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2008年03月26日

コミュニケーションの入門に(伝える力)

伝える力 (PHPビジネス新書 28)

サイエンスコミュニケータ養成実践講座の受講もようやく終了。「科学」に限ったことではありませんが、「コミュニケーション」に関しての1冊を紹介します。池上彰さんの「伝える力」です。

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3つの「力」 伝えるための 基礎養成

「聞く」力

本書で触れている「伝える」力の土台は、「話す」「書く」「聞く」の3つの能力。特に「聞く」力については、あまり伝えるという印象がないかもしれませんが…実はこれが一番の土台になります。

本書の前書きでは

相づちを打ったり、返事をしたり、目をジッと見たり、あるいは反対に目をそらしたりする行為も、相手に何かしらを「伝える」ことになるからです。

とあります。さらにこれに加えて、「相手が何を求めているのかを聞く」ことにも必要不可欠です。

例えば、「今日は○○を話そう」と思っていても、聞き手が途中で質問してきたり、場の雰囲気が変だったりしたら、それに合わせて話をうまく組み立てる必要があります。独りよがりのコミュニケーション(というか単なるプレゼン?)を行うならいざ知らず、キャッチボールが成立するためには、相手が何を求めているか、しっかり見極める必要があります。

伝える内容や方向性を決定し、あるいは途中で修正するために、「聞く」事を利用するわけですね。つい一方的に話したいことをダーッと言い続けてしまう事も多々あるので、この点は自戒の意を込めて気を付けていきたいところです…。

「書く」「話す」「聞く」。場面に応じて、必要そうなところを拾い読みするのもよさそうです。欲を言えば、「この項目は聞く力」のようにタグ付けされてたらもっとよかったのですが(笑)。

伝える力 (PHPビジネス新書 28)
伝える力 (PHPビジネス新書 28)

  • 池上 彰
  • ASIN: 4569690815
  • [新書]
  • 価格: ¥ 840
  • PHP研究所
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編集後記

著作権って色々難しいんだなぁ…と先日のSC講義で実感。ちょっと自分のコンテンツについても考え直しが必要かも。

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2008年03月26日

[読書ノート]情報は1冊のノートにまとめなさい


著者:奥野 宣之  出版社:ナナ・コーポレート・コミュニケーション

2008年3月刊  //\/i/i1,365(税込)  229P


情報は1冊のノートにまとめなさい 100円でつくる万能「情報整理ノート」    購入する際は、こちらから


どこかのお店の電話番号を調べるとき、我が家では「よーいドン!」のかけ声とともに、私はパソコンで、カミさんは電話帳で探しはじめます。


「勝った!!」

高らかに勝利宣言するのは、たいていカミさん。

パソコンの電源を入れるところからスタートすると、ほぼ8割は私の負けで、たまたま電源が入っていても、勝率4割というところです。グーグルやインターネットタウンページを使っても、やはり引きやすい電話帳に負けてしまうのです。


まだまだ、デジタルよりアナログのほうが優れていることが多いなあ。


そんな実感にぴったりの本に出会いました。

それが、この『情報は1冊のノートにまとめなさい』です。


著者の奥野さんは業界紙の記者です。

取材メモの整理と原稿作成に苦労しながら自分なりの工夫を重ねた結果、奥野さんは「一冊にまとめるほうが、結局うまくいく」という結論に達しました。


最近バカ売れしている勝間和代さんは「すべての情報をノートパソコンに入れる」と提案していますから、真っ向からぶつかるご意見ですね。

さらに奥野さんは「これまでの情報整理術ではうまくいかない」とたたみかけ、その理由を「マネできないから」とバッサリ切り捨てました。


これは痛快!!

でも、いいんですか奥野さん。こんなこと言っちゃって。


「いいんです!!」と言わんばかりに奥野さんは続けます。

 まず、成功者や組織のリーダーは特別に自律心が強い。

 彼らはとにかく、コツコツ努力することに慣れっこです。慣れすぎて、もう頑張るのが息をするのと同じだから「簡単です。誰でもできますよ」で済ませてしまう。(中略)コツコツ努力できる人の方法をいきなりマネすると、大きな苦痛が伴うのです。


というわけで、本書は成功者や組織のリーダーのように特別な人でなくても、誰でもできる! 方法を提案しています。


その方法は、「A6サイズのノートに何でも書く、何でも入れる」ということです。

誰と会ったか、どんなことを話したか、旅行先の印象、思いついたアイデア、スケジュール予定、写真・切り抜き・レシートの貼付け、今度読みたいと思っている本のタイトル、見た映画の感想、……etc.

