TOP>2006年06年


ふたりはずっとわらっている
わたしはしあわせすぎて
時々泣いたりする
あなたはわたしの涙を
優しい唇で拭ってくれる
あなた...
いとしい人...
今のわたしの涙は嬉し涙
しあわせなメロディーが
この胸の中にとまらなくて
あなたの胸へと伝わってゆく
そしてわたしは
あなたのくちびるが
わたしのくちびるに
かさなる瞬間まで
じっと見つめている
まぶたをとじて
じっくりと味わう
わたしの愛を
あなたのくちびるに差しだす
あなたは舌でからめとる
わたしの愛が
甘く透きとおって
あなたの舌のうえで
ゆっくりととけてゆく
あなたの愛は
キラキラ光って
あなたのくちびると
同じ味がする
わたしは全ての感覚で
あなたを愛しているから
わたしの全てが
あなたを恋しく思う
あなた...
いとしい人...
もうすぐわたしは生まれかわる
この手で殻を破り
あなたの女になって...
あなたの愛がこの身体に
一直線の光となって
さし込んで来るまで
わたしはもがき続ける
あなただけの女に生まれるために
わたしは苦悩する
そして強くなる
次の殻を破るための
力を手に入れる
何度も何度も
わたしは生まれかわる
あなたのために
あなた...
いとしい人...
あなたの全てがいとおしい
あなたのまぶたをくちびるで愛撫する
くちびるから全身にしびれるような
熱い波がひろがってゆく
狂おしいまでに
わたしはあなたの腕に抱きしめられて身悶える
あなたがわたしをつつむやすらぎの光
おだやかな時がいつまでも流れてゆく
あなたにやっと出会い
そして愛し合う
こんなに強く抱きしめた腕
ふたりは確かに結ばれて
身も心もとけあう
あなた ・ ・ ・
いとしい人 ・ ・ ・
あなただけが与えてくれる
この至福
あなただけが教えてくれる
この悦び
あなただけが癒してくれる
この寂しさ
あなただけが満たしてくれる
この虚しさ
あなた ・ ・ ・
いとしい人 ・ ・ ・
初めての出会いから
分かっていた
夕べのしじまの中で
あなたと交わした愛が
とこしえに続くことを
愛している
今朝はすべてが澄み切って
誰にもじゃまはできない
あなたとわたしは確かに結ばれて
身も心もとけあう
あなた ・ ・ ・
いとしい人 ・ ・ ・
by レンゲ
【ここだけの話ですけれどね、こういうやり取りが、このあと2時間続くんですよ。。。つまり、ここに書くだけの値打ちのないやり取りですよ。ここまで読んで来て、あなただって、もう、うんざりして読むのがイヤになってしまったでしょう?僕だって、こういう下らないやり取りは書きたくないんですよ。でも、僕がどれ程うんざりしているかを、あなたにも分かってもらうために、僕は下らない内容を書いてきたんですよ。もう書きたくありません。あなたにとっても、僕にとっても時間の無駄ですからね。とにかく、こういうどうでもよい会話が2時間続いたんですよ。2時間ですよ。飛行機の出発時刻を気にしながら、僕はハラハラ。。。イライラしているんですよ。僕は、本当にうんざりしてしまいましたよ。でもね、シャクに障るのは、演技だと分かっているのに、レンゲさんがトコトン演技に徹していていて“可愛い女”を演じているんですよ。レンゲさんが、もしですよ、むさくるしい男なら、ここで僕は暴力に訴えてでも、強引にエアポートに連れてゆき、飛行機に乗せてしまうんですけれどね、レンゲさんは、それをさせない演技をしているんですよね。それが見え見えなのに“可愛い女”を演じきっているんですよ。「それほどまでして、もう一日、この僕と一緒に居たいの。。。?」 僕がこう思って、レンゲさんの演技に参ってしまうことを知っていたんでしょうね。“女の武器”ですよね。とにかく、クラブ・オアシスの30人近いホステスさんの中でナンバーワンになった人ですからね、男心をくすぐって意のままにさせる術を知り抜いているから、僕のように酒が飲めずクラブでの女遊びに精通していない男なんて“赤子の手をひねる”ようなものだったでしょうね。分かっているのに、レンゲさんにきつい事が言えない。やっぱり、愛している男の弱みなんでしょうね。そういう事までを充分に計算し尽くしているレンゲさんの頭の良さをしみじみと感じましたよ。それだけに、僕は自分自身の甘さまでが分かって、馬鹿馬鹿しくなったような次第です。結局、出発を翌日に延ばす事になったんですよ。んも~~ レンゲさんに対する“甘さ”に我ながら腹が立ちましたよ。でもね、“可愛い女”をマジに演じているレンゲさんを見ていると、怒るに怒れなくなりますよ。この“女の武器”こそ、阿部定事件で吉蔵さんが死に追いやられた武器だったんですよね。吉蔵さんは分かっていた。分かっていながら、この女の武器によって殺されてしまった。もちろん僕はレンゲさんの女の武器によって殺されるのはイヤですからね。このことも含めてレンゲさんにはっきりと釘を刺しておきましたよ。】
デンマンさんは、本当にあたしが阿部定さんのような女だと思っているのですか?
