????`?i?????????j、笑ったり???[???i?????????j
通話に集中するほど、周囲が目に入らなくなる。
本人も周囲もつらい。

さて、そんなビジネスマン、ビジネスマンに朗報????????
骨伝導レシーバマイク01は、頭がい骨などを通じて聴覚器官に音を振動として伝える圧電式の骨伝導技術を使ったレシーバマイク。繁華街や駅などの騒音環境下で携帯の音声が聞き取りにくい場合でも、同レシーバーマイクをau携帯電話の平型イヤフォンマイク端子に接続して利用すれば相手の声が聞きやすくなる。
「ITmedia +D モバイル:auの骨伝導レシーバマイクとポータブル充電器が発売に──7月3日から」から引用)
騒がしくても相手からの声が聞きやすければ、ことさら声を荒げることもないだろう。

そこで、
「ケータイマナーの向上のため、骨伝導レシーバーを導入しています。」
というブランディングはどうだろうか。

企業のみならず大学など、使える範囲は広い。
auの法人向けセールスでも訴求力は強い。

なにより、わたしもぜひ使ってみたい。
と思ったが、携帯電話で会話することは皆無。
しばらくの間、メールは骨伝導しないだろうし。
残念?????????i?????U?????j
タグ:ケータイ

2007年06月26日

PRブログの現実(vol.4.3 海の向こうの「広告境界線」)

PRブログではないが、ブロガーが直面した広告キャンペーンの問題が紹介されている。
問題は
  1. Federated Media の"People Ready"支援キャンペーンに参加したブロガーは、コメント提供に謝礼をもらっていたのかどうか。それとも Om Malik が証言しているように、CPMベースでの広告掲載料だけだったのか。
  2. たとえコメント提供に対する謝礼が無くても、このようなキャンペーンは読者に誤解を与えるのではないか。
    という点でしょうか。
    「POLAR BEAR BLOG: 広告の境界線」から引用)
この例では、広告掲載料以外の謝礼をもらうと黒。
さらに広告掲載企業に関連したエントリーを書くことも問題になっている。

未来の日本で起こるかわからないが、注目すべきニュース????????

例えば、いまこのブログでは左サイドバナーに英語教育の広告バナーを掲載している。
この状態で英語学習に関するエントリーを書いたら、みなさんどう思われるだろうか??????`?i???_???????j
タグ:ブログ