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2010年12月25日

WAKO'Sのリムーバーが必須です

ペコちゃんのベロってなんで出てるか知ってる〜?」
へ?いきなり何を聞くんだい?姫。
脇ではオーナーが鬱々とシリンダーブロックを磨いてる。(いつになったらきれいになるんだろう?これ)

「知ってるよ。ペコちゃんはね。ケーキ屋さんの子だから、毎日ケーキがおいしくって食べてたの。」
「でね。お母さんが”歯を磨きなさい”って言っていたのに、いつも歯を磨かなくてほっといたんだな。どうなったと思う?」
「・・・・」
歯が全部無くなっちゃったの。」
「・・・・」
「歯が全部なくなっちゃうとね・・・舌がぴろんって出てきちゃうんだよ。だからベロがペロって出るようになっちゃったんだよ。ペコちゃん。」
「嘘だもん!あれは、お菓子がおいしくって、口に付いたクリームを・・・」
「ホントだよ。うちの犬のメリーは、おばあさんになった時に歯が全部なくなっちゃって。ほんとに舌が常にビロロ〜ンって出っぱなしになっちゃったもん。歯は磨かないとダメなんだぞ〜。」
あ、走って逃げてっちゃった。そんなにショックだった?今の話。

なんでペコちゃんの話?
いや、クリスマスが迫る中、先日も作業させてもらったんですよ。ガレージオーナーの家で。
で、いつも休日になるとお騒がせしているので、ケーキでも買ってこうと思いましてね。ええ、もう街はクリスマス一色。ちゃんとケーキもクリスマスバージョンですよ。年に一度のかき入れ時ですよ。

「単身赴任のお父さんが帰ってくる前にクリスマスケーキを置いてやる。父ちゃんの買ってきたケーキの価値を落としてやるぜ。フエッヘッヘッヘ。」
とかって、どす黒い思惑ですよ。クリスマスなのに。
クリスマスケーキを買いに行くとねえ・・・毎年思い出すことがあるんですよ。
あの日も「舌が出っぱなしの女の子」のお店にケーキを買いに行ったんですよ。24日に買ったケーキを食べ終わっちゃったので。25日も。今度はチョコレートケーキ。
ケーキの箱を受け取ったら・・・ウキウキですよ!全速力ですよ。自転車。自宅まで。夜の暗い道を照明もつけずに・・・しかも片手運転。

気がついたときには歩行者保護用の欄干にバイイ〜ンとおおおお〜!!!!激突!
体が自転車から放り出されながらも・・・ふっ大丈夫だぜ。左手にしっかり握ってる・・・ってあれええええ????

地面に転がりながら見たその先には・・・ケーキの箱があああ〜!なんでえええ?オレ、ちゃんと箱を握って・・・あれえええええ?

左手を見ると、握っていたのは「箱の握りの部分」だけ。衝撃で吹っ飛んだケーキ本体部分だけが、きれいに星空の中を舞って・・・

地面にたたきつけられた私の視線の先には、ブイイ〜ンと遠くに飛んでいくケーキの箱が・・・
走馬燈・・・ってあるんですね。ものすっごくゆっくり感じました。その時間。
四角いケーキの箱がボイ〜ンぼいんぼいん・・・・とおおおお〜!
転がっていったよ。ケーキ。
地面を・・・何回転したんだろう?

・・・・・箱の中身は・・・見ない見ない。っていうか、見る勇気がない。そのまま我が妻に渡しちゃおう。
数分後、我が家では叫び声が。
「キィャアアアア〜!」
「諦めろ。こういう運命だったんだ。こんなこともあるさ。

痛い痛い。ほんとに。さっきコケてケガしたところを狙わないで。
皆さん、この時期は暗くなるのが早いですからね。無灯火片手運転は御法度です。

さて、今回は、そんな”クリスマスにまつわるホラーなお話し”をガレージオーナーの姫とお話をしていた時の作業です。
先に宣言しておきましょう。
エンジンバラすなら、「WAKO'Sのガスケットリムーバーを買っておけ。」

前回の取り出したバルブの写真を見た人の中には、「なんだよ。汚いなあ。」って思われたと思います。
私も気になっていて、「スラッジ落とし」っていうのを買っておいたんです。個別に作業しようと思って。
買ってきたスプレーをガレージオーナーが見たとたん・・・
「たぶん、これじゃダメだぞ。燃焼室のカーボンってのは、ホントに取れにくいんだから。」

そんなことないよ。こら、バルブにかけておけばほ〜ら・・・・・全然変化無し。
どうしよう?(実は、この時はNGだったんだけど、後々重宝することになるんです。このスラッジ落とし。)

「WAKO'Sのリムーバーを使うんだよ。でも・・・・これはものすごく高いんだ。俺は仕方がないから、ホームセンターでうってるサビ取り剤を流用してる。」
あ、そうなの?さっそく購入。ペンキ売り場に売ってた、刷毛塗りのやつね。

・・・・・変化無し!全然ダメじゃん!カーボンには。

仕方がないから買ってきた。WAKO'Sリムーバー。
開ける前に取扱説明の欄をよく読むと・・・・「6ヶ月以内に使い切ってください。」って書いてある。
・・・・失敗したなあ。こんな高いスプレー。使い切るわけ無いよ。

結局・・・・大活躍になるんです。WAKO'Sリムーバー。
すごく取り扱いに注意が必要です。だって、「皮膚に付くとすぐに痛くなる。激しく。」
ゴム手袋必須です。それと子供は近寄らせられない。絶対に。

じゃ、せっかく手に入れたWAKO'Sガスケットリムーバーを使って、ヘッドガスケット周りの掃除をしよう。
おおおお〜!取れる取れる。ウエスを使ってコスコスコスコスコス・・・

RIMUBER.gif

「じゃあ、だいたい取れたところで、シリンダー寸法を測定しようか。」
「え、いいよ。測定しなくても。めんどくさそう。」
「バカ言ってんな!ずっとほっといたって言うんだから、シリンダー径がどうなっているのか知っておかないとダメだろう。場合によっては、もう一基探してこないとダメかもしれないんだぞ。」
ふう・・・・めんどくさいなあ。

用意されたのは、マイクロゲージと・・・

MICROGAGE.gif

なんか、寸法を測る測定器。(名称がわからん。)

SHIRINDAR.gif

どうやって使うの?これ。ノギスをシリンダーの穴のところに当てれば良いんじゃないの?
「それじゃ、両端しかわからないだろ。大事なピストンは、このシリンダーのZ方向を上下するんだぞ。直径の”縦””横”2点だけじゃなくて、それをシリンダーの端まで徐々に降ろしていって、変なゆがみ方をしていないか調べるんだ。」


ふ〜ん。んじゃ、器具を使うのがオーナーで、私はノートに数値を書き込む係ね。
まず、マイクロメータに”基準”を作るのね。え〜と、4E-FEエンジンのボア径は・・・74mmね。

KIJYUNNCHI.gif

シリンダー4本とも測定した後・・・試しに「壊れたエンジン」の方も調べてみようか。
エンジンチューナーが手を入れたエンジンを測定した結果は・・・
「ああ、レギュレーションの解釈として・・・これはありなんだな。」という数値。
あ、いやいや。喋りませんよ。このあたりが「お金をいただくプロの仕事」なんでしょうから。確かにレギュレーション違反もしていなかった。

ただ、両方を調べていて気になることが・・・・
「ねえ、今掃除しているエンジン。なんかシリンダーのところに”シミ”がある。チューナーさんのエンジンには無いのに。」

BUROKKU.gif

「どれどれ。あ、まいったなあ・・やっぱり長年ほっとかれた影響みたいだなあ。たぶんだよ。これ」
「ふ〜ん、それってピストン入れれば取れるんじゃないの?」
「取れない取れない。っていうか、危ないぞ。ピストンが引っかかるかも。」