レンゲさんも定さんも境界性人格障害を患っていますよ。こうして衝動的に事を進めるところなど、まさに定さんのようですよ。
■ 対人関係が不安定だ。
理想化とこき下ろしの
両極端を揺れ動く。
■ 衝動性が強い。
浪費、薬物乱用、過食、無謀運転、
見境なしのセックスなどに陥る。
衝動的に不倫に走ったりする。
■ 感情が不安定だ。
強い不快、イライラ、
不安などに悩まされる。
■ 自分ではコントロールできない
不適切なほどの強い怒りが起こる。
■ 自殺の振る舞いや
自傷行為などを繰り返す。
■ 自分自身に対するイメージが不安定。
自己同一性の顕著な混乱が見られる。
■ 慢性的な空虚感、退屈さがある。
■ 見捨てられる不安とそれを
避けようとする行為を繰り返す。
■ 妄想観念や解離性障害
(記憶喪失や現実感の喪失など)がある。
上の9つの項目のうち、5つ以上当てはまると境界性人格障害と診断される可能性が高い。
そうですよ。今回の事だって、僕は、ついさっきまでレンゲさんを引き止めようなんて思わなかった、何がなんでもレンゲさんを飛行機に乗せるつもりでいましたよ。でもね、吉蔵さんは「もうその程度で止めてくれよ」と言えなくさせる“可愛い女”を定さんに見ていた。定さんも、そういう可愛い女を演じきっていた。今だって、レンゲさんは必死になって可愛い女を演じきって僕の気持ちを変えさせたんですよ。。。分かりますか?吉蔵さんの場合には“死”という犠牲があった。僕の場合には“今日”という一日が犠牲になるだけです。でもね、この“今日”がいつ“死”に替わるかもしれない。だから、僕とレンゲさんは一緒に暮らすべきではないんですよ。分かりますか?
でも、去年の夏、あたしとデンマンさんはここで2ヶ月間一緒に生活しました。
でも、それは初めから予定していたことではないんですよ。それも、言ってみればレンゲさんの衝動性のために、そのようになっただけの事ですよ。ホテル住まいが経済的にも精神的にもできないというので転がり込んできたんですよ。
結局デンマンさんは、あたしを愛してはいないのですわ。
愛しています。でも、レンゲさんが期待しているような愛ではありませんよ。何度も言っているように、愛はレンゲさんが考えている愛だけではありませんよ。さまざまな愛がありますよ。
分かっていますわ。でも、心の恋人だからといって一緒に暮らしてはゆけないということはありませんわ。
僕は結婚しているんですよ。直美という妻が居るんですよ。だから、レンゲさんは清水君ともう一度やり直すべきですよ。
でも、あたしには洋ちゃんとやってゆく自信がないんです。
どうしてですか?
洋ちゃんはあたしが詩を書いても、今だに見向きもしないんです。
清水君だけではないですよ。詩に関心がない男の方が多いですよ。
でもデンマンさんはあたしが書いた詩をほめてくれますわ。
たまたま、レンゲさんが書く詩に僕は興味を持っただけですよ。僕だって、はっきり言って、詩なんかあまり関心がないですよ。どうでもいいものですよ。
つまり、あたしの書く詩もどうでもよいと言うことですか?
だから、レンゲさんは僕の心の恋人だから、僕にとってレンゲさんの書く詩は意味があるんですよ。レンゲさんと同じくらい愛(いと)しいものですよ。
デンマンさんは、口ではあたしの事を“愛(いと)しい”と言ったり“愛している”と言ったり。。。女心をくすぐるくせに、こういう時になると、とても冷たくします。夕べだって、おとといだって、ベッドの中ではあれほど優しかったのに。。。
それは、レンゲさんをお客さんとしてもてなしているからですよ。
今でも、あたしはデンマンさんのお客さんでしょう?
