安佐北区に「いでした内科・神経内科クリニック」という病院があります。

井手下先生は勤務医時代「自分の家で最後を迎えたい」という患者さんの声から、「家で死ねる医療」をやりたいという想いで92年に開院したようです。

99年にトヨタ流経営を導入したのは医療業界には多くのムダがあるということから。病院に経営感覚を取り入れたのです。

「ホスピタリティ」の勉強会を行って「笑顔・言葉使い・気配り・身だしなみ・態度」を取り上げ、「ホッとなごめるような雰囲気」提供することを目指しています。

また、ユニークな取り組みに毎朝の論語の素読会や早朝トイレ掃除なども行っているようです。

これらは「われわれは人間力の向上と物心両面の満足を追求しています」という経営理念から来ていると思われます。

医療や介護の現場では「人間力」の高さが求められます。

それは、「ホスピタリティ(おもてなし)」の語源が「ホスピタル(病院)」であることからもわかるように病院こそ患者さんへの「おもてなし」が必要な業界だったのかもしれません。

しかし、ほとんどの病院でそのような対応をされることは少ないでしょう。

経営の面においても診療所クラスではどんぶり勘定であったり、大病院では理念や事業計画が魂の入っていないものがあるなかで、経営理念の大切さを明確にし、現場で実践している数少ない病院なのかもしれません。


私どもも、「人間力」というものを大切にしています。

「サービス」も「おもてなし」も、最終的には現場の人間力からきます。

そして、人間性の素晴らしさと同時に仕事の能力も求められます。

そのためには、魂の入った経営理念と、日々の実行あるのみですね。



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