・・・・あり?ひょっとして重大な局面?今

あ、ちなみにWAKO'Sガスケットリムーバーは・・・・あっという間に1本使い切りました。
すごく便利なスプレーだったんだけど・・・・
別のメーカーを買ってみました。次。比べてみないとね。

こちらは、WAKO'S程じゃないけど、やっぱり便利に使わせてもらっています。こっちの方が安全。あ、やっぱりちょっと痛いかも。

2010年12月19日

ヘッド周りの部品を外すのに四苦八苦

ガレージオーナーから聞いてはいたんですけどね。
JAFのタイトルがかかった選手権で良い成績を収めると、年末の表彰式に呼ばれるんだそうです。
で、「こんなに毎回毎回マナー(ルール)違反が横行していて大丈夫か?TTC1400?」ってものすごく疑問を感じた筑波シリーズも無事、年間ランキングが発表となりました。
「ちゃんと全員が認めるドライバー」が、きちんと2010年チャンピオンとして認められたとのことです。
(2009,2010年と連続してチャンピオンになったとのこと。)

で、うちの主役(TTC1400現役ランナー)の彼から、緊急入電。
「私も表彰対象の成績だったそうです。来ませんか?表彰式。明後日。」

・・・・なぜそんな大事なことを二日前連絡?
どうもまあ・・・私もそうだったんですけど、「シリーズ全部走ったわけではないドライバーが上位に来ることはないだろう」と・・・事務局もそうだったみたいですね。どうやら。
来年は常に表彰台にいられるようでないと、今回みたいなプレイがまた繰り返されちゃう。

残念ながら、私もオーナーもちょっと出席は無理なんだよ。あ〜あ・・・見てみたいなあ。表彰式。
「表彰式って・・やっぱり布の面積が少ない女性がいるんですかねえ・・ハァハァ
耳元でハァハァ言われても・・・舞い上がりすぎだぞ。フォークリフト修理係。たぶんアレは、スポンサー様あっての布の面積の少なさだ。

後日、フォークリフト修理の彼が上げてきた報告書によると・・・
も〜、ものすっごく楽しい会だったようです!
豪華なお食事の他に・・・この写真に映っているのは・・・高橋国光御大じゃありませんか!
しかも連れて行った子供たちと一緒に写真を撮ってもらってる!
ぬおおお〜どこまでもいい人だあ〜国光さん!

あり?なんか報告書添付の写真に・・・なんか華やかな女性が映ってるねえ。
っていうか、あ、みんなホントに正装なんだ。表彰式だからね。
え〜と、この華やかにドレスアップされた女性は・・・アナウンサーさん?ん?・・・・
手に何か・・・賞品を持ってる。あ。ひょっとして選手さん・・・だったよ。確かに。そうだよ。

なんだよおおお〜「もこもこレーシングスーツを脱いだら、私、すごいんです。」って、ぬあ〜!しまったああああ〜俺様としたことがあああ〜!視覚&三次元化(?)センサー不良だったああ〜!

いやあ・・・いいねえ。サーキットって。選手の皆さんも華やかで。
なにかこの「JAFの表彰式」も、昨今の不景気の荒波が押し寄せているらしくて・・・「表彰対象を年間ランキング3位以上にしよう」とかっていう話がくすぶっているんだそうです。
いやいやいやいや。今の対象で続けるべきですよ。出席した人たちのお話を聞いていると。
みんな、ものすごく励みになっているみたいですから。このシーズンの終わりを告げる表彰式が。

さて、そんな「すごく楽しかった表彰式」の日に私とオーナーは何をやっていたかというと・・・
オーナーは、黙々とシリンダーブロック整備作業。
私は・・・朝方ガレージオーナー宅に部品を届けに行って・・・あ、姫(来年小学生)が出てきた。
「よう!」ってあり?Uターン?ん???
あ、そうか。背広だからね。どうにもダメみたいね。背広を着てしまうと休日でも仕事モードに入っちゃう。
どうもあんまり近寄りたくない感じになってるんだね。やっぱり。

で、みんなが表彰式の会場で、「あはは〜」とかって舞い上がっていた頃・・・
ガランとしたお客様の工場の隅っこで、取扱説明書と格闘していました。外国語の取説。今話題の宇宙開発関連の仕事。
中国語、イタリア後、なんかアラブの言葉・・・で、これはフランス語?せめて英語の取説ありませんか?英語。全然わからないけど。」
「なんかさあ、最近の外国の装置って、中国語の取説は付くようになったんだけどさ。日本語の取説って絶対にないんだよね。あ、はい。英語の取説。」
「だいたいなんで私を呼ぶんですか。この装置、ぜんっぜんウチの品物なんて付いて無いじゃないですか。」
「だから休日に呼んだんだよ。どうせなんとかするだろ?いつも通り。すごく珍しい外国製の機械なんだぜ。これを触っておけば、次の商品企画の時に役立つぞ。」
ああ・・・も〜・・・まあ、何とかしましたけどね。いつも通り。
おかげで、その後3日間知恵熱出して寝込んでました。(ほんとに)
ふう。

え〜と、全然関係ない前振りでここまで引っ張っておいて・・・なに書くんだっけ?
あ、はいはい。だいぶ頭の中で組み立てられましたよ。
ここから先、しば〜らくの間、このBlogは、「なんか部品の写真ばっかり」の記事が続きます。
今年の夏が始まった頃、ガレージオーナーからは、「なあ・・・お前たちのEP82・・・年内に仕上がらないぞ。この調子だと。」って言われていたんですけどね。
ええ。なっちゃいました。年末。まだバラバラ。全然バラバラ。もらった4E-FEエンジン。

秋が始まる頃には、「・・・・この調子だと、来年の春になっても動かない。」って予言されちゃってます。ガレージオーナーに。
まずいぜ。ものすっごく。さすがに飽きてきたぞ。全く動かせない青いEP82を見るのも。ちゃっちゃと行くぞ。ちゃっちゃと。シーズンオフになったんだし。

で、前回までは、「洗浄液にドボンって、ヘッドユニット丸ごと漬けた。」っていう、ガレージオーナーがものすごく心配する事態になったところまで進みました。
今回は、「で、やっぱり(大方の予想通り)しばらくほっといたヘッドユニットはいったいどうだったの?」というお話。

いやいや。私も無防備でいた訳じゃないですよ。洗浄剤から引き上げた後、ジャブジャブ水洗いしたシリンダーヘッドユニット。
ちゃんと防錆紙に二重でくるんでおきました。
で、ここから先は・・・どうするの?ガレージオーナー・・・
「まず、16個のバルブ、全部抜いてみな。外した後、位置がわからなくならないようにまず、タップを打っておくんだ。」

はいはい。あ、バルブにタップを打ったところの写真がこんな感じ。

TAPPUUCHI.gif

4KITOU.gif

実は、今この写真を見て・・・「あ、タップの順番ってこうだったんだ。」って思ってます。今。
昨日もオーナーと二人でバルブをいじっていて・・・「どこに何が入ってたんだっけ?このタップの意味って何だっけ?」ってなってました。あ〜あ。

