※DVD未発売。VHS:1989/9/22に1度ビデオリリースされただけ。
ロス大佐(「インベーダー」のロイ・シネス)は、太陽の反対側に発見された未知の天体調査のため、宇宙ロケットで出発、地球に帰還したが、何かおかしい。
なんと『すべての文字が裏返しなのだ!』。
『太陽の反対側にもうひとつの地球があった!』この1アイディアのみで描かれる、傑作SF映画。
(それまで発見されなかったのにも、ちゃんとした理由がある)
「サンダーバード」で有名なジェリー・アンダーソン/シルビア・アンダーソン夫妻が「スーパー少年ジョー90」の次ぎに製作したイギリス製SF映画。
(イギリス製のSF特撮映画は、意外と少ないのでは?)
れっきとした人間の俳優を使っており、この作品の次には、人間と人形を半々使った「ロンドン指令X」、人間のみで人形を使用しない「謎の円盤UFO」を製作。
作品中での未来の車や衣装などは「UFO」にも流用、「UFO」ストレイカー指令のエド・ビショップも出演しているので、
後に人間の俳優を使う通常の映画にシフトしていくための前哨戦(パイロットムービー)として作られていたと思われます。
(実際、彼らが人形劇を作っていたのは予算の問題が原因で、思い入れがあったからではない。)
特撮は、その多くのアンダーソン作品を手がけた巨匠デレク・メディングス(他に「スーパーマン」「バットマン」「007私を愛したスパイ」「007ムーンレイカー」などなど)。
ロケット打ち上げシーン、宇宙船のドッキングなど、本作でもその完成度の高い特撮シーンは語り草になってます。
音楽も「サンダーバード」のバリー・グレイ!で、ジェリー・アンダーソン・ファミリー総動員作品!!
彼らの非常に高いSFマインドが存分に発揮されています。
原題がドイツ語の「Doppelganger」で、作品内でも、あるものの名前に使われるのも粋。
(ドッペルゲンガー=分身。辞書を引くと・・・「とくに本人にのみ見える自分の生霊」という訳もありました。怖っ!)
劇場未公開作で、ビデオが出るまでは、テレビで数回かかったのみ。私は日曜洋画劇場で1,2回みました。
ロイ・シネスの声は、「インベーダー」と同じく露口茂さんでした。
「ピンクパンサー」シリーズのハーバート・ロムも出演。
特典映像(存在するのかな?)付きで、DVD化が待たれます。(アメリカでは"Journey to the Far Side of the Sun"のタイトルでリリース済み。
==>>)
| このブログのURL
|この記事のURL