DVD: 2006年発売
第40回紀伊國屋演劇賞 個人賞 受賞(浅野和之)/第13回読売演劇大賞 最優秀男優賞 受賞(浅野和之)
作・演出: 三谷幸喜
出演: (50音順): 浅野和之、石田ゆり子、伊藤正之、江口洋介、
小日向文世、鈴木砂羽、筒井道隆、生瀬勝久、温水洋一、堀内敬子、堀部圭亮、山寺宏一
1991年の初演からの再々々演である、2005年の舞台を収録。
もとは、「十二人の怒れる男たち」に題材を得て、彼らが日本人であったら、理論的ではなく、
良くも悪しくも善人の感情で「優しく」みるだろうという観点から描いた舞台劇。
やはり、12人のキャラクターに自分自身を重ねてしまう。
私だったら、はっきりと自分の意見を論理的に説明し、主張できるだろうか。
実際、自分がこの立場ならどのように振舞うかを考えると、登場人物のコメディの要素が
おかしいのに単純には笑えない。
行動、発言の部分部分に、人間の地の部分が出てしまう。
それだけではない。
12人は、被告人を裁く立場であるのに、気がつくと、それぞれ自分自身を、あるいは肉親、知人を裁いている事に気づく。
彼らは試されている。
しだいに、その表現や行動は、おかしいはずなのに、その人間味に涙しそうになり、彼らの欠点すら、愛おしく思えてくる。
12人が集められた目的は、被告人を裁くためではなく、人として真剣に討論すること、自分を見つめなおす機会を
与えることであるようにすら思えてくる。
本作品の前に、1991年の演劇の映画化が存在し、監督、キャストだけでなく、脚本も結構違うので、見比べてください。
映画DVD
演劇版の方が割とあっさりと終わっているのに対して、みんなが名残惜しそうに終わるのが映画版のいいところだと思います。
舞台では演者の演技がストレートに伝わりますが、映画ではフィルムのぬくもりや空気が独特の温もりを伝えているのだと思います。
DVDは、パルコから発売されており、一部のTSUTAYA店頭かパルコのサイトでのみ購入できます。
演劇「12人の優しい日本人」2005年版、サイト http://www.parco-play.com/web/play/twelve/
PARCO劇場 オンラインショップ http://www.parco-play.com/web/page/shop/
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