なんでも、ぜ〜んぶ入れておく。

ついでに、サイフやケータイを忘れた時のために、ポケットを作って千円札数枚とテレホンカードを入れておく。(いまどきテレカかよ!! とつっこんではいけません)


何でもかんでも放りこむと言うと何の工夫もなさそうに聞こえますが、そこは情報整理で苦労した著者です。放りこ込みかたに工夫があるのはもちろん、後で書いた物、貼ったものを参照しやすいように、何年何月何日にどんなメモを書いたかをパソコンで整理しておく、というデジタルとアナログの融合を提案しています。


これ、使えそうですよ。


私も仕事関係で会議をしたとき、参加者とだいだいの話の内容を1冊のノートにまとめています。たいていは後で正式議事録が配られますが、議事録を読み返すのは「言った」「言わない」と紛糾したときだけで、ふだん見返すのはこのノートだけで充分です。

会議中に自分のノートパソコンに打ち込んでいる人をよく見かけますが、けっこうデジタル人間の私でも「もっと議論に集中しろよ!!」と言いたくなりますから、やはり完全デジタルには、無理が多いようですね。この本を読んで再認識しました。


本書のメインテーマから外れたところで、私が深く納得したことがひとつ。

奥野さんが何でもノート書き込む内容のひとつに「日記」があります。日記には記録としての役割の他に、自分を見つめ直すことができる精神安定作用があります。

昨今はブログや「ミクシィ」のようなオンライン日記が盛り上がっていますが、外部の目を意識するので、なかなか正直な感情を書けません。ですから記録にはなっても、精神安定作用の効能から見ると、オンライン日記は「紙の日記」の代わりにはならないと奥野さんは指摘しています。

「僕は近いうち、ブログのブームも終わりを迎える気がしています」という、驚くべき予想まで述べていますよ。


う〜ん。僕のブログはどうだろうな〜。


最後に、本の装丁についてひとこと。

大学ノート風に手書きで「情報は1冊のノートにまとめなさい」というのは、一風変わっていて、とても目立ちます。この表紙に100円玉のイラストつきの帯(以前とちがい、最近のアマゾンでは帯つきの表紙を掲載しています)もインパクトがありますが、カバーをはがしてみると、ちょっとした驚きが待っていました。


たいていのソフトカバーの本というのは、カバーをはがしてもカバーと同じデザインがモノクロで印刷しているだけなのですが、この本は……

なんと!! 大学ノートの表紙そのもの。何の文字も書いてありません。

カバーを取ってしまうと、ちょっと分厚いB6サイズのノートのようです。


好きだなぁ。こういう遊びごころ。

2008年03月11日

名言・金言から学び、考える(ウェブ時代 5つの定理)

ウェブ時代 5つの定理 この言葉が未来を切り開く!

梅田望夫さんの「ウェブ時代 5つの定理」。タイトルには「5つの定理」とありますが、より重要なのは本書で参照されている数々の「金言」です。「ウェブ時代に必要な、生きる力」と、数々の名言。一粒で二度も三度もおいしい本となっています。

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本書で数多くの金言が取り上げられている理由は、前書きの「私の勉強法」に書かれています。一言でいえば、「金言の背景にある思考や発想に触れ、それを元にして深く考える」ことがポイント。

名言が名言たる理由は、短い一言に多くの示唆が含まれているからです。その示唆を読み取り、さらにその背景を理解していくことが学びにつながる、というわけですね。

スティーブ・ジョブズやエリック・シュミットらによる数々の言葉を通して、

  1. アントレプレナーシップ
  2. チーム力
  3. 技術者の眼
  4. グーグリネス(グーグルらしさ)
  5. 大人の流儀

に対する考えがまとまっています。ただ単に梅田さんの考え方を吸収するだけでなく、自分でも金言をかみ砕いていくと、さらに理解も深まってくると思います。

同じように名言から学ぶための「金言ノート」なんかを作ってみるのもいいですね。

ウェブ時代 5つの定理 この言葉が未来を切り開く!
ウェブ時代 5つの定理 この言葉が未来を切り開く!