でも、言わなければならないことは言いますよ。とにかくね、今度の清水君の事は浮気なんだから、レンゲさんは、もっと冷静になって清水君とやり直すことを考えるべきですよ。衝動的にバンクーバーへやってきて、衝動的に僕と一緒に暮らすなんて、どう考えても、いつものレンゲさんらしくないですよ。
あたしは、去年から考えていました。衝動的に言い出したのではありません。
それならば、やって来る前に直美と相談すべきですよ。バンクーバーで暮らすと言う事は店長の仕事を止めねばならないでしょう?
だから、デンマンさんと相談して、OKしたら奥様に話すつもりでした。
あのね、レンゲさん。。。普通の女性はそのようには考えないよ。
そうなんですか?
だってね、今、レンゲさんがやろうとしていることは、おおっぴらに不倫をしようとしているようなものですよ。
あたしには、そのようなつもりはありませんけれど。。。
でもね、妻子のある男の元に転がり込んで一緒に暮らすと言う事は、不倫になりますよ。
でも、デンマンさんは、別居して独身生活ですわ。
しかし、僕は離婚しているわけではないんですよ。さっきだって、レンゲさんが1日帰りを延ばすと直美に言ったら、キレはしなかったたけれど、気分を害していましたよ。。。レンゲさんが自分で話すべきでしたよ。それが筋ですよ。レンゲさんにだって後ろめたさがあるから、直美と話ができない。レンゲさんも女なんだから、少しは直美の気持ちを考えてあげるべきですよ。
奥様には本当に申し訳ないと思っています。でも、あたしはこうするより他になかったんです。
直美もレンゲさんの気持ちは分かっているつもりですよ。レンゲさんが休みをほとんど取らずに働きずくめで、清水君が浮気した事にもちょっとばかり責任を感じているようなことを言っていたからね。でもね、直美にだって気持ちの上で限界がありますよ。正直言って、いつ爆発するかと思って、僕は内心ひやひやしながら見守っているんですよ。
奥様もヒスを起こす事ってあるのですか?
それは女だからね。。。、この頃ではめったに爆発する事はなくなったけれど、レンゲさんのことでは、かなり自分を抑えているからね。レンゲさんが直美の立場になって考えてみれば分かりますよ。レンゲさんほど独占欲の強い女なら、自分の夫の元へ若くてピチピチした魅力的な女など遊びにやる事などできませんよ。
分かっています。だから、あたしは奥様には頭が上がらないんです。
直美にも女の誇りや意地がありますからね。“内の人と不倫しないでね”とは直美には言えませんよ。どうせ言うなら、“そんなに内の人が良いと思うなら、そうぞ。あなたのご自由に。。。、でも、あの人はあなたが思うほどの人物ではないのよ。あなたにも、きっと分かるときが来るわ。。。” おそらく直美が言うとすれば、そのような事をレンゲさんに言うでしょうね。
だったら、どうしてはっきりと奥様はあたしにおっしゃらないのですか?
だから、女の誇りと意地があるからですよ。これまで本音と建前を使い分けて、女手一つでビジネスをここまで立ち上げてきた。恋愛経験もないわけではない。若い男から今だにナンパされるらしい。あれで、けっこう男にモテるんですよ。だから、男と女の駆け引きも充分に知っている。ビジネスでも、男のことでも、けっこう経験をつんでいる。女の自信のようなものをしっかりと持っている。僕は、そう見ていますよ。だから、レンゲさんに、“お願いだから、内の人を奪わないでね”とは死んでも言わない人ですよ。
もし、あたしがデンマンさんを奪ってしまったら。。。?
僕のことを下らない男だと再認識するでしょうね。死んでもレンゲさんに夫を返して欲しいなんて言わない人ですよ。精神的にも経済的にも一人でやってゆける女ですからね。
だったら、あたしがデンマンさんと不倫する事など心配する必要はないでしょう?