で、このバルブ面を専用の工具で押していきます。(バルブスプリングコンプレッサーっていうんだって。)

valvenuki.gif
valveate.gif
nukisagyo.gif

どうにも・・・・その・・・工具の扱い方がわからなくて、ものすごく難儀。
16個取り外すのに・・・・1時間ぐらいかかったような気がする。
バルブを押す工具の扱いもそうなんだけど、ものすごく手間取ったのは・・・バルブスプリングを留めてるちっちゃな金具(バルブコッターピンとかなんとか言ってた。)をパッと取り出すのがすごく難しかった。

1個だけまず抜いた時の燃焼室側から見た写真。

hazushigo.gif

抜いたバルブとスプリングは・・・なんかスプリングに方向性があるような気がしたので、(後でよくよく確認したら、まったくの杞憂だった。)取り付けられていた方向の上部にピンク色で色を塗っておいた。

torihazushi.gif

ふい〜。一段落だばい。16個全部終わったよ。

「おう。これはまだ助走だ。これからが大変なんだ。」
「へ?」
「バルブが通っていた筒(ガイド)があるだろう。ここのシール部分を取り外すんだ。ラジオペンチとかを使って。」
vulvegaide.gif

・・・・格闘すること10分。一個も外れない。
「やだよ。こんなの。交換しないで組み立てちゃっていい?きれいに掃除するから。」
「バカ言ってんなよ!エンジンのO/Hっていうのは、このヘッド周りが一番大事なんだ。このバルブガイドシールを交換しないでどうするんだ?ヘタってオイル上がりの症状が出るかもしれないんだぞ。」
「だって、ホントに外れないんだよ。めんどくさい。」

あきれ顔のガレージオーナーが挑戦して・・・ほんとに外れない。
「なんかなあ・・・俺、シティもシビックもみんなラジオペンチで何とかしてきたんだぜ。これは・・・まいったなあ・・・ホンダと違って、工具がうまく入らないぞ。」

気分転換にアストロプロダクツに買い物に行こう。ホントに滅入っちゃう。
なんか商品の陳列棚にガレージオーナーが吸い寄せられて・・・大興奮
なに?きれいなお姉さんのポスター?なんでそんなに騒いでるの?
「あったよおおお〜!バルブガイドシールを外すための専用工具!これなら簡単だああああ〜!」

・・・工具握りしめてそんなに大声出しちゃうあなたはいったい・・・お店のお姉さんが怪訝な顔してこっち見てる。恥ずかしいなあ。もう。

んじゃ、さっそく使ってみますですよ。

VULVESAGYO.gif

ん〜こう、ガシッとつかんで左右にクリクリなのかあ〜?先っちょを時々ツンツンするといいのかあ〜?

「・・・・あのさあ、変な言葉発しながら、そんなに時間かけて作業するなよ。それ、そんなに難しいか?だいたいなんだよ。ヘッドをコンクリートに直置きして作業するなよ。ガスケットと当たる面の平滑度がものすごく大切になるんだぞ。せめて段ボールひけ、段ボール。」

ものすっごく怒られてしまった。まだブロックの平らな面が汚いから、かまわないかと思ったんだよ。床にべったり。

ガレージオーナー専用工具を手にとって・・・クルッ!キュポン!
「なんだよ!俺が一個外すのに数分かかっていることを1秒ぐらいでやっちゃうなよ!」
「時間かけ過ぎ。さっさとやれ。せっかく専用工具手に入れたんだから。」
外した結果がこんな感じ。

SAGYOUGO.gif

なんとか全部取り外せた。やったよおおお〜。なんか自分でちゃんと作業したって感じ。
もう買ってあるんだ。交換用のバルブガイドシール。
みんな同じ部品かと思ったけど、吸気系と排気系で部品番号が違うんだね。90913-02086と02088だって。

「おい・・・買ってきてあるのは上出来だけど、数が足りない。」
「へ?だって4気筒だよ。このエンジン。だから吸気と排気で4つづつ。」
「16バルブだろ。合計8個じゃなくて、16個。足りないぞ。これじゃ。」
しまったあああ〜!俺様としたことがああああ〜!(苦悩)

2010年09月23日

壊れた4E-FEエンジンはどんな状況だった?

やっとひどい暑さも一息つきそうですねえ・・・涼しい朝ですよ。今朝は。
この厳しい夏の間にですねえ、少しうれしいことがありました。
それは、「オーナー夫婦がダートトライアルを見学。それもはるばる新潟県に(はあと)」

8月の下旬にトライアルゾーン新潟で開催された大会に見学にこられたんです。奥様を連れて。
前々から、「二人でガレージオーナーの競技を見てみたい。」とは言われていたんですよね。
だもんで、「女の人を連れてくるんだったら、モーターランド野沢だよ。おトイレもしっかりしているからね。」
と言っていたんですけど・・・・

やっぱり銀行員さんって、「サービス業」なんですね。
どうにも休日があわない。

で、「嫁さんサービス」の一環として、「新潟旅行」になったらしいんですけど・・・
実態は、「新潟旅行じゃなくて・・・ほんとにダートラ観に来るのが目的だろ?」

なんかもう・・・この暑い夏の直射日光の中、土煙モクモクの世界によく一日いてくれたねえ。
正直、私は「どうしよう、これでガレージオーナーが表彰式対象外だったりしたら。」と終日ドキドキ。

6位でなんとかみんなの前で表彰を受けることができましたよ!ふい〜・・・よかったばい。

表彰式終了後、奥様とお話。
「いやあ・・・ダートトライアルを観るのは、体力的に厳しいでしょう?ほんとによく一日いてくれたねえ。」
「丸和には行ったことがあるんです。ダートトライアルって、あんな感じにコース全体が見渡せるんだと思っていました。こんな風に山の中のコースもあるんですね。」だって。
よかったなああ〜オーナー。海のように心の広い奥様をもらえて。(号泣)

まあ、こんな感じで、女性を観戦に連れてくるのは・・・正直厳しいスポーツなんですよね。ダートトライアル。
って思っていたら・・・
9月のスポーツランド信州では、華やかなお姉さんがやってきましたよ。

ガレージオーナーが自信満々で走りきった一本目。
「どう?結構いい線いっただろう?」
「・・・・・全然遅い。信じたくないけど。これ、ヘタをするとポイント圏外だよ。かなりまずいよ。」
「・・・・・」

そんな調子で、「さて、タイヤどうしよう?」なんてやっていたときに場内放送。

「本日は、大会スポンサーのENDLESS様から、ENDLESS LADYが駆けつけてくれています。」

ふ〜ん。そう。

その後、しば〜らく経って・・・・大変ですよ大変!
なんだか、遠くの方から黒山の人だかりが!なんですか、あれ?

「土の世界に女神様がやってきた!」

もう、みんなニッコニコですよ!男性だけじゃなく、女性も!
みんな、自慢の競技車両の前で「一緒に撮ってもらっていいですか?」なんてやってるの!
この一年半、見たこともない風景。ほんとにみんな、幸せいっぱいだあああ〜!
なんか、その容姿だけじゃなく、人柄がそうさせるんでしょうね。ほんとに気さくに頼んでいました。


え?その写真
う、う〜ん・・・・
私、美人を目の前にすると視線を合わせないように下を向いちゃう人なんですよ。写真を撮るなんて無理無理。

それでもトライしてみましたよ。
付き人らしい、かっこいいお兄さんに一言。
「あ、あのぅ・・・なんかポーズを決めてもらってもいいですか?」(下を向いたまま。)
「ええ、大丈夫ですよ。どんな感じですか?」
「じゃ、まず、四つん這いから。」

・・・・・すっごく怖かったです!
付き人さんが。じゃなくって、周りのみんなが。
「おやぢ!せっかく降臨された女神様が、怒って帰っちゃうだろっ!」みたいな。
っていうか、みんなにキッて睨まれた瞬間、悟りましたよ。
「しまったあああ〜!ここは、ふやけた連中がいるサーキットと違って、ほぼ全員が競技者だった!
聖地秋葉原的ノリは無理だったあああ〜!」

