この盆踊りは和歌山県白浜町で行われているもので、文政3年に改築された網地蔵童を主体に先祖崇拝の厚い信仰の中から生まれた伝統行事で、およそ200年も続いているという。
踊りを知らない人も見よう見まねで参加したり、面をかぶったまま、汗びっしょりになって踊る人など、子供も大人も時間を忘れ、夏の夜のひとときを楽しんだ。
この行事は200年続いているというのだが、「白浜音頭」や「炭坑節」、古くから歌い継がれている盆踊り歌「鈴木主水と白糸口説き」といったこの地域に伝わる伝統的な踊りや仮装だけでなく、浦島太郎や乙姫様、カメにお猿さんにひょっとこ、侍に一つ目小僧、チャイナドレスにウルトラマンといった定番から、ガングロ娘や氣志團、はたまたシャラポワにゴルフの宮里藍ちゃんなど時代を反映するものまでさまざま。由緒のある行事なのに、参加する人が楽しければ何でもありという精神が面白い。
毎年、実行委員会を組織し、福引き抽選会や仮装参加者に特別賞を用意して盛大に行っているこの行事。実行委員会の正木委員長は「仮装して踊る歴史までは分からないが、 この周辺では珍しい盆踊り。地区の伝統として守っていきたい」と話している。
NHKでは全国放送に限らず、ローカルニュースでもこういった奇祭や伝統行事を紹介してくれるので、常に目が離せない。決してNHKの宣伝をするわけではないが、エセと言えども「てれびまにあ」を名乗っている立場から言わせてもらえば、堅いというイメージから食わず嫌いでNHKを敬遠する、特に若い人たちにはヒマな時でもいいから、ぜひNHKにチャンネルを合わせてもらいたい。せっかく受信料を払っているのだから、観なければ損である。



