人類が恒星間帝国を築いた西暦10091年、王位継承戦争を描く壮大な物語。
製作以前より、余りに長く複雑で映画化不可能と言われていたフランク・ハーバートの傑作SF小説を、大作プロデューサー:ディノ・デ・ラウレンティスのもと、
カルトの巨匠が手がけたら、案の定、ランニングタイムは5時間に・・・・。
そのため、大量のカットシーンを生むことになり、話が良く判らないと評判?

デューン/砂の惑星 劇場公開版 / カイル・マクラクラン
■DVD発売日: 2002/08/23 デューン/砂の惑星 劇場公開版

壮大な原作を描ききれなかったという評価になっていますが、デヴィッド・リンチの偏執的なこだわりがあったからこそ、あそこまで描けたと思います。
その凝りに凝った美術・衣装などは見物です。
王朝のように施された装飾が、建築、衣装、武器、宇宙船にまで統一されていて見事。並みのSFではなく格調を感じさせます。
特に「よろいバリアー」の表現が面白くて好きです!
終盤の戦闘シーンで、子役が酔いしれる姿も美しく、ただならぬものを感じます。
その反面、悪役の不快不潔な表現や、ナヴィゲーターの気色悪い姿は、まさにリンチ監督の面目躍如?
サンドウォームや戦闘シーンの大規模な特撮、モブシーンも見物です。
また、「風の谷のナウシカ」もこの小説の影響を受けているのは周知の事実。"王蟲"オウムのキャラクターは、本作のサンドウォーム"砂虫"からきていますし、地上の砂の世界は”腐界”の原点でしょう。

また、主演はカイル・マクラクラン(端正な顔立ちはSFが似合う)。
パトリック・スチュワート(新スタートレック・ネクストジェネレーションのピカード艦長,友人は『ぴっかりピカード』と呼ぶ)、そしてなんとスティングも出演しています。
個人的には「ブレードランナー」のショーン・ヤングがかわいくていいですね。(好きでした。彼女もこの頃はよかったんですが、その後作品に恵まれず・・・。)
音楽は、TOTO、ブライアン・イーノが担当し、意外やオーソドックスで壮大、華麗な音楽を提供しています。
※サントラのレビュー: http://plaza.rakuten.co.jp/itoyaonline555/diary/200609290000/ 
映画 『砂の惑星 DUNE』 サントラ "Dune [Soundtrack] [from US] [Import]"/Toto, Brian Eno  TOTOの音楽は、オーソドックスで壮大、華麗。
DUNE CD

ノーカットの完成品が見たかった・・・と思うのは皆同じで、後に、第三者がかってに未使用部分50分を編集、追加した、アラン・スミシー名義の作品もリリースされました。そちらも見ましたが・・・。(つづきは次回。)
また、まったく別のテレビシリーズもあります。が、私は未見です。
世間的には、このテレビシリーズのほうが評判がよろしいようです。
■GOOD JOB!
この記事よいネ!クリック!→