  • 梅田望夫
  • ASIN: 4163700005
  • [単行本(ソフトカバー)]
  • 価格: ¥ 1,365
  • 文藝春秋
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編集後記

(SCの準備とか色々混ざって、少しバテ気味。)

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2008年03月10日

★【Webook 2008.03.10】「仕組み」仕事術 ~ 泉正人 + 平野秀典さん@ジェイカレッジ


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   なんでも仕組みをつくっちゃおう!


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2008年03月07日

[読書ノート]フューチャリスト宣言


著者:梅田望夫/茂木健一郎 共著  出版社:ちくま新書

2007年5月刊  //\/i/i735(税込)  213P


フューチャリスト宣言 (ちくま新書 656)    購入する際は、こちらから


変化の速いインターネット関連書籍で、出版してから10ヶ月も経過している本を紹介するのは気が引けます。既に多くのネット書評家が取り上げていて、いまさら何を書いても、きっと誰かが書いたことと重なってしまうに違いありません。


私の尊敬する書評家の永江朗さんは、『〈不良〉のための文章術』の中で、次のような厳しいプロの姿勢を宣言しておられます。

  すでに世の中の誰かが書いたりいっていることであるなら、

  わざわざ私が同じことを書く必要はありません。

  それはむだというものです。


「プロと肩を並べる書評を書きたい」と、いつもは肩肘を張っている私ですが、今回は、背伸びをやめることにしました。


いいものはいい!

やはり、この本を勧めたい。

――たとえ、誰かと同じ褒め言葉だったとしても。


前置きはこのぐらいにして、本の内容に入らせていただきます。


二人の著者の共通点は、普及して10数年しか経っていないインターネットの可能性をとてつもなく評価していることです。


いままで時間的、空間的に隔たっていた人びとが、インターネットのおかげで知り合いになったり、意見を交換できるようになりました。その他、ヤフー、グーグル、ユーチューブと多様なサービスが生まれていて、知的な資源が希少価値のあるものではなく、誰でもタダで手に入る世界が、もうすぐそこまで来ています。


インターネットを「グーテンベルク以来の革命的なできごと」と評することがあります。ちょうどグーテンベルクの活版印刷が、文字で記された人類の知恵を一般人に大量に公開したと同じことが、もっと大きな規模で起きようとしている、という観点で「グーテンベルク以来」と言うのです。


脳科学者の茂木さんは、もっと長いスパンで「言語以来」の革命と言いました。

人類が言葉によって思考するようになって、まったく新しい文明を手にしたように、インターネットを使って世界中の知恵を集積することで、人類はまったく新しい脳の使い方を手にする。それが茂木さんの言う「言語以来」です。


梅田さんは、このインターネットの可能性を確かめるかのように、1日に8時間から10時間もネットの「あちら側」の世界を渉猟しています。

日本に来たときだけ、会議に出席したりコンサルタント先と面会したりしますが、住んでいるアメリカでは飛行機の国内線にも乗らず、ほとんど自宅とオフィスを往復するだけです。


かたや茂木さんは、リアルの世界で充実して多忙な日々を送りながら、ネットの世界でもアクティブに行動しています。


茂木さんが研究しているのは、

  「物質である脳からクオリア(質感)がどうやって作り出されるか」

という難問で、ノーベル賞600個ぶんくらいの発見が必要といいます。


その二人が「フューチェリスト」として未来を見通す名手を目指します。そのためには、人間というものを総合的に理解しなければならず、ありとあらゆるものを動員する「知の総力戦」に挑まなければなりません。

そんな途方もない道を選んだのは、二人とも「未来は明るい、そうあってほしい」と願っているからです。


しかし、ネットのあちら側の革命を知ろうともしないリアル世界の権威者たちは、決していい顔をしません。

特に茂木さんは、大学や研究室に閉じこもる生活を拒否していて、テレビのキャスターを務め、自分の専門外の人びとと対談し、執筆・講演・取材を精力的にこなしています。

マルチで活躍しているというだけで「専門で一流の仕事をしていない」と言われることを梅田さんは心配しています。


それでも疾走しつづける二人の活躍を本書で知り、私はモーツァルトの悲しみを連想しました。


モーツァルトは同時代の音楽的権威になかなか認められず、宮廷音楽士としては無名のまま世を去らなければなりませんでした。


こんなに本が売れてインターネットの世界でも有名な二人に悲しみを感じるのもおかしなものですが、同時代の権威者に理解されないことにモーツァルトとの共通点を感じるのです。