とってもとってもとっても怖かったです。うひいいぃ〜

ということで、きれいなお姉さんの写真を撮ることもできず、ガレージオーナーの順位は・・・どころか、EK4壊れました。二本目。
・・・・ほんとに「特別なゼッケン」を死守するのが難しい状況になりました。次で最終戦だし。

んじゃ、別の写真いきましょう。肌色の世界と真逆の写真。

春の日光サーキット第二戦で壊れてしまったEP82。
お金がないので、自分たちでなんとかすることにしたんですけどね。
なんかもう・・・作業が遅々として進まない。
いよいよ腰下まで全バラしてみよう。エンジンをさわる練習台だよ。

オーナーと二人、作業開始後、最初の一個のねじを外すのに悪戦苦闘。
「ねえ、ガレージオーナーにやり方聞いちゃおうか?」
「いや、待て待て。まだこのねじ一つで、7分だ。もうちょっと考えてみよう。」

ガレージオーナーは、時々様子を見に来て・・・・どうにもなりそうもないところだけ、最小限、工具の使い方は教えてくれる。
それでもエアツールは手に余って・・・私なんて、扱い方を間違って、吹っ飛ばしたコマで指を腫らしてしまった。目に当たらなくてよかった。ラッキー。(ズキズキ)

それでもなんとか、だいぶバラしたぞ。
エンジンって、ボルトとかナットで組み立てられているんだと思ったんだけど・・・
なんかこの・・・前端の板が外れない。ど〜やっても。
「う〜ん????なんだこの板?これが外れないと、クランクシャフトが取り出せないよ。」
「変だなあ。全部ねじは取り外したのに。」
「ひょっとして・・・・マイナスドライバーでコジると取れちゃうんじゃない?よっこらしょっと。」
「うおおおおお〜!ほんとだ!ただ接着されてただけだ!エンジンなのに接着剤使ってるんだよ!」
「接着剤かあ・・・・フィギュアを作るときにね。タミヤリモネンセメントをこう、パーツからはみ出ないように塗るのがテクニックなんだな。ハァハァ
「時々ね・・・・遠い世界の住人に感じるときがあるよ。このBlogを読んでても。」(かなり遠い目)

で、壊れた4E-FEエンジンを5時間かけて、ばらした結果がこれだあ!

下部のパーツがエンジン内からも無くなっていたピストン

piston.gif


大穴が空いたエンジンブロック

koshishita.gif

クランクシャフトは、一番右端の軸受けのところが茶色く焦げていました。

sirinder.gif

バラしてみて、壊れた原因はわかった?

・・・・全然。ぜ〜んぜん。
まあ、僕らは素人だからね。なんにも推測なんてできない。
まあ、思ったことは・・・・「エンジンオイルは、ちゃんとしたやつを入れよう。」ってことぐらい。
だって、結局このエンジン、これまでのところ使えそうなパーツは・・・
ピストン1個
カムシャフト2本だけ。
あとは全部動きが悪くなっていたり、欠けが発生していた。
エンジンブローって、内部で激しく部品をまき散らしちゃうんだね。ほぼなにも使えない。

この写真には、ヘッド側は全く写っていないけど・・・ここまでの様子を見て、ガレージオーナーが一言。
「ヘッドをバラすのはやめておけ。どうせピストンが当たっちゃって、歪んでいるから。」だって。

なんかまあ・・・ガックリくることをわざわざ時間をかけて確認したというか・・・
あ、いやいや練習ですよ練習。
んじゃ、次は、「もらってきたエンジン」のバラしを始めますよ。

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2010年05月16日

壊れたエンジンを降ろしました

今回はEP82の整備のお話。
タダであげるよ。」と言われたEP82のエンジン
しかも保管ガレージにまで持って来てもらってしまいました。(それに輪をかけて、その日に誰も立ち会わなかったし。壊れたEP82の脇に置いといてくれました。)

さて、それじゃその保管ガレージでなんとかしてエンジン積み替え作業を・・・やめとく。すごく大変そうだから。

セーフティーローダに積んだEP82の後ろに、なんとかこのエンジンを積み込んで・・・(セーフティーローダって荷台が低い位置に降りるからすごく便利。)
やってきました!先日も(ついに)不得意の丸和オートランド那須で6位に入賞したガレージオーナの元へ!

といっても、これからの作業はできる限りガレージオーナーの手は煩わせたくないのだ。なんといっても、大事なシーズン中だからね。場所と道具を貸してもらえるだけで感謝感謝。

さて、今日やることは・・・「とにかくこのEP82から壊れちゃったエンジンを取り出そう」
メンバーは・・オーナーと私の「普段は革靴&ネクタイ」コンビ

・・・・ものすっごく不安だ。できる?あ、いやいやまだ気楽なのか。なんていったって、「もう完全に壊れちゃってるエンジン。」なんだから。

配線全部取っ払って、ラジエター外して、ブレーキ周りをぜ〜んぶ外すの完了。
さて、これから大きな山が二つ。
1つめが、「左右のドライブシャフトを外すこと」
・・・いやあ・・・あの暑い日に二人で”はめっこ”したモノをわざわざ再び外す日がくるなんてねえ・・・
私が下に潜り込んで、オーナーが”太くてカチカチな棒”を引き抜こうと・・・
全然外れないよ。ガッチリはめっこのままで。ふう・・・・まったく。もう無理。仰向けはきついわ。
選手交代。
今度は・・・あり?簡単に抜けたよ。オーナーがはめっこの根元をお触りしたら。
んま〜いつの間にそんなテク・・・やっぱり結婚すると変わるもんだのう。(もしもし?)

さて最後の大きな山。
チェーンブロックをかけて、この重いエンジンをグワッと・・・・よ〜しよ〜し。どんどんいくぜ。俺様のお縛り&吊り上げテクを見せてやる!
ガラガラ〜!ん?なんか引っかか・・・気のせい気のせい。
フンっ!よ〜しっ!ついにつり上げたぞ〜!って、あり?なんかラジエターを取り付けていたメンバーがあらぬ方向に・・・
ごめん。構わず上に引き抜いちゃったら、メンバーがとっても歪んじゃった。すまんオーナー。

かかった時間はちょうど5時間。二人がかりで。
途中、ガレージオーナーがいろいろと教えてくれてなかったら、もっと時間がかかっていたよ。
(エア工具の使い方とか、コネクターの外し方とか、どうにも”簡単そうに見える”事の方にすごく時間がかかりました。)

んじゃ、帰ろう。疲れた。って思ったら・・・取り出したエンジンは、こんな状況でした。
4E-FEEP82.gif

よくよく見ると・・・あ、オイルパンに穴が開いてる。あ〜・・・
4E-FEmigi.gif

いや、こんなのまだかわいいほうだった。逆サイドに回ってみると・・・
4e-feana.gif
なに?この不吉な大穴は???この鉄の固まりに穴が開いちゃったって事?

