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「性の問題」
先日、インターネットであちらこちらをたどっていると思いもよらないものにあたった。それは、障害者、高齢者専門の風俗のサービスだ。これまでにも、一般の風俗店でも障害者も受け入れるところもあると聞いたことはある。けれど、ここまで来ているとは思わなかった。
これを、「良いことか、悪いことか」ということは、ここでどうこう言うつもりはない。ただ、こういうニーズがあるのは確かだ。だから、こういったサービスが出来てくるのだ。
正直に言って、施設暮らしの僕も当然のこととして、悶々として寝付けなくなることがある。普通の人ならそれなりに解消出来るのだろうが、僕の場合はそう もいかない。だからといって、介護する職員に「手伝ってくれ」とは言えない。まあ、それ以前に、この福祉業界では、今までこの問題を前向きに取り組んで来 なかったのだから、論外だろうが。
異性との出会いや結婚なども含めた広い意味での「性の問題」は、100%自分で解決しないといけなかった。僕もそうだったが、障害そのものや、成長期で の経験のなさをコンプレックスに感じ、障害のために身体的な行動の制限に悩んでいた。全て、自らで解決しないといけなかった。
まあ、本来このてのことは、自分で何とかするしかないのだ。ただ、自分の責任ではないこと、自分ひとりではどうしようもないことは確かにある。何かがサポートが必要になる時は、必ずある。
かといって、施設をあげてマニュアルを作り、取り組むことでもないと思う。人はみんな多様で、その生い立ちや生き方、そのほか色々なことが関わってくるからだ。
「では、どうすれば良いのか」と言われると困るのだが、施設職員一人ひとりが、上で書いた障害者にも「性の問題」があるというのを知り、ともに考えることだろう。それを頭の片隅におき、日々の仕事をすれば、毎日の生活の中で解決されていくことも少なくないと思う。
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また、同じくネバーランド第11号でも、『<特別寄稿>/障害者・高齢者専用のデリバリーヘルス嬢/〜障害者の介護と性に携わって』と題して、「性」をテーマにした特集を組みました。
世の中でもちょうどこの時期に「セックスボランティア(著:河合香織)」という障害者の性についてのルポルタージュ風の本が出されたり、昨年末に「私は障害者向けのデリヘル嬢(著:大森みゆき)」(じつは、大森みゆきさんには、ネバーランド第11号に特別寄稿をしてもらいました)という直接携わった人の手記も出たりしています。
世間も少しは変わりつつあるように見えます。
ですが、自分の身の回りを見てみると、そうも変わってきたという実感は感じられないようにも思えます。
まあ、こんなこと云々より、ちゃんとしたパートナーが居ればこれまでかいたことなんて、問題にもならなくなるんですが・・・。