二人のフューチャリストの示してくれる未来が、本当に明るい世界でありますように。

2008年02月21日

[読書ノート]グローバルで成功するプロの仕事術


副題: 日本企業のアメリカ進出を支えたトップコンサルタントの方法

著者:内田 士郎  出版社:祥伝社  2007年9月刊  //\/i/i1,470(税込)  250P


グローバルで成功するプロの仕事術    購入する際は、こちらから


ココロにしみる本を求めている私にとって、ビジネス書やライフハック本、勉強本は、あまり得意ではないジャンルです。タイトルに惹かれて手にとってみるものの、途中で投げ出してしまうことも多いのです。


世の中に氾濫しているこの手の本の著者は、ほぼ100%がベンチャー企業社長やコンサルタントの肩書きを持っています。内容は仕事のしかたや効率アップの参考になるものの、「勝ち組」の著者が誇らしげに自分の仕事術を自慢する嫌らしさが鼻についてしまいます。


本書も、きっと鼻持ちならない著者が書いているに違いありません。

著者プロフィールを見ると、思った通り。公認会計士の資格を持った外資系会計事務所の日本法人社長です。


実はこの本、昨年9月に出版社さんから贈呈いただいたのですが、なかなか手が伸びずに、本棚の奥へ奥へと移動してしまいました。

先週、あらためて読みはじめてみると、予想していたようなイヤミがありません。華々しい経歴から受けるスマートな印象とちがい、体育会系出身者のように愚直で、不器用で、泥臭い著者の息づかいが伝わってきます。


4ヶ月も放置して、もったいないことをしました。

あらためて紹介させていただきます。


著者の内田さんは早稲田の政経学部を卒業していますが、学生時代に露天商ビジネスにハマッていたおかげで成績がボロボロでした。


そのまま希望にそわない就職をしても長続きしないだろうと思い、内田さんは、起死回生の大バクチに出ます。

それは、難関の国家資格、公認会計士試験を受験することでした。


卒業後2年で二次試験合格を勝ち取った内田さんは、合格発表を見たその足で外資系会計事務所の面接をうけて採用されます。

会社員となってからの内田さんは、全力で仕事に取り組む生活を続け、アメリカへの転勤、華々しいヘッドハンティングを経て、13年ぶりに日本へ帰国。

現在は、ベリングポイント社という外資系会計士事務所の日本法人社長を務めておられます。


本書で内田さんは、自身の仕事経験を基に読者に向かってアドバイスをしていますが、やはり一番の魅力は、全力疾走してきた著者の記録そのものです。


内田さんの座右の銘は、「至誠天に通ず」。

ギブ・アンド・テイクではなく、ギブ・アンド・ギブで相手に尽くし抜く。自分にできる精一杯の正しいことをやるように心がけていれば、必ずお客様に通じる。

そう信じているのです。


そんな内田さんですので、時には、お客様の理不尽な要求に「ノー」ということも恐れません。

たとえば、コンサルタント料金を値切られたとき、次のように心情を吐露しています。

  物は値切れば、その分、同じ商品が安く買えますがから

  得をしますが、サービスは値切ればその分、質が落ちます。

  サービスは物ではありません。人がやるものであり、感情

  で動く部分が大きいからです。(太字は原文のまま)


また、効率や段取りよりも重視しているのが、諦めずに最後まで集中してやり遂げることです。他人の倍かかってもいい、という指針がエリートビジネスマンから聞けるとは思っていませんでした。


グイグイと自分の仕事術を披露したあと、内田さんは急にトーンを落として、学生時代の思い出を語りはじめました。「会計士をめざしたほんとうの理由」に、ちょっとだけジーンときました。


もっと熱くなれ!

著者のパワーが伝わってくる一書でした。

2008年02月13日

ウェブ進化論・第2章(ウェブ時代をゆく)

ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書 687)

ウェブ時代をゆく」。レビュー遅くなりすぎましたが載せます(苦笑)。下書き用に使ったメモは「中の人のメモ帳」を。

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ウェブ時代のリーダーと右腕

「リーダー」として存在できる条件としては、「好き」への没頭が上げられています。人生をうずめるくらい、自分の好きと思えることに集中できるかどうか。情熱を持って取り組めなければ、ついて行きたいと思う仲間も減ってしまいますよね…。

