第一次怪獣ブームの真っ只中、東宝のゴジラ、大映のガメラ、日活のガッパに続け!と作られた、御存知、松竹映画唯一の怪獣映画。
監督は、「昆虫大戦争」の二本松嘉瑞(脚本も共同執筆)。監修に、あのSF作家、光瀬 龍の名前があります!
改めて観ると、「宇宙の脅威とロマン」をテーマにまじめに取り組んでいる感じがします。
宇宙大怪獣ギララ
まずは、ギララのデザインが未来的宇宙的でGOOD!宇宙船アストロボートもデザインはGOOD!
そして月面基地も登場。
基地内は、洋風の普通の住居のようで殺風景ですが、まさに当時の宇宙基地のイメージです。
檜風呂のシーンは有名ですね。簡単なバーもあり、女性はドレスも着ます。
よく見かける外国人俳優も出演しており、この手の映画には欠かせません。
女性科学者を「海底大戦争」「クレージー黄金作戦」のペギー・ニール、
「ガンマー第3号/宇宙大作戦」「吸血鬼ゴケミドロ」「昆虫大戦争」のキャッシィ・ホーランも出ています。
日本勢では、主演の和崎俊也は、後のミラーマンSGM隊長、医師役の園井啓介は「昆虫大戦争」に出演。
コメディレリーフ、柳沢真一は、私の中では「奥様は魔女」のダーリンの声のひとです!
最近は「メゾン・ド・ヒミコ」(未見ですが)に出ておられます。
再見して発見したのは・・・
・アストロボートの翼は折り畳み収納式
・ギララは火球を吐く前に耳?がそりかえる
・藤岡弘、は月面基地隊員で一瞬登場
・本物のF-104スターファイター栄光、搭乗・離陸シーン
・防衛軍車両にメーサー光線砲もどきがいる
・富士山がきれい、さすが松竹
などなど、コアなファンには必見映像満載。
エネルギーを吸収して無限に巨大化するという設定のギララは、当時の少年向け雑誌のイラストでは、富士山を一踏みという大きさの絵も描かれておりましたが(富士山がギララのくるぶし程度の大きさという超誇大広告!)、
その設定と映画のシーンでは大きなギャップがあることに、当時は、映画が観れなかったので、わかりませんでした。
特撮は「ウルトラQ」「昆虫大戦争」も手がけた、川上景司。
ミニチュア戦闘機F-104のミサイル発射シーンや、ギララの都市破壊シーンが、荒削りですが意外と迫力があります。
また、東宝特撮には見られなかった、良く言えば意欲的な大胆な合成カットも数カットあります。
編集なども含め、全体的な完成度は明らかに低いのですが、東宝の(安心できる)特撮に慣れた目には、新鮮に映ります。^_^;)>
こうやって他社の映画を見ると、いかに当時の東宝=円谷英二の特撮映画の完成度が高かったかが判ります。
音楽は、いずみたく で、劇中映画音楽は3、4パターン程度しかなく、宇宙+怪獣というテーマを相手に苦心のあとが伺えます。
主題歌も有名な、ロックじゃない「ギララのロック」、エンディングを、さすが松竹、倍賞千恵子が歌っています。
この2曲もいずみたく作曲、作詞は永六輔!
※サントラ参照。
「宇宙大怪獣ギララ」〜SF怪獣映画サウンドトラックコレクション
DVDは、さすがにクリアな映像で驚きます。
DVD特典映像の特報では、林家三平司会によるギララ命名式の映像が一瞬見れます。藤岡弘、氏もおり、貴重です!初めて見ました。
が、特典映像の「宇宙大怪獣ギララ紹介」は単なるポスター1枚と、身長体重を書いた画面が2パターンあるだけで、意味なし。
まったくの余談ですが、池袋文芸地下劇場で観たとき、フィルムのリール替えの時に、フィルムが逆巻きされてたのに映写技師が気づかず、逆転上映、爆発の噴煙が戻っていきギララが後ろ歩きするというのに、観客の特撮ファンは大喝采で面白かったです。(山のパイプを壊すシーンのあたり)
むかし新宿東急で観た薬師丸「探偵物語」は、ロードショーのくせにフィルムが切れました・・・。当時は頭に来ましたが今は良い思い出ですね。
もう少しするとフィルム上映もなくなるでしょうし。
(DVD発売日:2007年01月27日)期間限定出荷
パラダイス宇宙大怪獣ギララソフトビニール製組み立てキット
| このブログのURL
|この記事のURL