FREITAGある人から教えてもらった"FREITAG(フライターグ)"という、スイス・チューリッヒ発のバッグブランド。

ヨーロッパでは非常にヒットしているバッグで、日本でもセレクトショップ等で扱われ始め、クチコミでその人気は過熱している。

なんでクチコミになるか。

それは、このバッグが、ヨーロッパのどこかで過酷な気候を走り続けたトラックの幌をそのままバッグ本体の生地に使用し、BENZ、BMW等の廃車のシートベルトをベルトやストラップに。そして自転車のインナーチューブを縁取りに使うなど、要するにリサイクル素材のバッグということが話題性を持っているからだ。

そのバッグに使われるトラックの幌は、様々な企業が「動く広告」として色や企業名・ロゴ・コピーなどが描かれているので、それを裁断し、バッグに使われると、全く同じものは世界にひとつとない、新しいデザインに生まれ変わる。
はっきり言って、トラックの幌だから、汚れやキズがあって、知らずに見たら「キタナイ」バッグにも見える。

しかし、デザインもさることながら、このバッグがウケているのは、その背景、リサイクルという思想なんだと思う。

日本に比べてヨーロッパ国々は、文化的に成熟してる。

アメリカ型の大量生産・大量消費、使い捨て文化ではなく、環境、エコ、リサイクルといった、持続可能型の文化は、これから日本が向かうべき方向性を教えてくれているような気がする。

そして、フランス語だったかな? ノブリスオブリージュ(社会に影響を及ぼす事ができる力を持つ人ほど模範となるべく、又 良い社会をつくっていく為、倫理観を強く持たなければならないといった考え方)は、騎士道精神をあらわす言葉であり、それが、ヨーロッパの「恵まれた環境にいるものには、それらが持つべき義務がある」という考え方の根底に生きている。

しかも、またそれがオシャレ、カッコイイという文化になっているところがスゴイ。
老若男女問わず、そうしたファッション、生き方、考え方がカッコイイという文化であるというところが「持続可能」という意味でも大事だ。

無理して環境のために我慢する、というのは、正直豊かさを一度味わった人間が続けるのは難しいところだと思うし、それは、進化ではなく退化であるようにも思う。

日本も、そういう考え方が主流になっていってほしいと思うし、多分そうなっていかないと、破綻すると思う。

国を挙げてそうした「成熟した国」に変化していかなきゃ。

それは、政治もそうだけど、日本人ひとりひとりの心の変化なくしては実現されないことは言うまでもない。

効率・利益・シェア拡大こそがビジネス!なんて時代はきっと終わるだろう。

「ビジネス・儲け」の概念は、すでに確実に変化し始めている。
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