リーダーと合わせて注目しておくべきは、リーダーと一般参加者を埋める「右腕」の存在。ある意味、縁の下の力持ち的な存在になるかもしれませんが、この媒体部分が弱いとコミュニティが広がらずに終わってしまいます。自分の思いをより広範囲に広げつつ、支えになってもらえる存在。そういった意味ではこの「右腕」の存在は大きいですよね。

Webとは違いますが、科学におけるサイエンスコミュニケータの存在も似たようなものかな、と感じてます。

そしてさらに一歩進むと、リーダーと右腕を兼任する事も出てくるのではないでしょうか。ある分野では自分がリーダーとなり、ある分野では他人の右腕となり、お互いに支え合いながらコミュニティが広がっていく…そんな様子も想像できました。

けものみち〜総合力勝負

「高速道路」論(Web等で情報が容易に手に入り、「ある程度」の段階までは知識を得やすい状態)に対し、けものみちに降りて学んだことを生かす(周辺領域で知識を活用していく、など)事が語られていますが、これも「右腕」的な存在に近いような感じが。

一つの専門知識をとことんまで突き詰めた「リーダー」と、総合的な力を使ってリーダーの補佐をしていく「右腕」。けものみち論と右腕論を強引にくっつけるべきではないかもしれませんが、なんとなく自分の中ではしっくり来たので書いてみました。

けものみち力養成講座なんて開講したら流行るかなぁ…(´・ω・`)

関連ブログ

他、多数。

編集後記

梅田さんから「中の人のメモ帳」にはてスタもらいました(´・ω・`;
今度はこっちの記事を見てもらえることを祈ります(´-人-`)

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2008年02月11日

★【Webook 2008.02.11】のはなし ~ 伊集院光 + クジラを見たよ!

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++   Webook of the Day    from LA   
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++   Book diary by Shinnosuke Matsuyama

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   マイナスイオンを浴びてみよう!


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●今日の一冊:【のはなし】

   爆笑!感動!鳥肌!のメルマガエッセイ

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   |伊集院光/著
   |宝島社|2007年10月
   |
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2008年02月08日

「思考を現実化」する方法(「もうひとりの自分」とうまく付き合う方法)

「もうひとりの自分」とうまく付き合う方法~思い通りに自分を動かす4つの法則~(CD付)

今日ご紹介するのは、「もうひとりの自分」とうまく付き合う方法。もうひとりの自分とは「潜在意識」のことです。

石井裕之さんの3部作、完結編です。いつも通りCD付きですが、それに加えて(期間限定ですが)Webから音声ファイルをダウンロードする方法も書いてあります。このDL音声も30分以上の長いもの。「本1冊+音声2つ」で1300円、というわけですね(笑)。

「もう1人」 思いをかなえる キーパーソン

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本書に書いてある英語タイトルは「Your Word Is Law」。「言葉」の持つ力を端的に表現したフレーズとなっています。

「思考は現実化する」ための言霊

本書に「言霊の法則」として取り上げられているものがあります。これを読みながら思ったのが、「思考は現実化する」という言葉。考えたことが単純に実現してくれるなら、手帳に書いた目標がすぐに実現するなら楽でいいですが、そうは問屋が卸さない(苦笑)。

そのために必要なのが「言霊の法則」。「思考の結果がついてくる」ルーチンができていて(=習慣になっていて)、はじめて現実化する、というものです。単純に思考をするだけでなく、「思考した事を結果につなげる」事を続けるからこそ、「思考が現実化」するサイクルができあがるんでしょうね。

仮に大きな目標を唱えるなら、それと合わせて小さな目標も常に唱える必要がある、ということです。…そういえば「3分間日記」の本でも書いてたような気がします。

3分間日記―成功と幸せを呼ぶ小さな習慣

最初は簡単な「習慣」から入ろうとする成功本・自己啓発本が多いのも、「まずは習慣づけるステップから始める」ことが必要という事を暗に示しているのかもしれません。

twitterで宣言

ミニブログ、twitter。140文字で簡単に書いていくブログです。「今、何してる?」という言葉に表れているように、ログを見ていると「これからお昼〜」とか、「帰宅しま〜」とかのつぶやきが流れてきます。

…これ、見方を変えると「行動宣言」になってます。

1人で宣言するのがうまくできなくても、twitter経由で「ちょっとコーヒー飲む」とか宣言したら、自然にやっていけるかもしれませんね。使えるものは有効に使いましょう(笑)。