大変だこりゃ。せめて今日は、ヘッド周りぐらいまでは開けてみよう。
開けた結果は・・・
dohc.gif

え?スターレットのエンジンってダブルカムなの?
いや、みんなそんな呆れないでよ。
そうか、トヨタが生活DOHCっていって、シザーズギアを用いたDOHCエンジンを作り始めたのって、このEP82の時代なのか。
4つのピストンの上に2つのカムシャフト。
そのカムシャフトが各気筒に対して、4つのバルブを押しているエンジン。
合計16コのバルブを・・・これは大変だ。バラすのここまでにしておこうよ。今日のところは。

姫(もうすぐ6歳)がのりまきを作ってくれたって。それを食べて今日は終わりにしよう。
norimaki.gif

待ちくたびれて、ブス〜っとなっている姫の脇で「実写版怪物くん」を解説していると、ガレージオーナが一言。
「二人ともこんな遅くなっちゃって、家に連絡したのか?」
私は・・・う、うん。大丈夫。

オーナーは?
「あ、帰る時に連絡するって言ってある。」ふ〜ん・・・
「今日はあっちの家に帰っているんだ。」

TVで一家団らんの場が一気にシーン・・・(ほんとに)
あの・・・オーナー?
「それって、”実家に帰らせていただきます”ってパターンじゃ?」
「お前ら二人とも、すぐに帰れ!」

あ、うちですか?うちは・・・・玄関には入れてもらえましたよ。
その後、重量級の蹴りが入りましたけど。
オーナー・・・結婚二年めで「実家に帰らせていただきます。」なんてかわいいもんだよ。
あ、違うの?「日本で観客席に一番近いJ1チーム」の応援に行ってるの?ふ〜ん・・・ちっ奴らか。よりによって、いつも勝たせてくれない。天敵だな。
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2010年04月25日

ただいま再車検受付中

2本目にタイムアップしたとは思っていたのですが。。。
ガレージオーナー、今回3位に入りました。表彰台です。
はるばる新潟までやってきた甲斐がありました。





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2010年04月17日

よりによって雨だああ〜

minagawashacho.gif

豪雨のエビス12h耐久(2008年)を思い出しちゃう展開。

雨の音が気になって、すぐに目が覚めちゃった。
ほとんど寝てない。

・・・・・まいったなあ・・・・決勝開始時刻も雨かも。

結局、昨日の「4輪アライメントテスター」チェックは、「問題なし」だった。

なんではるばる遠い「コクピット川越」まで車両を持ち込んだのかというと、こちらの社長さんは、
「モータースポーツ出身者」だからです。それもダートトライアル出身者。
今どき、「4輪アライメントテスター」装備の店舗は、このお店に行くまでにたくさんあるんだけどね。
あんまり実のところ信用していないんですよ。「モータースポーツをやったことがない」お店。

お話を聞いたところ、「シードゼッケン」制度が設立された時の初代適用者だったんだそうです。社長。

我々のEP82で現在起きている症状を話したところ・・・・

「アライメントに特に問題はなかった。手作業で今までやっていたって事だけど、良くできてるよ。
タイヤの銘柄を変えて、そんな状況になるほど大幅にライフが変わることはないから、乗り方の問題だよ。」

・・・・・結局、わかったのは「ドライブする側の問題。」

決勝時間が雨になることを願っている自分も・・・事実いる。
これで、Hondaエンジン勢と大きな差は無くなった。

今のベストを尽くしてきます。

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2010年04月03日

決勝中のガソリン補給作業はどうやるの?


オラ、先日初めて「表参道」って駅に降りただ。
休日の夕方だっていうのに、なんだか駅の中は狭くて・・・人がいっぱいいた。
案の定、迷子になったっぺ。
いつも通り、au「EZナビウォーク」を頼ったっぺ。

・・・東京はやっぱり恐ろしいところだ。GPSの電波も届かねえ。呪われてるっぺ。
・・・あ、地下鉄だからか。い〜ま、まだ地下だわ。衛星軌道上から地下にまで電波が届いたら、その方が怖いっぺ。

やっとこさ、地上に出たら・・・なんか街がすごいキラキラしてんだ。街を歩く人達も、なんだかみんな楽しそうなんだ。笑顔で。
思ったよりも建物の高さが低くて・・・なんだかスッキリしていた。空が高く感じただよ。
あ、わかった。電柱とか電線がないからだ。なんかの本で読んだっぺ。
映画の中で、“悪い未来”を描くときは、ケーブルが垂れ下がってる。“良い未来”の時は、すごくスッキリしてる。」
その通りだと思ったっぺ。この街を初めて観て。なんだかホント・・・街行く人達がみんなカッコ良いっぺ。

あいつのことだから、いつも通り土日には遅刻だべ。
・・・・・こな〜い。

って思ったら、会場からパって飛び出してきただよ。あいつが。アリ?先についてたのか?オラ、会場に着く前に携帯メール入れといたっぺ。「もうすぐ会場に着くよ〜ん
ボケッと建屋の前で突っ立ってるオラを見て、笑っていたっぺ。ひょっとして、モーターショーの時の恨みを晴らしたつもりだっぺ!
「なに言ってるんですか。もう始まりますよ。早く早く!」
なんだか偉そうなんだな。チッたまに「予定時間よりも大幅に早く着いちゃった」からって。時間守れ。

うちの美人さんをたぶらかした野郎の顔を見てやろうと思って、今日は来ただ。
パーティーの会場に現れた二人は・・・・案の定、嫁さんの方が背が高いっぺ。たくさんの人の前で自慢したいんだっぺ?
「ホラホラ〜俺の嫁さんこんな美人だよ〜」って。そうなんたべ?あ〜ん????
って思いながら、新郎の方を見たら・・・・んま〜!!!!!大変大変!
スッゴクいい人!」って、100人の人がみたら100人が絶対言うぞ!君のこと!
遠くからでも「悪さしねえ。この人だったら。」オーラが・・・・眩しい!
オラ、自分のドス黒さが恥ずかしくなっただよ。

今日は立食形式のパーティー。まず、会社のみんなで集まって、ご飯食べただ。
「これ、すっごいおいしいですよ!」って、なんでそんなに山盛りにエノキをもってきちゃうの?
それ、ひょっとして、大皿にあったの全部持ってきちまったっぺ?
あ、新郎新婦がテーブルに来てくれたっぺ。なんか話を・・・って、なぜ全員ご飯を食べ続ける・・・
「あっ!落っこっちゃった。」
「大丈夫大丈夫。3秒ルール〜。拾っちゃェ拾っちゃえ!」
いや、それはちょっとこういう場ではまずいんじゃ・・・あ、食べちゃった。
「お前ら、いくら何でも表参道でそれをやるのはダメだぞ。」って注意しているそばから新婦が・・・
「ごめんねえ。いつもこんな感じなの。」

・・・・オラは思った。「それはフォローになっていないぞ。新婦よ。」

新郎の方を見ると・・・すごく視線が泳いでた。スマン。新郎よ。
いつもこんな感じのフォーメーションなんだ。

「出会いが欲しい〜!」ってうちの女性陣が叫んでる。
ふう・・・わかったわかった。適当に見繕って渡してやるぞ。
新郎側のカッコ良いお兄さん達を捕まえて、お話をして・・・よしよし。女性陣と話がつなげたところでフェードアウト。
次は・・・男性陣のフォローか。
なんか・・・とにかく新郎側の友人の皆さんが人数が多いだけじゃなくて、皆さん華やかなんだぁ。男も女も。
「皆さんどんな職業なんですか?」
って聞いたら、雑誌の編集やデザイナーさんなんだって。どおりで。モデルさんみたいな人までいるわけだぁ。
そんな話をきれいな女の人順に声をかけまくっていたら、ある時点で「ピシッ」と空気が。
あ、男性陣がゾロゾロ別の部屋に出ていっちゃって、それにつられてきれいなお姉さん達もいなくなっちゃった。
結婚指輪をはめたおじさん相手にそんなにピリピリすることもないぞ。若者よ。

