究極美のシャングリラ邸を後にして、シャトルで一路、ホノルル・アカデミー・オブ・アーツ(ホノルル美術館)へ。

フリーウェイを走るシャトルの車窓から、ホノルルの町並みを眺めていると、先ほどまでの風景がまるで別世界のもののように思えてくる。 豪奢で夢のようなアラビアンナイトの世界から、たちまち現実の世界へ戻って行くひととき…。けれど、その行き先が美術館というのは、嬉しいものだ。
美術館横のゲートに降り立ち、南欧の大邸宅を思わせる館内へ入っていくと、シャングリラの余韻が蘇り、あのゆったりとした寛ぎの感覚が再び沸き上がってきた。
迷路のように続く回廊と幾つかのパティオを通り過ぎ、センターコートへ。ちょうどお昼時だったので、その奥のパビリオンカフェで、ランチを楽しむことにした。

数年前にリノベーションしたパビリオンカフェは、日当りのよいテラスに面した、居心地のよいダイニング。一流ホテルのテラスレストランを思わせるような、洗練された雰囲気と、ゆったりとしたレイアウト。石造りのモダンなテラスにアクセントを加えるカネコ・ジュン氏の彫刻の数々と流れる滝の音…。
アートに囲まれながら、楽しむランチは、まさに至福のひとときだ。
「ハワイ・ベスト・レストラン」のカジュアル・ダイニング部門にノミネートされたこのカフェは、スーシェフ、マイク・ネヴィン氏の創りあげる食のアートが次々と作品となって、ゲストに饗される「美」と「食」のパピリオン。
ハワイ産の有機野菜や地鶏、穫れたての魚を使ったサラダやサンドイッチ、パスタなど、見た目も美しくヘルシーなメニューが楽しめる。

この日、オーダーしたのは、近海のマヒマヒ(白身魚)をグリルして、新鮮野菜&蕎麦のトッピングと組み合わせた、マヒマヒ&蕎麦ヌードルサラダ。そして、ローストチキンとアジア系野菜をミックスしたオリエンタル・チキンサラダ。
サラダといっても、お魚やお肉がたっぷりと載った、ボリュームある品々。充分に食べ応えがあり、友人とふたりでシェアして、ほどよい感じだ。
カフェのみ利用の場合、入館料は不要。そのため、ランチを目的にここを訪れる人たちも多い。日替わりのデザートも人気。食後は、アート感覚溢れるアクセサリーやグッズを揃えたアカデミーショップを訪れる楽しみも…。
東西文化の品々を数多く集めたこの美術館は、ひとつひとつの作品の配置とプレゼンテーションが素晴らしく、まるで散歩を楽しむかのように、ふらふらとアート散策を楽しめるのが魅力。
煩雑な日々のなか、ふと憩いの時間がほしくなったら、ランチがてら、ここでのんびりとアートの世界に浸るのもよいかもしれない。
★☆★ DATA ★☆★
●Pavilion Cafe:900 South Beretania St.,Honolulu ホノルル・アカデミー・オブ・アーツ(ホノルル美術館)内/Tel:532-8734/営業時間:11:30〜14:00(火曜〜土曜日のランチタイムのみ営業)
※パビリオンカフェ、およびアカデミーショップの利用のみなら、入館料不要。
※詳細は、こちらをどうぞ! → www.honoluluacademy.org
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