関連ブログ

「もうひとりの自分」とうまく付き合う方法~思い通りに自分を動かす4つの法則~(CD付)
「もうひとりの自分」とうまく付き合う方法~思い通りに自分を動かす4つの法則~(CD付)

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編集後記

さっそく「宣言する」活動はじめてみました。

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関連する記事

2008年02月04日

[読書ノート]黙っていられない


副題:〈いのち〉と〈平和〉を考える18通の往復書簡

著者:池田香代子 鎌田實  出版社:マガジンハウス  2007年12月刊  //\/i/i1,365(税込)  188P


黙っていられない    購入する際は、こちらから


本書の共著者のひとり鎌田實さんは、私が何度も取り上げている、「がんばらない」「あきらめない」生き方で有名なお医者さんです。もう一人の池田香代子さんは『ソフィーの世界』や「100人の村」シリーズの翻訳者です。


このお二人、実は都立西高校の同期生です。

ただし、高校時代は顔と名前を知っているくらいで、池田さんのことばを借りれば、

  「わたしたちは、人生の駆け出しの頃にほんの数年、たまたま同じ

   学校に通っただけで、まったく別のところで生きてきました」

という、ほとんど無縁の存在でした。

鎌田さんは医学部を卒業したあと、“都落ち”をするように長野県の病院に赴任し、医療現場で奮闘する日々を送ります。いっぽう池田さんは東京在住のドイツ語翻訳者となり、地方とも医療とも縁のない生活を過ごしてきました。

そんな2人の人生が、60歳を目前にして、クロスします。

鎌田さんの『それでもやっぱりがんばらない』の上梓をきっかけに対談することになり、40年ぶりに再会しました。


その後、NHKラジオの対談などで語り合ってみると、かつて無縁だった2人が、いま同じようなことを考え、同じような行動をとっていることに気づきます。

鎌田さんは、ベラルーシやイラクの子どもたちのために医療奉仕を続け、池田さんは、「100人の村」出版をきっかけにして、講演活動や街頭演説を通じて平和を訴える行動を起こしている。


奇遇な再会に驚きながら、2人は〈いのち〉と〈平和〉を考える往復書簡を交わすことを決めました。2005年10月から2007年の5月まで、約2年間の往復書簡をまとめたのが本書です。



鎌田くんと呼ぶべきか、それとも鎌田さんと呼んだほうがよいか、などと往復書簡は他人行儀にはじまりました。

高校時代の池田さんがいつも伏し目がちな聖書研究会のクラブ員だったのに対し、鎌田さんは山岳部員でいつも汚い格好をしていたことが回想されます。

いかにもムサい鎌田さんに対し、スマートな池田さん。


現在も対照的な2人の姿を、鎌田さんは次のように指摘しています。

  池田は今ある制度や体制も厳しく批判する。池田香代子は黙って

  いられない。正義感のカタマリだから。

  カマタの話は、もともと聞いてくれる人の心の中にあるものを

  言葉にするだけ。みな、自分と同じと思ってくれる。

  池田は世界のあり方や日本のタカチに触れる。

  カマタは触れない。一人ひとりの心のあり方にこだわるだけ。

  池田は大きな川の流れに抗っている。

  カマタはボーッと流れに身をまかす、みんなと一緒に流されている。


そんな2人の往復書簡が、途中で途絶えた時期がありました。池田さんが「うつ」状態になってしまい、手紙を書けない日々が続いたからです。特に、ある講演会で「池田さんはエリートですね」と言われたことが心の重荷になってしまいました。


久しぶりにとどいた手紙を読んだ鎌田さんは、すかさず返信しました。


池田さんが早くにお父さんを亡くしたこと、しかもお父さんの死因が自殺だったことによって、経済的にも精神的にも苦労したこと。鎌田さんも生みの親に放り出されて、大学へ行くのに親を説得しなければいけないような生活環境だったこと。


自分たちは、絶対にエリートじゃない。

でも、そんな苦労は他の人には分からないから、誤解されることもある。


医者として、友人として、鎌田さんは

  「心のかぜは無理をしないこと。がんばらないこと。

   でも、休みすぎないことも大事なのです」

と励ましました。


いかにもムサい鎌田さんのはずが、なんだか格好いいじゃありませんか。


社会のために何か行動を起こすこと。

一方で、身近な人に心から寄り添うこと。

たいせつな2つ行動のみほんを目の前で見せてもらい、ますます鎌田先生のファンになりました。