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2008年12月27日

田沼武能さんの解説

 やっと冬休みになってくれたという感じです。
 昨日で今年の仕事は終わり。今日から、我が家では年末の大掃除。今日、カメラの手入れをしたり写真の編集をしたりする机と、カメラ、カメラ機材、写真集や写真雑誌をズラッと壁一面に並べるための棚を搬入予定です。
 搬入前に写真を整理していてる途中、CAPA2008年10月をパラパラと見ていると、田沼武能さんが木村伊兵衛さんの写真を解説
 しているページにあたりました。田沼さんは、弟子をとろうとしない木村さんに断られながらも、あきらめずになんとか木村さ
 んの押かけ助手になるかとができたそうだ。
 アサヒカメラが毎月連載している「木村伊兵衛のこの一枚」も、田沼さんが写真を選定されておられる。


 前回の投稿でお伝えしたとおり、今私は木村伊兵衛さんのエッセイを読んでおります。木村伊兵衛さんが1930年代当時、
 「写真家として出発することができたはじめてのまとまった仕事」
 として語っておられるのが文芸家肖像展。木村さんは、これらの肖像写真が、単なる肖像写真と異なっている点は報道写真的要素が加わっていることだと述べている。当時の肖像写真というものは、静止させたポーズと定まり切ったライティングによって出来上がっていたそうである。つまり、人形的な写真で、写されている人物の内面までをも描き出すには至っていないというのが木村さんの当時の見方だったそうだ。それに対して木村さんは、人の人格が滲み出るような写真を撮りたかったそうで、それがライカとの出会いにより実現した様子が語られている。
 そのような木村伊兵衛さんの写真に対する考え方を伺わせるエピソードが、CAPA2008年10月で、田沼武能さんが語っておられる。
 田沼さんの解説によれば、首相になった池田勇人氏を撮る仕事が入ったとき、木村さんは撮影地である箱根に田沼さんを呼び出して、田沼さんにスーツ姿の池田勇人氏の写真を撮らせたそうだ。そのとき、木村さんは撮影の様子を田沼さんの隣に座って眺めていただけだそうだ。ところが首相の和服姿を撮るときに奥さんが着付けを直された瞬間、木村さんは居合抜きの如くカメラを取り出して2〜3枚シャッターを切ったそうだ。

 これは、やはり木村さんが、人格を描き出すことができない決まり切ったポーズで池田首相の写真は撮りたくなく、かといって
 依頼の仕事はちゃんとこなさくてはならないということで、わざわざ助手の田沼さんを箱根に呼び出したのではないだろうか。
 それでいて、池田首相と奥さんが心通わせる瞬間がきた時に、リアリズムを大事にされていた木村さんが、ここゾと思い、自分で
 ”生身の人間としての池田勇人氏”を撮り、印画紙の上で池田勇人氏の心の内側、人格を描きたかったのではなかろうか。

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2008年12月25日

木村伊兵衛 傑作選+エッセイ 僕とライカ

 今年の3月から初のデジタル一眼を使い始めていますが、購入前からカメラや写真のことをもっとよく知りたいと思って、昨年の
 後半からアサヒカメラを購読するようになっております。アサヒカメラを購読するようになって、毎月楽しみにしているのは、
 最新のカメラ情報や現代の写真家の皆さんのすぐれた作品を拝見できるだけではなく、昔のすぐれた作品が多く紹介されている
 点です。毎月掲載されている「木村伊兵衛のこの一枚」と「土門拳のこの一枚」も、毎回楽しみにしている写真である。日本の
 戦中戦後の写真史上で欠かすことができない2大写真家のスナップや風景写真を見ることができるのは大変有意義。