華やかな式が終わって、表に出た時に思っただ。
「やっぱり・・・・オラ、呼び込みの声とチラシがある街の方がホッとするっペ。絶対領域を眺めてから帰ろ。」

zzzzzんあ?
え〜と・・・なんかまた文字がいっぱい打ち込んである。
今回の脚本家様は、田舎の方が降臨されたみたいね。ま、いっか。んじゃ保存。っと。

さて、お馬鹿な前振り記事はほっといて、本題いきますよ。
今回のお題は、「日光4時間耐久、決勝中のガソリン補給方法はどうやるの?」

も〜最適な教材を用意しましたよ。本文先頭の動画を再生してください。ウオッチ片手にね。

ドライバーは車両を降りてきて・・・車両のガソリン補給髙を空けたあと、既に路面に置いてある「自分たちのガソリン補給缶」の蓋を外して、ホースを組み付けます。
この組み付ける時間が・・・・たまらなく長く感じます。ほんの数秒なのに。
すごくもどかしい。けれども、ここで「ちゃんとホースをねじ込む」ことを心がけていないと、補給缶のねじ込み口から、ぼたぼたガソリンが垂れて大変危険な状態になります。
すごく焦るんだけど、とにかく「ゆっくり」作業です。
全部入れたあと、再び車両の補給口を閉じて、運転席側に戻る。

競技規則に書かれているルールは、
1)ドライバーが降りてから、タイム計測開始(20Litterなら4分間。10Litterなら3分間)
2)ガソリン補給をやるのは「それまでにその車両をドライブしてきた選手」
3)必ず消火器要員をチームから1名派遣すること。
4)一旦停止したら、エンジンは必ずストップ。
の4つ。

この4つだけだと・・・・現場での運用は・・・イマイチわからない。
はい。ここから先は、実際に体験した結果からの補足事項ですよ。
5)ガソリン補給のための停止時間中に「ドライバー交換だけの」作業ならok。
6)そのドライバー交代時間を入れても、4分間なら十分に時間が余る。だからくれぐれも「ゆっくり」作業。

というのが、この動画から参考になるかと思います。
さて・・・・なんでわざわざ今回、このテーマを取り上げたか。

それは・・・この動画の撮影前に「ものすっごい落とし穴がある」大会です。日光4時間耐久。

この動画だと、車両が1台しか写っていませんが、実際の運用は、「2台が同時にガス補給ができる」スペースが与えられています。
この動画の場合、運転席側から見て左方向にもう一台止めるスペースがあります。
「はいはい。2台までは同時補給ができるのね。」

そう。さあ質問です。
「じゃ、2台が補給中に、さらに後ろから車両が入って来ちゃったらどうするんだ?」

どうなると思います?
答え:「前の車両が動き出すまで、後ろで待っていなさい。」
競技中に「停止」ですよ。時計の針はどんどん動いちゃって、ライバルもガンガン走行中なのに!
このトラップに完全にはまり込んだのが、2009年夏:250周耐久優勝の彼ら。
あらら〜給油エリアで完全に「信号停止」時間だわ。あ〜あ、終わったな。

それに私達も・・・

もう一つ質問です。
「さあ、給油エリアに入ってきた。あれ・・・なんだよ。2台とも補給中だよ。まいったなあ・・・後ろについて待たないとダメかあ・・・」
さて、この時、どうします?「どっちの車両の後ろについた方が速いんだろう?

この瞬間、ものすごーくいろいろな要素が頭を駆け巡ります。
1)2台のうち、速く給油が終わるのはどっちだ?
2)エンジンをいったん止めちゃったら、”押して給油位置まで車両を動かすこと”って言われていた。押すのが楽な停止位置はどっちだ?

係員さんが、先に終わる方を誘導してくれるんだろ?
ないない。すべて自己判断です。もし「誘導してくれた。」ように見えても、それはだ。トラップだよ。きっと。

私達はどうだったかって?
え〜と・・・なんかその幻が見えちゃったみたいで、「あとに給油が終わった」の後ろについちゃった。(誘導されたように見えた)
このあと、ものすごく問題だったのが、「競技車両を消火器要員一人で補給位置まで押して、位置決めをしないといけない。」状況に陥ったこと。

「ドライバーが降りて、一緒に押せば簡単でしょ?」
う〜ん????降りちゃって良かったのか?だって、「補給位置に停止して、ドアを閉めたところから停止時間計測開始」だよ。
降りてしまうと、なんかペナルティを取られるんじゃないか?

これは、次回要確認項目だと思います。VTECエンジン勢とかは、車両が重いですからね。大変ですよ。一人で押すのは。

結局・・・給油スペースは隣に空いていたのに、ボケッと前方の車両が動き出すのを眺めて・・・・大失敗だったよ。ほんとに。
大会が終わったあと、もっとガッカリさせられたのが・・・・
燃料補給なんてしなくても、走りきれました。たぶん。あ〜あ。
まあ、「タイヤが壊れてゆっくり走ったから」なのかもしれないけどね。

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an・an ( アン・アン ) 2010年 3/24号 [雑誌]

an・an ( アン・アン ) 2010年 3/24号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: マガジンハウス
  • 発売日: 2010/03/17
  • メディア: 雑誌

2010年03月20日

2010年シーズンが開幕しました

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今週の月曜日のお話。
「昨日、息子を連れて、上野動物園に行ってきたんですよ。」
「へ〜。動物園って言えばさ〜。東武動物公園・・は、あ、あれは旭山動物園みたいに”見せ方を工夫しました。”って話題か。ん〜っと・・・そうそう。福島県の二本松市に”エビスサーキット”ってところがあるんだけどさ。その敷地にある東北サファリパークってのが、”日本一動物に近づける動物園”なんだって。最近まで知らなかったんだよ。2008年に訪問したときに、なんだかやたらお客さんがいるなあ。って思ってたんだけどさ。」
「近づけるってなんですか?それ?ただの動物園でしょ?」
「いや、なんか映像で見たんだけどさあ。ほら、サファリパークって車に乗って場内を回るじゃない。あの車がさあ・・・もう、とっても危険な壊れ方をしているの。動物の皆さんにかじられちゃってる感じの。あれ、きっとエビスサーキットと同じ書面で、”何があっても文句は言いません。”って同意書にサインさせられるんだぜ。きっと。」
「いや・・・そこまで近づかなくていいです。まだ子供小さいし。食べられちゃうかも。」
「上野動物園は、さっと電車で行けて、一日いても大人600円なんですよ。なんか、若いカップルもやたらいて、最近の若い人達は、とにかくお金を使わずに一日楽しめることを優先するみたいですね。」
「ふ〜ん」
「でも、なんか許せなかったんですよ。ただカップルがいるだけだったらまだしも、なんだかやたら”くっつきすぎだろう!”って感じの連中が多くて。」
「まあ、春だからね。だいたい、若い人に向かってそんなことを言うなんて、君も歳をとったって事だよ。君の息子さんだって、嫁さんと”合体!”とかって言って、決め技キメたから出てきたんだろう?」
「いや、出てきたって・・・変なこと大きな声で言わないでくださいよ。電車の中なんだから。」
「まあ、アレだ。昨日は彼女たちにとっては、”サービスデー”だったからな。」
「は?」
「昨日は、ホワイトデーだっただろう。2月14日に撒き餌を撒いておいて、昨日はその成果を回収する日だったんだよ。」
「はあ」
「彼女たちはなあ。大きなチョコレートのを買ってきて、それを小分けにして邪悪な笑みと共に配りまくるんだよ。
いかにして、投資を少なく、効果を最大にするか!そのシミュレーションを行っているわけだな。」
「いや、そんなに卑屈にならなくても・・・・」
「ローリスク・ハイリターンじゃなくて、もはやノーリスク・ハイリターンなわけだよ。私だって先週は忙しかったんだぞ。我が妻が買ってきてくれたお返し宅配便使ってまで送ったり、土曜日もガレージで整備のあと、お返し物をいろいろなところに届けたりとか。14日が千葉でダートラだったから、事前にいろいろ手を打たなきゃいけなくて、ホントに大変だったんだ。ん?・・・・・ア〜!!!
「なんですか。今度はいったい。ホントに恥ずかしいなあ。」
「しまったああああ〜!我が妻にお返し渡すの忘れてた!
「あ〜あ、やっちゃった。今日は何か買って、早く帰った方がいいですよ。」
「そういうことかあああ〜!なんか変だと思ったんだ。昨日のF1開幕戦、残り30分しか録画してくれなかったんだよ。”小林可夢偉選手早い時間にリタイヤだったよ。”とかって、ニヤッてしながら話をする割に、録画はしてなかったわけ。わかる?自分だけ見て、さっさと寝てたわけ!」
「あ〜・・・もはや復讐ですね。なんでそう、抜けてるんですか。毎回毎回。疲れないですか?その生活。」