心配になるのが夫婦というものですよ。僕と直美は結婚しているんですよ。これまで家庭を築いて来た。運命共同体のような意識がどこかにありますよ。お互いに信頼している。その信頼があるから、レンゲさんを笑って送り出すことができる。でも、人間は完璧ではありませんからね。僕が完璧でない事も、直美は充分に知り尽くしている。僕もかつて不倫した事がある。直美はそのことで苦い思いをした。でも、いまさら、若い女房に戻ってヒステリーを起こして、レンゲさんに噛み付いたところで、良い方向に向かうわけでもない。なるようにしかならない、という諦観もある。それが理解できる程度の人生経験を持っている。だから、レンゲさんに対してとやかく言わないんですよ。なるようにしかならないのだから、みっともない事はしたくない。今の直美の気持ちは一言で言えばそういうことですよ。
あたしは、結局、奥様の目にはつまらない女として映っているのですわ。
そうやって、また、レンゲさんは、自分自身を必要以上に価値のない女だと思い込もうとする。悪いクセですよ。レンゲさんがつまらない女なら、直美は成田まで送らなかっただろうし、2泊3日の休暇もあげなかったですよ。。。いや、初めから店長などにしなかったでしょうね。
分かりましたわ。奥様の気持ちも考えますわ。でも、奥様は“久しぶりでしょうから、充分に甘えてきてね”、とおっしゃってくれました。
レンゲさん、充分すぎるくらいに甘えたでしょう?それ以上甘えたら、阿部定事件になってしまいますよ。レンゲさんだって僕を殺そうとは思っていないでしょう?
分かりませんわ。もしかすると。。。もしかして。。。
そういう怖いことは言いっこなしにしましょうね。
【ここだけの話しですけれどねぇ~、もう1日恐怖の日を耐えねばなりませんよ。何とかレンゲさんが異常な事を言い出さないようにと神に祈っていますよ。僕は無神論者ですけれど、こういう時には神頼みがしたくなりますよね。うへへへ。。。とにかく、レンゲさんの話はますます面白くなりますからね。これまでの話を読みたい人はリンクを貼っておきましたから、ぜひ読んでくださいね。】
レンゲさんの愉快で面白い、そして悩み多い日々は
次のリンクをクリックして読んでください。
■ 『レンゲさんのこれまでの話を読みたい人のために。。。』
■ 『レンゲさんの愛と心のエデン』
レンゲさんをもっと知りたい人は。。。。
■ 『女探偵ふじこが試みたレンゲさんの素行調査』
■ 『“愛の正体” と “レンゲのテーマ”』
■ 『不倫の悦びと苦悩』
■ 『レンゲさんのように苦境から立ち上がった女 ー グロリア・スタイナム』
レンゲさんの写真を見たい人は。。。
■ 『レンゲさん、あなたは実はメチャ美人なんですよ!』


ふたりはずっとわらっている
わたしはしあわせすぎて
時々泣いたりする
あなたはわたしの涙を
優しい唇で拭ってくれる
あなた...
いとしい人...
今のわたしの涙は嬉し涙
しあわせなメロディーが
この胸の中にとまらなくて
あなたの胸へと伝わってゆく
そしてわたしは
あなたのくちびるが
わたしのくちびるに
かさなる瞬間まで
じっと見つめている
まぶたをとじて
じっくりと味わう
わたしの愛を
あなたのくちびるに差しだす
あなたは舌でからめとる
わたしの愛が
甘く透きとおって
あなたの舌のうえで
ゆっくりととけてゆく
あなたの愛は
キラキラ光って
あなたのくちびると
同じ味がする
わたしは全ての感覚で
あなたを愛しているから
わたしの全てが
あなたを恋しく思う
あなた...
いとしい人...
もうすぐわたしは生まれかわる
この手で殻を破り
あなたの女になって...
あなたの愛がこの身体に
一直線の光となって
さし込んで来るまで
わたしはもがき続ける
あなただけの女に生まれるために
わたしは苦悩する
そして強くなる
次の殻を破るための
力を手に入れる
何度も何度も
わたしは生まれかわる
あなたのために
あなた...
いとしい人...
