「春の珍事」といった昔のアメリカ映画にあった一連の奇想天外コメディのクラシック感がある。

セントラル・アイデアは奇想天外というほど奇抜なものではなく、奇抜さ・新奇ささで競うのではなく、ロボット工学という先端技術のはずの世界を舞台にしながら後ろ向き、爺さん主演のアナログ志向という微妙なさじ加減が楽しい。
北九州を中心としたローカルカラーがアナログ感に合っている。

いくらなんでもこれでバレないわけないだろうと思っているとこんなバカなことあるわけないと思う分バレないという台詞が出てきたり、顔を出さないでずっと通すのはムリがあるのでどうする、とか、ラスト正体がバレでおしまいというだけだったら後味悪くなるがどうする、といった細かいところの工夫が丁寧。
(☆☆☆★★)

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