上村松園(うえむら しょうえん)・京都の偉人
京都下京四条通御幸町の葉茶屋「ちきり屋」の次女として生まれる。
明治8年(1875)4月23日−昭和24年(1949)8月27日 74歳
日本画家で美人画の第一人者。
初の女性職業画家。

上村松園画集

生後二ヶ月で父を亡くし、葉茶屋を営む母の手で育てられる。
幼いときより何よりも絵が好きで、親戚がこぞって反対する中、母の理解と励ましのもと14歳で京都府画学校に入学。
四条派の鈴木松年に師事し、16歳で第三回内国勧業博覧会に「四季美人」を出品し一等褒状を受けた。
以来、人物画一筋に打ち込む。
幸野楳嶺(こうの ばいれい)、竹内栖鳳(たけうち せいほう)にも師事し、各種美術展で賞を受け注目を浴びた。
明治34年(1902)男子を出産、翌年、家業の葉茶屋をやめて画家として独立。初の女性職業画家となった。
「一点の卑俗なところもなく、清澄な感じのする香高い珠玉のような絵」を念願し、『母子』『花がたみ』『焔』『夕暮』など、気品高く優雅な美人画を制作した。
母の姿を重ねて描いたという『序の舞』では、「何ものにも犯されない、女性のうちにひそむ強い意志を、この絵で表現したかった」と述べている。
のちに宮尾登美子が描いた松園の伝記の表題が『序の舞』である。
女ということで受けた中傷も数知れず、後年「周りは敵ばかりやった」「ヒステリーは男の人にもあることが判って全く驚いた」と語っているほどであった。
同じく日本画家の上村松篁(しょうこう)は息子、上村淳之(あつし)は孫にあたる。
松伯美術館(奈良県奈良市登美ヶ丘2-1-4)
上村松園墓所(大谷祖廟・京都市東山区円山町477)
序の舞 (中公文庫)

もっと知りたい上村松園―生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)

青帛の仙女―上村松園

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