
いつもより 少し寒い夜だった。
それぞれの家に帰るであろう
足早な波に流されながら
改札をくぐり抜け、
ふと目に止まった 看板。
生まれて初めて、
「立ち食い」の軽食屋に入った。
よく駅の中で見かけるような、小さな店。
空腹だったけれど、
それよりも、体験してみたい“好奇心”だった。
スーツ姿の客が 途切れる事なく、空腹を満たしていく
私の知らない空間…。
座って休むわけでもなく、
ゆっくり味わうわけでもない。
それが、当たり前の場所。
私は食券を買って、カレーライスを食べた。
店長らしき人は 愛想笑いをするでもなく、
淡々と料理を出した。
私より後から来た小太りの中年男性は、
正面にいる私をチラリとも見ずに ラーメンをすすり、
また足早に立ち去ってゆく。
それらは、特別なようで そうでもなかった。
今、電車に乗っても 街を歩いても、
周りには無関心な人の群。
私もその中の一人だ。
この場所は、現代を表しているように思えた。
…少し寂しい気持ちになった。
でもそれが逆に、ここには求められているんだろぅか。
仕事や人間関係で疲れたサラリーマン達が、
仕事帰りに 何も気を使う事なく
食欲を満たせる場所。
心をオフにする時間…。
もしかしたら 利用する人達にとって、
なくてはならない場所なのかもしれない…?
と思った。
私は 隣りで同じカレーライスを食べていた見知らぬ人に
「オイシイですね(^-^)♪」
なんて話しかけたい気持ちを 抑えながら、(笑)
セルフサービスの水を飲み干し 食器を返却棚へ置いた。
最後に、無表情で料理を作り続ける店長に
「ごちそうさまでした!」
と元気に言うと
私の笑顔につられて 彼もかすかに口元を上げ、
答えてくれた。
心が疲れた時、またここに立ち寄るかもしれない…
そぅ思いながら、
何故か すがすがしく感じていた。
お腹以上に 満たされた気持ちで、
私は ゆっくりと帰路についた――。
おっしまい♪♪♪
ヾ(^▽^)ノ
初の小説タッチなブログ(日記)、いかがでしたか☆
長文を読んでくれて、ありがとぅ〜(^^)/

















