物語冒頭から、身近な人が一人ずついなくなる恐怖。(この部分に本作の魅力を感じます。)
その恐怖は、日常に静かに迫り、広がり、そして一挙に拡大した。
いきなりパソコンが勝手にインターネットにつながり、画面に「幽霊に会いたいですか」のメッセージが浮かぶ。
回路
パソコンに映る自分の姿と部屋、モデムの接続音、薄暗くさびしいバス、赤いテープのあかずの間、頭にかぶった黒いビニール袋、
「助けて」の声と「助けて」の文字が一面に書かれた壁、幻ではなく実体を持ち触ることのできる幽霊(歩いてくる途中で、かくっとなる様が怖い)などなど、
象徴的で断片的なモチーフの積み重ねにより描かれる恐怖が効いています。
直前まで話していた知人、友人が、壁の人型の"染み"だったりというカットバックの妙や、
また、ワンカットでの飛び降りシーンは、その自然さにインパクトがあり、それぞれのシーンの描き方がさすがです。
キャストでは、麻生久美子が出ていたこと自体忘れていましたが、麻生、加藤、小雪と、当然ですが、みんなの若い頃を再見できます。
(黒沢監督は、とにかく普通の若者を使いたかったようです。)
※DVDの誰かのレビューで、「役所広司が「カリスマ」の森にいる間、街ではなにが起こっていたか、を描写しているかのような作品」というものがあり、
なるほど、うまいことをいうなあと感心しました。
(「カリスマ」はちょっと?でした。「CUREキュア」は傑作です。)
※DVD[デラックス版](廃盤)では、メイキング(含むショートインタビュー)もコンパクトにまとめられていて無駄に長くなく、面白いです。
(2001年カンヌ映画祭・国際批評家連盟賞受賞作品)
(DVD通常盤発売日: 2007/07/27)
その恐怖は、日常に静かに迫り、広がり、そして一挙に拡大した。
いきなりパソコンが勝手にインターネットにつながり、画面に「幽霊に会いたいですか」のメッセージが浮かぶ。
回路パソコンに映る自分の姿と部屋、モデムの接続音、薄暗くさびしいバス、赤いテープのあかずの間、頭にかぶった黒いビニール袋、
「助けて」の声と「助けて」の文字が一面に書かれた壁、幻ではなく実体を持ち触ることのできる幽霊(歩いてくる途中で、かくっとなる様が怖い)などなど、
象徴的で断片的なモチーフの積み重ねにより描かれる恐怖が効いています。
直前まで話していた知人、友人が、壁の人型の"染み"だったりというカットバックの妙や、
また、ワンカットでの飛び降りシーンは、その自然さにインパクトがあり、それぞれのシーンの描き方がさすがです。
キャストでは、麻生久美子が出ていたこと自体忘れていましたが、麻生、加藤、小雪と、当然ですが、みんなの若い頃を再見できます。
(黒沢監督は、とにかく普通の若者を使いたかったようです。)
※DVDの誰かのレビューで、「役所広司が「カリスマ」の森にいる間、街ではなにが起こっていたか、を描写しているかのような作品」というものがあり、
なるほど、うまいことをいうなあと感心しました。
(「カリスマ」はちょっと?でした。「CUREキュア」は傑作です。)
※DVD[デラックス版](廃盤)では、メイキング(含むショートインタビュー)もコンパクトにまとめられていて無駄に長くなく、面白いです。
(2001年カンヌ映画祭・国際批評家連盟賞受賞作品)
(DVD通常盤発売日: 2007/07/27)