あなたの全てがいとおしい
あなたのまぶたをくちびるで愛撫する
くちびるから全身にしびれるような
熱い波がひろがってゆく
狂おしいまでに
わたしはあなたの腕に抱きしめられて身悶える
あなたがわたしをつつむやすらぎの光
おだやかな時がいつまでも流れてゆく
あなたにやっと出会い
そして愛し合う
こんなに強く抱きしめた腕
ふたりは確かに結ばれて
身も心もとけあう
あなた ・ ・ ・
いとしい人 ・ ・ ・
あなただけが与えてくれる
この至福
あなただけが教えてくれる
この悦び
あなただけが癒してくれる
この寂しさ
あなただけが満たしてくれる
この虚しさ
あなた ・ ・ ・
いとしい人 ・ ・ ・
初めての出会いから
分かっていた
夕べのしじまの中で
あなたと交わした愛が
とこしえに続くことを
愛している
今朝はすべてが澄み切って
誰にもじゃまはできない
あなたとわたしは確かに結ばれて
身も心もとけあう
あなた ・ ・ ・
いとしい人 ・ ・ ・
by レンゲ
■ 対人関係が不安定だ。
理想化とこき下ろしの
両極端を揺れ動く。
■ 衝動性が強い。
浪費、薬物乱用、過食、無謀運転、
見境なしのセックスなどに陥る。
衝動的に不倫に走ったりする。
■ 感情が不安定だ。
強い不快、イライラ、
不安などに悩まされる。
■ 自分ではコントロールできない
不適切なほどの強い怒りが起こる。
■ 自殺の振る舞いや
自傷行為などを繰り返す。
■ 自分自身に対するイメージが不安定。
自己同一性の顕著な混乱が見られる。
■ 慢性的な空虚感、退屈さがある。
■ 見捨てられる不安とそれを
避けようとする行為を繰り返す。
■ 妄想観念や解離性障害
(記憶喪失や現実感の喪失など)がある。
上の9つの項目のうち、5つ以上当てはまると境界性人格障害と診断される可能性が高い。
そうですよ。レンゲさんがバンクーバーにもう1日居たいばかりに出発を引き延ばした事だって、僕は全く予期していなかったことですよ。何がなんでもレンゲさんを飛行機に乗せるつもりでいましたからね。“阿部定事件”でもね、吉蔵さんは「もうその程度で止めてくれよ」と言えなくさせる“可愛い女”を定さんに見ていた。定さんも、そういう可愛い女を演じきっていた。レンゲさんも必死になって可愛い女を演じきって僕の気持ちを変えさせたんですよ。。。分かりますか?吉蔵さんの場合には“死”という犠牲があった。僕の場合には“当日”という一日が犠牲になるだけだった。でもね、この“当日”がいつ“死”に替わるかもしれない。だから、僕とレンゲさんは一緒に暮らすべきではないんですよ。分かりますか?
でも、去年の夏、あたしとデンマンさんはバンクーバーで2ヶ月間一緒に生活しました。
でも、それは初めから予定していたことではないんですよ。それも、言ってみればレンゲさんの衝動性のために、そのようになっただけの事ですよ。ホテル住まいが経済的にも精神的にもできないというので転がり込んできたんですよ。
結局デンマンさんは、あたしを愛してはいないのですわ。
愛しています。でも、レンゲさんが期待しているような愛ではありませんよ。何度も言っているように、愛はレンゲさんが考えている愛だけではありませんよ。さまざまな愛がありますよ。
分かっていますわ。でも、心の恋人だからといって一緒に暮らしてはゆけないということはありませんわ。
僕は結婚しているんですよ。直美という妻が居るんですよ。だから、レンゲさんは清水君ともう一度やり直すべきですよ。
でも、あたしには洋ちゃんとやってゆく自信がないんです。
どうしてですか?
洋ちゃんはあたしが詩を書いても、今だに見向きもしないんです。
清水君だけではないですよ。詩に関心がない男の方が多いですよ。
でもデンマンさんはあたしが書いた詩をほめてくれますわ。
たまたま、レンゲさんが書く詩に僕は興味を持っただけですよ。僕だって、はっきり言って、詩なんかあまり関心がないですよ。どうでもいいものですよ。
つまり、あたしの書く詩もどうでもよいと言うことですか?
だから、レンゲさんは僕の心の恋人だから、僕にとってレンゲさんの書く詩は意味があるんですよ。レンゲさんと同じくらい愛(いと)しいものですよ。
デンマンさんは、口ではあたしの事を“愛(いと)しい”と言ったり“愛している”と言ったり。。。女心をくすぐるくせに、こういう時になると、とても冷たくします。バンクーバーには3泊しただけだったけれど、ベッドの中でデンマンさんはあれほど優しかったのに。。。
それは、レンゲさんをお客さんとしてもてなしていたからですよ。
もう、あたしはデンマンさんのお客さんではないので冷たくするのですか?