うるさいなあ。外資系
ま、大丈夫でしたよ。その日の夜、聖地秋葉原で買ったスイ〜ツを渡したら、喜んで食べてましたもん。
ま、餌付けですよ。餌付け。エッヘッヘッヘ。

さて、そんな忙しかったホワイトデーに開幕となった2010年ダートトライアル地方選手権。
今回は、初めてガレージオーナが私を迎えに来てくれることになったんですよ。朝4時に。いや〜楽ちん楽ちん。
で、早朝に私めのWILLCOMの呼び出し音で起こされてですね。
「んあ?あ、今から出発するから、電話をくれたのか。あ、もしもし。」
「おう、今、どこにいる?着いた。」
・・・・・・目が開かない。なんて言った?今。何時?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4時・・・半って・・・ほんと?
ぬおおおお〜!ダああああああ〜ッシュ!
10分で家を飛び出した。いやあ、選手に気を使わせてしまってどうする。俺!

あ、悪い悪い。運転代わるから寝ててくれ。
千葉オートランドね。何年ぶりだろう。懐かしいねえ。

で、既に遅刻モードになっているのにもかかわらず、この状況で私の得意技が炸裂!
「ナビを使っているのに迷子になれる。恐ろしい子」
とかって、たま〜にお客さんに言われちゃったりするんですけどね。
ええ、今回、au助手席ナビを使っていながら、千葉駅前周辺で迷子。(根本的なところで駅前に来た時点でおかしい。)

「何とか受付時間には間に合った」っていう、ドタバタぶりが・・・成績にも影響を与えてしまうんです。今回。
ガレージオーナが完熟歩行を行っている間、私は荷物を降ろしたり、車をいろいろと準備。
この時、一緒にコースを歩かなかったことがタイムに影響を与えてしまったんです。
あ、普段はそんな生意気なことはしないですよ。私はあんなダートの狭いコースを吹っ飛んでいけないですから。
ところが今回のコース設定は・・・ずっと前に訪れた千葉と様相が変わっていて・・・
「大きな広場にパイロンが1つ。しかも、そのパイロンは270°ターンの為じゃなくて、単なるカーブを作るための物」

もう、サーキットのメンバーが見たら大喜びしちゃうようなパイロンの位置なんですよ。
「アクセル全開で、右のパイロンに向かってターンを開始したら、リヤのスライドが開始されるんだろうな〜」みたいな。

で、ガレージオーナーは、一本目4位。
あ、いい成績じゃん?いやいや・・・・
「そのラインじゃな〜い!」とかって叫んでました。私。
パドックに戻る途中、何人かの人達に呼び止められました。「どうだった?一本目」
みんなワクワクした感じで聞いてくる。そりゃそうだ、鼓膜が震えるような感覚の車両なんて、このEK4だけなんだから。

で、みんなが期待してるのに4位。
さすがに初めてガレージオーナに怒っちゃいましたよ。
「せっかくパワーがある車に乗ってるのに、あれじゃ全然ダメだよ!」

2本目前の完熟歩行は一緒に歩く。
「この大きな広場の区間が、あのEK4が生きる場所だ。上手い人達はいっぱいいるんだから、ここで生かさないともっと離されるぞ。」

2本目がスタート。
今度はうまくいった。こりゃいいタイムになるぞ!と思ったら・・・1本目より0.5秒遅れて帰ってきた。
ありゃ?

話を聞いたところ、途中であわや転倒!って状況になっていたそうです。やりすぎた。
悪い悪い。追い込みすぎたよ。開幕初戦でシーズンが終わっちゃうところだった。
結局、開幕初戦は6位入賞。今年は何戦出走できるかわからないから、とにかく「出場したら必ずポイント」を稼がないとね。

今回のコース、「オートランド千葉」という場所は、首都圏に一番近い地方選手権の会場故なのか・・・
とにかくお子さんや女性といった観客の方が他の会場に比べると多くてうれしかったです。
もっと本当は、たくさんの人達にこの競技を見て欲しい。
この土だらけの競技を見て、「自分もやってみようかな。」と思ってくれる人が出てきてくれることを願っています。

そう、今回の我々のクラスは、「ご夫婦で1−2」という珍しい結果になったんです。それも奥さんの方が1位。
1本目は、旦那さんの方が1位だったみたいですね。(1台の車を二人で使う=ダブルエントリー)
で、2本目で奥様がトップに立ったことを場内放送が伝えると、会場中が笑ってるの。
走行後の旦那さんの周りに人が集まってきて・・・私もその場にいたんですけどね。
「あっはっは〜!嫁に抜かれてやがるの。ベロベロば〜だあっ」って感じの扱い。

うわあ・・・この人達、よっぽど旦那さんにいつもやられっぱなしなんだな。って思いました。その様子を見て。
ここぞとばかり・・・・
そんな扱いの旦那さんも、なんか言ってる。
「いや、別にこれが初めてじゃないよ。前も負けたことがあるし・・・・」(だんだん声がフェードアウト)
「負けると次に勝つまで、女王様扱いなんだ。」

いや、別にプレイの内容まで聞いてないし。

この千葉オートランドが、ガレージオーナーに連れられて、私が始めて訪れた「ダートラ場」。
あれから15年ほども過ぎてしまった。
貧弱な施設はずっとそのままで、何も変わらなかった。
変わったのは・・・出走車両の数。あまりに少なくなった。あの頃走っていたみんなは、良いお父さん達になっているんだろうか。

この千葉オートランドは、昨年から閉鎖の話が出ていて・・・もう、二度と来ることはないのかもしれない。
それでもまずは、昨年からのメンバーの顔を再び見ることができて嬉しかった。
出走車両が見あたらないので、「ホントに昨年限りでやめちゃったのかな?」と不安に思っていたメンバーも”出走しないのに”(っていうか、”今のところ”競技車両がない。)ひょっこり顔を出してくれたり。

さて、始まったぞ今年も。
「赤文字の0が先頭についた」特別なゼッケンが渡された今シーズン。
「今年だけさ。来年には、そのゼッケンは返してもらう。早くよこせ。」とかって言われちゃったけど、なんとかこの特別なゼッケンに負けないようにがんばってみよう。
なんてったって、みんながワクワクするような音の車両に乗っているんだから。