 12月27日に写真とカメラ用の新しい机と棚を自宅に搬入する予定。この年末に、部屋の壁一面を、カメラ、カメラ機材、写真集や
 カメラ雑誌などで埋め尽くすつもりである。21日は、搬入前に部屋の本、カメラ機材やその他諸々のガラクタを整理する予定
 だったのですが、サボりました。サボった理由はアサヒカメラでも紹介があった
 「パウル・ヴォルフ、木村伊兵衛、土門拳―1930年代 ライカ写真」
 を見に行くためでありました。場所は半蔵門のJCIIフォトサロン。この写真展、来年1月24日まで開催されていると完全に勘違い
 しておりました。実際には12月24日までだったことに20日の晩になって初めて気がついて、慌てて見に行った次第。
 実際に見て、ライカの伝道師として知られるパウル・ヴォルフの写真のクオリティの高さには驚きました。1930年代という大昔の
 ヴィンテージプリントとはとても思えない鮮明度。それだけライカのクォリティとヴォルフが開発した「微粒子印画法」が完成度の高い
 技術であったことの証だと思いました。
 木村伊兵衛と土門拳の作品も本当に素晴らしかった。単なる記録写真とはいえないスナップや構図のとり方とか、初心者の私には
 勉強になる作品ばかりでありました。
 作品を見終わった後で、受付のそばに「木村伊兵衛 傑作選+エッセイ 僕とライカ」という本があるのを発見。木村伊兵衛の数々の
 優秀な作品を見ることができるだけではなく、各作品に対して木村伊兵衛自身が構図のとり方や撮影時の状況などを解説している。

木村伊兵衛 傑作選+エッセイ 僕とライカ



 カメラと写真の初心者である私には、非常に参考になる解説の数々。今週は、また東海道新幹線沿いに出張。客先に年末のあいさつに
 回っているが、新幹線の車中やホテルの部屋で、各写真を見ながら舐めるように木村伊兵衛の解説を読んでいる。普段、単行本は
 サッと読み進めることが多い私ですが、この本に限ってはまだ最初の10ページ目。読むというより、木村伊兵衛の解説を読みな
 がら、じっくり鑑賞するという感じ。
 この本の最後には、木村伊兵衛と土門拳という2大写真家の対談が掲載されている。お二人の生前、「カメラ」誌上で、合計6
 回にわたって連載された対談の内容をまとめたものだそうだ。対談のページに辿りつくのには、まだかなり時間がかかりそうで
 あるが、今から読むのを非常に楽しみにしている。


.....昨年、デジイチが欲しいと思い始めてから、写真の魅力にズルズルズルと惹き込まれていっております。まだまだズルズルと
 ズルズルズルズルと堕ちていきそうな感じです(笑)。



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2008年12月22日

上海でクリスマス

 先週、トンボ帰りの短い上海出張に行きました。
 殆ど撮影の機会がないこと承知で、相棒のEOS40Dをまた持って行きました。
 やはり、撮影の機会はあまりなく.....。
 この写真は、その数少ない写真のうちの一枚。
 帰りの飛行機に乗ろうと、早朝の浦東国際空港の出発ロビーに着いたときに、この季節らしい被写体を発見しました。

浦東国際空港ロビーにて
Camera: Canon EOS40D
Lens: EF-S17-85mm f/4-5.6 IS USM
50mm, f/11, 1/30sec, ISO 1250


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2008年12月20日

台湾写真集3ページ目完成

 ミノチャゲ写真ギャラリーの台湾写真集(3ページ目)が完成しました。
 前回に引き続き、台中で撮った写真ですが、今回は縦位置の写真をまとめてみました。
 画面に写真が入りきらない場合は、ブラウザを全画面表示にしてみてください。

台中の写真(縦位置)


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2008年12月17日

台北:建國花市の賑わい

 台北に行くと、よく訪れるのが台北・建國玉市・花市。週末になると開催されます。私が台北で一番好きな場所の一つ。
 今年10月の台湾旅行の際にも行きました。
建国花市
Camera: Canon EOS40D
Lens: EF-S17-85mm f/4-5.6 IS USM
85mm, f/13, 0.3sec, ISO 200

 この写真は花市の会場。検疫などあるので、気軽に買って日本に持ち帰ることはなかなか出来ないですが、花を買わなくても
 よく行きます。なんか、ここへ行くと、明るい気分になるんですよ。地元台北の皆さんの活気が溢れています。
 しかしまぁ、みなさん花が好き。蘭が一番多いように思いましたが、盆栽の多さにも驚きます。自宅では五葉松や赤松を育てて
 います。我々も花は買わなくても、盆栽用の器をここで買っていくことはあります。しかも、日本製の有田焼などの器もあります。
 日本で買うより安いのではと思う掘り出し物にも出会えるかも。
 
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