レンゲさんは僕の“心の恋人”なんですよ。詩を通じて比翼連理になっている。レンゲさんだって充分にその事を感じているではないですか?そうでしょう?
でも。。。
デモも機動隊も居ませんよ。僕は言わなければならないことは言いますよ。とにかくね、今度の清水君の事は浮気なんだから、レンゲさんは、もっと冷静になって清水君とやり直すことを考えるべきですよ。衝動的にバンクーバーへやってきて、衝動的に僕と一緒に暮らすなんて、どう考えても、いつものレンゲさんらしくないですよ。
あたしは、去年から考えていました。衝動的に言い出したのではありません。
それならば、やって来る前に直美と相談すべきですよ。バンクーバーで暮らすと言う事は店長の仕事を止めねばならないでしょう?
だから、デンマンさんと相談して、OKしたら奥様に話すつもりでした。
あのね、レンゲさん。。。普通の女性はそのようには考えないよ。
そうなんですか?
だってね、今、レンゲさんがやろうとしていることは、おおっぴらに不倫をしようとしているようなものですよ。
あたしには、そのようなつもりはありませんけれど。。。
でもね、妻子のある男の元に転がり込んで一緒に暮らすと言う事は、不倫になりますよ。
でも、デンマンさんは、別居して独身生活ですわ。
しかし、僕は離婚しているわけではないんですよ。レンゲさんが1日帰りを延ばすとあの日直美に電話したら、キレはしなかったたけれど、気分を害していましたよ。。。レンゲさんが自分で直接話すべきでしたよ。それが筋ですよ。レンゲさんにだって後ろめたさがあるから、直美と話ができない。レンゲさんも女なんだから、少しは直美の気持ちを考えてあげるべきですよ。
奥様には本当に申し訳ないと思っています。でも、あたしは、ああするより他になかったんです。
直美もレンゲさんの気持ちは分かっているつもりですよ。レンゲさんが休みをほとんど取らずに働きずくめで、清水君が浮気した事にもちょっとばかり責任を感じているようなことを言っていたからね。でもね、直美にだって気持ちの上で限界がありますよ。正直言って、いつ爆発するかと思って、僕は内心ひやひやしながら見守っているんですよ。
奥様もヒスを起こす事ってあるのですか?
それは女だからね。。。、この頃ではめったに爆発する事はなくなったけれど、レンゲさんのことでは、かなり自分を抑えているからね。レンゲさんが直美の立場になって考えてみれば分かりますよ。レンゲさんほど独占欲の強い女なら、自分の夫の元へ若くてピチピチした魅力的な女など遊びにやる事などできませんよ。
分かっています。だから、あたしは奥様には頭が上がらないんです。
直美にも女の誇りや意地がありますからね。“内の人と不倫しないでね”とは直美には言えませんよ。どうせ言うなら、“そんなに内の人が良いと思うなら、そうぞ。あなたのご自由に。。。、でも、あの人はあなたが思うほどの人物ではないのよ。あなたにも、きっと分かるときが来るわ。。。” おそらく直美が言うとすれば、そのような事をレンゲさんに言うでしょうね。
だったら、どうしてはっきりと奥様はあたしにおっしゃらないのですか?
だから、女の誇りと意地があるからですよ。これまで本音と建前を使い分けて、女手一つでビジネスをここまで立ち上げてきた。恋愛経験もないわけではない。若い男から今だにナンパされるらしい。あれで、けっこう男にモテるんですよ。だから、男と女の駆け引きも充分に知っている。ビジネスでも、男のことでも、けっこう経験をつんでいる。女の自信のようなものをしっかりと持っている。僕は、そう見ていますよ。だから、レンゲさんに、“お願いだから、内の人を奪わないでね”とは死んでも言わない人ですよ。
もし、あたしがデンマンさんを奪ってしまったら。。。?
僕のことを下らない男だと再認識するでしょうね。死んでもレンゲさんに夫を返して欲しいなんて言わない人ですよ。精神的にも経済的にも一人でやってゆける女ですからね。
だったら、あたしがデンマンさんと不倫する事など心配する必要はないでしょう?
