日曜日は勉強をせず、ひたすら本を読んでました。
午前中は「白い巨塔」、午後はアダルトチルドレン関連の本です。
白い巨塔は、昔読んだ際は、医学用語や裁判シーンが難しくて、あまり頭に入らなかったのですが、今回はスイスイ読めました。
汚い手を使ってでも己の野望を果たそうとする財前と、あくまで医者・医学者としての本分をまっとうしようとする里見。
財前が癌に倒れたとき、里見が財前を「かわいそう」と言うのですが、理屈はともかく心情的に良く分かりました。
「かわいそうだた惚れたってことさ」漱石の「三四郎」に出てくるそうです。あ、ホモっていう意味で引用したんじゃないですよ。人間として深く関心の対象にしている、っている感じでしょうか。
私は、里見のレベルまでは達しておらず、きれいごとは言いつつも、嫉妬・名誉欲・保身をそれなりにしてしまう(「政治」が下手なだけ)東教授レベルだと思います。
己のなすべきことにひたむきに取り組みつつも、人に対する思いやりの心は忘れないようにしたいなぁ、というのが読後感です。
さて、午後はアダルトチルドレン関連の本。よく誤解されるのですが、子どもっぽい大人という意味ではなくて、子ども時代に子どもらしくできなかったために、大人になってからもそれを引きずり苦しんでいる、というような意味みたいです。
昔の恋人にそれとなく指摘されたことがあって、ずっと引っかかっていたので、今回読んでみました。本自体はあまり出来がいいとは思えないのでご紹介はしませんが、ひとつ役に立ったことがあったのでご紹介しておきます。
それは、両親に手紙を書くこと。ただし、この手紙は投函しません。
感謝の気持ち、その一方でこうして欲しかったという気持ちを赤裸々に書くことで、今生きていくうえで障害になっている信念が見えてきました。
こういった合理的ではない信念を取り除いて、合理的な信念に置き換えていくという心の作業はなかなかすんなりとは行きませんが、なにもしないよりははるかにマシだ、というのが正直な想いです。
この「合理的な信念」の中で、最もとっつきやすく、重要だと感じたのが、表題の「自分なりに頑張ったならそれでいい」というものです。最近私が主張している「自分に厳しく」と矛盾してしまいますが、実現不可能な課題を自分に掲げて常に欲求不満でいて、他人にも高いハードルを課してしまうくらいなら、少し自分に課すハードルの高さを下げてもいいのではないかと考えたのです。毎日寝る前に「今日の俺はよく頑張ったなぁ」と思えることで、人を思いやる余裕も出てくるんじゃないかなぁ。ちなみに私が考えていた以前の課題(達成感)というのはユーレカ体験とかアハ体験とか言われているものと近く、一言で言うと「分かったぞ!」という快感です。こんな体験、高名な歴史上の学者でも一生に何回あるか分からないもので、こんなものを自分自身に課したところで、欲求不満がたまるだけですよね(笑)。
今日は月1回の名古屋出張の日でした。出張の中身はいつもどおりなのですが、往復4時間電車に乗っているので、その時間に講談社のブルーバックスで「マンガ心理学入門」という本を読み終えました。
本のタイトルからして、軽いものを想像していたのですが、学問としての「心理学」をやさしく、また、いろんな学説をもれなく紹介していて、なかなかの良本だと思いました。
恋愛や悩みの解決にあたり、さまざまな本が出版されていますが、学問としての心理学を学んだ方が、かえって急がば回れなのかもしれないなぁ、などと感じた次第です。
この本で紹介されている中で、最もより深く知りたいと感じたのは、マズローとフロイトです。マズローの理論は、私が「人生哲学」として述べていることをさらに深く掘り下げたもののように見え、非常に興味深く感じました。私は、本能と対人関係と達成欲は並列的であり、それぞれに配分する時間をどうするかが問題だ、と結論付けていたのですが、マズローは自己実現は最も高次の段階で、本能的なものは最も低次な段階だと言い切っています(対人的なものはその中間)。直感的ですが、私の人生に益するものでありそうな予感。さっそく本の手配をしようかな(読んでない本がたまる一方だけど・・・)。また、フロイトは、なんでもセックスに一元化する傾向があるように見えて今まで敬遠していていたのですが、この本の紹介文を読む限り、私にはかなり説得力があるように見えました。特に興味があるのは無意識ですね。あるいは、ミスチルの歌にもあるエス(イド)。フロイト学派のユングやアドラーといった有名人もおさえておきたいですね!
それでは、今日は長くなったのでこの辺で。ちょっと理論を書いてから寝ます。お休みなさい。
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