“今度こそ、ダメかも。”
と、ひやひやしながらも、何とか契約症例数満了直前まで来た。
あぁ、それなのに又か。

プロトコルに記載されてある選択基準・除外基準以外の除外基準事項は、ある程度は仕方ないと思う。
事前に根拠に基づいて説明が出来ていれば、治験責任医師・分担医師(以下、この項はDr.と記載)も良い顔はしないが、一応納得してご協力して下さる。
でも、1つ2つ3つ・・・・・・と、治験がスタートしてからボロボロボロボロと、プロトコル記載事項以外の除外基準を提示し、Dr.が組み入れのためにピックアップした患者様にダメ出しされると、もう、モチベーション下がりまくりなのである。
一応、やまちゃんも同意前にDr.に、
“(以前の事例など出して)プロトコルに記載がなくても、もしかしたら組み入れ不可と言われる可能性があるかも知れません。確認してまいります。”
と、未然に防ぐようにして来た。
でもね。
今回は、幾ら何でもプロトコル記載外が多すぎるのである。
更にCROが介入しており、CRO⇔依頼者のラインも上手くいっておらずレスポンスが良くなかったり、CROと依頼者の見解の違いも加わり、今日は依頼者が謝罪のために訪問されたのだ。
Dr.はものすごく怒っていたが、最終的にはもう一息のため、エントリーにご協力いただける事にはなった。

依頼者がお帰りになった後、依頼者からのお土産をDr.方と食べていたら、タイミング悪く依頼者の会社の担当MRの方がボールペンを持って医局に入って来てしまった。
お土産のお菓子と珈琲で、多少は落ち着いたDr.が、担当MRの顔を見るなり思い出し怒りしてしまった。
ボールペンを置いて、そそくさと帰る担当MRの方。
やまちゃんがしていたら、Dr.が、
“大丈夫、治験でお世話になっているし、☆★(依頼者の製品)は、僕が1番使っているんじゃないかなぁ〜”
・・・何か、疲れるのだ。
他にもやまちゃんは、末端の中間管理職として困った事が起こるなど、今週はパっとしないのだ。
でも、野望のために頑張るしか・・・・・ないのだ。

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