会社からの帰り道、大阪駅の歩道橋でよくストリートミュージシャンを見かける。
ギター片手に歌う人や、女の子デュオ、ジャズっぽいものなど、
まさに多種多様で、たまに道行く多くの人の足をとめるくらいの人もいる。
オレはといえば、その前を通る時に耳を傾けるくらいで、ほとんど立ち止まる事はない。
高校生くらいの時は結構見てたような気がするんだが、これも年のせいか。
ところが、2ヶ月ほど前にがっちり足を止めて聴いてしまった事がある。
年の頃は24,5歳くらい、キーボードで弾き語りをする男性で
日比直博というらしい。
特別演奏が上手いわけではないし、際立って歌が上手いわけでもない。
でも何というか、曲がすんなりと体に入ってきた。
曲のタイプでいえば、デビュー当初(「View」とか「奏」の頃)のスキマスイッチに似てる。
歌詞はもっと前向きだったけど。
聴いてて、正直気持ちよかった。
ところが曲の途中で警察が来てしまい、強制退去させられてしまった。
偉そうに腕組みして立ちはだかる公僕の前で、渋々機材を片付け出したのを
見て、演奏終わりにCDをと待っていたオレの願いは叶わず、
その後彼を見なくなった。
そして、昨日会社帰りに彼を発見。
しかも、キーボードの前に座っているものの、演奏はしていない。
横のボードには、「CD500円」文字が。
おもむろに近付き、いきなり「CDちょうだい」。
彼は驚いた顔をしながらも、CDを渡してくれた。しかもサイン付きで。
いきなりスーツを着たおっさんが来たら、そりゃびっくりするだろう。
ストリートミュージシャンからCDを買ったのは、生まれて初めてである。
彼はこれからどうなって行くんだろう。
見る人が見れば、メジャーのチャンスはあると思う。
その時が来たら、一人このCDを見ながらニヤける事だろう。
歌詞カードにURLが書いてあった。
携帯サイトのようだ。
試聴できるHPがあればいいのにね。