心配になるのが夫婦というものですよ。僕と直美は結婚しているんですよ。これまで家庭を築いて来た。運命共同体のような意識がどこかにありますよ。お互いに信頼している。その信頼があるから、レンゲさんを笑って送り出すことができる。でも、人間は完璧ではありませんからね。僕が完璧でない事も、直美は充分に知り尽くしている。僕もかつて不倫した事がある。直美はそのことで苦い思いをした。でも、いまさら、若い女房に戻ってヒステリーを起こして、レンゲさんに噛み付いたところで、良い方向に向かうわけでもない。なるようにしかならない、という諦観もある。それが理解できる程度の人生経験を持っている。だから、レンゲさんに対してとやかく言わないんですよ。なるようにしかならないのだから、みっともない事はしたくない。今の直美の気持ちは一言で言えばそういうことですよ。
あたしは、結局、奥様の目にはつまらない女として映っているのですわ。
そうやって、また、レンゲさんは、自分自身を必要以上に価値のない女だと思い込もうとする。悪いクセですよ。レンゲさんがつまらない女なら、直美は成田まで送らなかっただろうし、2泊3日の休暇もあげなかったですよ。。。いや、初めから店長などにしなかったでしょうね。
分かりましたわ。奥様の気持ちも考えますわ。でも、奥様は“久しぶりでしょうから、充分に甘えてきてね”、とおっしゃってくれました。
レンゲさん、充分すぎるくらいに甘えたでしょう?それ以上甘えたら、阿部定事件になってしまいますよ。レンゲさんだって僕を殺そうとは思っていないでしょう?
分かりませんわ。もしかすると。。。もしかして。。。
そういう怖いことは言いっこなしにしましょうね。
分かりましたわ。。。それで、コメントのことですけれど、どのようなコメントを鐵さんは書いてくれたのですか?
次に示しますよ。
くだらないと思って読んでいる人が結構居ますよ。
その中の幾人かが、全く下らないコメントを書きました。
その下らなさを僕が指摘したにもかかわらず、僕の返信に対して答えられないほど馬鹿げたコメントを書いたわけです。
でも読んでいるんですよ。下らないと思いながら。。。うへへへ。。。
実は、レンゲさんという人物は存在しません。
つまり、レンゲさんとすっかり同じ人物は居ないということです。
では、架空の人物?
架空の人物なら、僕は2年近くも、この記事を書き続けてくることはできませんよね!
僕はそれ程イマジネーションの才能には恵まれていません。
このレンゲさんは実際に存在する3人の女性のcollageです。
つまり、現在、そしてこれまでに僕が関わってきた(そして関わっている)生きている3人の女性を合成した人物です。
3人とも境界性人格障害を患っています。
手記や詩のほとんどがその人たちが書いたものです。
でも、その個人のプライバシー保護のために身元が判明しないように掲載しています。
つまり僕が書いているレンゲさんについての記事の内容は決して架空ではないのです。
性格だとか、数々の“事件”は事実に基づいて書いています。
鐵さんの感想をもらって、改めて、書いていた甲斐があったと思っていますよ。
いいえ、あたしの独占欲の問題ではありませんわ。デンマンさんの浮気心の問題ですねん。んも~~。。。洋ちゃんといいデンマンさんといい、男ってどうしてそれほどまでに浮気したいのでしょうかああああああああ!!!!
【ここだけの話しですけれどねぇ~、レンゲさんの独占欲には困ったものですよ。上の判断基準には独占欲という項目はないのですが、付け加えるべきだと思いますよね。見捨てられ感の裏返しなんでしょう。いづれにしても、こうしてレンゲさんが感情的になると、河内弁が飛び出してきて、もう手に負えないんですよ。うへへへへ。。。。とにかく、レンゲさんの話はますます面白くなりますからね。これまでの話を読みたい人はリンクを貼っておきましたから、ぜひ読んでくださいね。】
レンゲさんの愉快で面白い、そして悩み多い日々は
次のリンクをクリックして読んでください。
■ 『レンゲさんのこれまでの話を読みたい人のために。。。』
■ 『レンゲさんの愛と心のエデン』
レンゲさんをもっと知りたい人は。。。。
■ 『女探偵ふじこが試みたレンゲさんの素行調査』
■ 『“愛の正体” と “レンゲのテーマ”』
■ 『不倫の悦びと苦悩』
■ 『レンゲさんのように苦境から立ち上がった女 ー グロリア・スタイナム』
レンゲさんの写真を見たい人は。。。
■ 『レンゲさん、あなたは実はメチャ美人なんですよ!』