今やマンションだけじゃない?エロい映画にもバリアフリーが当たり前?!
2010年11月01日14時00分 / 提供:Kmonos(=>
http://news.livedoor.com/article/detail/5110030/ )
障がい者や高齢者のバリアフリーについては、これまでクモノスでも何度か取り上げさせていただいていますが、目が見えなかったり、耳が聞こえなかったりすることで、社会との接点が失われることと同様に、文化芸術に親しむ機会が失われる、あるいは減ることもまた、彼らの人生を大きく狭めるであろうことは想像にかたくありません。
映画のバリアフリーに取り組む商社
住友商事株式会社のメディアライブスタイル事業部では、良質な映画の提供に力を入れており、出資した映画のうち5作品が、日本アカデミー賞最優秀賞作品を受賞しています。さらに、社会貢献活動として、より多くの人に映画を楽しんでいただこうと映画のバリアフリーに取り組んでいるそうです。具体的には、視覚や聴覚に障害がある方が、家族や友人と一緒に映画を鑑賞できるよう、視覚障がい者向けに「音声ガイド」、聴覚障がい者向けに「日本語字幕」をつけた作品を制作、全国各地の映画館と手を結び、バリアフリーの作品を鑑賞する機会を提供しているというのです。
商社の仕事って実に幅広いのだなあと思いますが、同社の活動は単にバリアフリー作品を提供するだけにとどまりません。バリアフリー化した映画の認知度を高めるために、本社近隣の小学校、中学校の総合学習の時間に、子ども達が実際に音声ガイドや字幕を作成する作業体験を行っているのだとか。できあがった作品は、実際に興行に使用され、障がい者の役に立つだけでなく、生徒自身の生の貴重な職業体験ともなります。また、障がい者の立場に立って制作を行うことで、共生を体感したり、同じ映像を見ても生徒によって受け方が様々であることを知るよい機会にもなっているようです。
ピンク映画もバリアフリー?!
また、いわゆるピンク映画のバリアフリー「エロテッィクバリアフリー(略称エロバリ)」を行っている企業もあります。
株式会社シグロです。同社は1985年設立、記録映画、劇映画の制作、配給を行い、関連会社の作品とあわせると、これまで80タイトル以上の作品を世に送り出しています。また、同社は目が見えない、耳が聞こえない人や、高齢者を含めた、誰もが一緒に楽しめる作品を目指しており、シグロで制作した映画は全てバリアフリー仕様にしているだけではなく、例えば、同社のホームページ(=>
http://cine.co.jp/ )は既にバリアフリーを意識した作りになっています。
ピンク映画のバリアフリーと聞いて、少々戸惑いを感じてしまった私ですが、考えてみれば、エロティックな感情は健康な人であれば誰もが抱いているもの。しかし、なかなかオープンにしづらいうえに、なぜか高齢者や障がい者は持ってはいけない感情であるかのような風潮さえあります。
誰もが楽しめる新しい表現を模索
副音声と字幕をつけた初作品は、「ナース夏子の暑い夏」と「私の調教日記」。監督は映画界の巨匠、東陽一監督で、副音声や字幕の原稿の執筆まで監督が行っているというから徹底しています。副音声でエロティックな雰囲気を出すって、なかなか大変そうですが、エロバリでは、映画の中の男女の行動を覗き見している設定で、映画に出演している女優さんが色っぽく観客に報告し、語りかける手法をとっているのだとか。一方、字幕の方は、「しだいに高まる喘ぎ声」などと表現してもどれだけ興奮が伝わるか未知数ですし、映像に流れる音楽などをどう表現したらいいのか、悩みはつきないと言います。
同社は、障がい者や高齢者だけでなく、障がいのない人も副音声などを邪魔に思わず、誰もが楽しむことができる新しい表現を模索してきたということで、ここから新しい形の映画が生まれる可能性さえありそうです。
ピンク映画のバリアフリー、なにもわざわざ大声で宣伝することもないでしょうが、いかがわしいものとして排除され、障がい者や高齢者の人生からエロティックな時間が失われてしまうことだけではないようにしたいものですね。
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この記事を読んで、10年ほど前のことを思い出しました。
というのも、実は、あるドキュメンタリー映画の上映会をしました。
その時に、この映画に副音声と字幕を付けた、いわゆる「バリアフリー上映会」をしたんです。
この時は、有志を募って、ボランティアの手による、それこそ手探りでやりました。
この上映会は、それなりに成功したと思いました。
その時に、「これは、絶対に必要なことだ!」と思いました。
ですから、記事のことは、「ようやく、時代がここまで来たか!」という感想です。
ただ、それに取り組んでいるのが、ボランティアではなくて、企業が事業としていることについては、驚きを持ちます。
媒体が、DVDやブルーレイであれば、副音声や字幕をあらかじめ最初から組み込めるので、この方向であれば十分普及できると思います。
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