2010年02月28日

スピードC車両(SC車両)に同乗しました



「ミッドシップカー」の加速姿勢ってすごいんですね。
ホントに、たまにTVでみる「サバンナの動物」の加速姿勢みたい。
後ろ足がグッと踏ん張って全力で加速する感じ。
それに比べると・・・FF車の加速姿勢ってのは、やっぱりいびつ・・・というか、無理をしていると思う。
むりやりフロント側の車輪で、重い車体全体を「引っ張っている」感じ。
なんかそんなことを強く思いましたよ。丸和オートランド那須で。

今年から、「東日本のダートラの聖地」と呼ばれている丸和オートランド那須に「ジムカーナコース」がオープンしたんです。
すごいですよ。同じ敷地の中に「複数のカテゴリー」のコースがあるというのは、そんなに珍しくないんです。
FSWとか、ツインリンクもてぎとかね。

でも、なんていったって、この丸和オートランド那須なら・・・ホントにお互いの競技コースが「わずか数歩」で見ることができるんです。
今回、私もガレージオーナーの「選手権で一番苦手なコース」丸和の「弱点克服したいぞ練習会」
(ほぼ願い・・・というか夢想に近い)の手伝いに行ってきました。

昨年から工事をしているのは、脇で見ていたんですけどね。
すごく立派な「コースジムカーナ」場になったと思います。
練習走行されている皆さんの様子を見学していたんですけどね。確かにこれなら・・・ジムカーナやってみたくなるかも。
ダートトライアルに比べたら、「車に与える衝撃」が比べものにならないぐらい少ないですからね。
逆にジムカーナの練習に来ている人が、ダートトライアルの練習の様子も見ることができるし、すごくいい環境だと思います。
まあ、デートのコースには・・・・やめておいた方がいいかなあ。
屋根は全くないし、モーターランド野沢のように立派なおトイレがあるわけでもないしね。

さて、ガレージオーナーのEK4は・・・ダートラの手伝いに来たはずなのにジムカーナ場の方に吸い寄せられちゃったよ。いやいやまったく。
あ、スタートラインから発進したところだ。静かに車体が動き出して・・・全開加速開始!
「パパッ!あのシビックすごい排気音だよ!」
見学に来ていたお父さんに連れられた、小さな男の子の声が遠くまで響く。
すごいねえ。ボク。車、詳しいんだね。

そう。
正確には、JAF競技車両規則において、「スピードSC車両/クラス1」と定義されるこのシビックは、実際の競技会では、「スピードSA車両/クラス1」と混走で選手権を争う車両。
ナンバー付きのSA車両に比べ、ナンバー無しのSC車両はより改造範囲が広く、選手権を制圧する性能を有することが許される車両。
シーズンオフの間にわずかに排気系に手を加えて、再びこの丸和オートランド那須に現れた。

それなのに・・・同時に会場を訪れていたあの若い彼のシビック(SA車両)にタイムを計るまでもなく、圧倒されているのがわかる。
参ったな。ほんとに。完全に手も足も出ない高みに彼は到達してしまった。

ガレージオーナーをせっついて、彼の助手席に座ってもらう。
外から眺めて悩んでいてもダメだよ。同乗走行で、「同じ世界」を見ないと。
ダートトライアルのいいところは、「練習会だったら」助手席に座って、コースを走らせてくれること。
クローズドサーキットなら考えられない。かわりにその「自由」と引き替えのリスクを無言のうちに問われる。
「あなたは競技車両の助手席に座ったな?それが何を意味するのか、当然わかっているんだろう?」

若い彼は、ガレージオーナーが助手席に乗っているのにもかかわらず、いつもの競技スピードで走ってくれた。
感謝感謝。
おかげで、あきらかにその後の走行で、アクセルの全開時間が長くなった。
まったく・・・「表彰台」の常連になろうとしている人達の能力には本当に驚かされる。
彼はきっと今シーズン、覇権を握るMoty's/SCORCH軍団の進撃を鈍らせることになるだろう。
才能は、完全に開花した。

若い彼のドライブを体感した結果、自信をつけたのか・・・ガレージオーナーが私を自慢のEK4の助手席に乗せてくれることになった。
ふおお〜初めてだよ。競技車両の助手席に乗る体験って。

純正シートに4点シートベルトが取り付けられた助手席に乗り込む。
室内に張り巡らされたロールバーに、アライGP-5Sヘルメットを打ちつけたときに思わず不安になる。
「やだなあ・・・ひょっとして、激しく上下左右に揺さぶられて、ヘルメットが天井とかに当たるのかな?もっと4点シートベルトをきつく締め上げておくんだった。」

ダートトライアルスピードC車両の助手席から見る風景は・・・別に・・・
普通のシビックよりもひょっとしたら目線が高いのかもしれない。車高もあがっているからね。

スタートラインに着き、オフィシャルのお子さんが持つ日本旗が振られると同時に発進。
サーキットでのグリッドスタートと違い、特段アクセルを煽って髙トルクで発進させるわけでもない。
普通の信号スタートと同じ風景。
ぶん廻される高回転Honda-VTECエンジンの音と、路面を蹴りたてるダートトライアル用タイヤの音が室内に充満する。

2速・3速・4速・・・ギヤ比がノーマルから変えられたミッションが素早く変速されていき、見える風景が・・・世界が・・・変わる。

シートポジションは、高く感じていたはずなのにレーシングスピードに達すると世の中が・・・世界が低くなっていく。
どんどん着座位置が低くなっていく感覚になり、縦方向に世界が・・・狭くなっていくことを感じる。
茶色い路面が眼前にどんどん押し寄せ、左右にターンを開始するとサイドウインドーに土の壁が迫る!
ただ、体自体はほとんど動かない。固いコイルスプリングと締め上げられたショックアブソーバーが轍を吸収して、「フラットな道」を全開走行している感覚に陥る。

それでも時折、「ガツンッ!」という異音と共に車体の底をこする感触と、しっかり両手で握ったまま(決して片手になることはない。)180度まで左右に廻されるステアリングが、「舗装路を競技速度で走っているんじゃないんだ。」と思い起こさせてくれる。
まったく、さすがに地方選手権4位になったドライバーの腕前というのは、すごいもんだ。
発進前の「ギヤ操作を邪魔しないようにできるだけ体を左に寄せていよう」なんて心配は、全くの杞憂だった。
体がほとんど揺れることなく、1分25秒ほどのコースを全開走行しちゃうとはね。

「丸一日いて、たった2本しか走ることができない競技が、そんなにおもしろいか?」
って思っていたけど、確かにこの世界を体感しちゃうと・・・なかなか他の場所には行けないかもね。
本当は、日本でも「ダートトライアルのようにグラベルを全開走行できる」ラリーが各地で開催されていたら、人々の車への感心が、ここまで薄れることもなかったのかもしれない。
「敷地に囲われた世界」は、やっぱり「閉じた世界」なんだよ。それを知らない人達は、「変わった趣味」「すごい趣味」という言葉で一括りにしたがる。

今シーズンの準備は整ったけど・・・ガレージオーナーに大きな障害が立ちはだかることになった。
彼は、4月から遠い地域に単身赴任しなければいけない。
昨年のシーズン中からその話は出ていて、私は、「異動辞令が出たら、受けなきゃダメだよ。俺たちの年代が踏ん張らなかったら、どの組織も回るわけがないんだから。」って繰り返し言っていた。

彼はだいぶ悩んだらしい。
それでも、決断してくれて良かった。当然なんだよ。力があるヤツのところに仕事は来るし、人々は物事を頼むんだ。

私?あ、私も状況が変わりました。この2月から。私も異動。
って言っても同じフロアね。
ガレージオーナーには、「異動の話が正式に来たら、ぜひ受けるべきだ。」と言っておきながら、昨年夏以来、私自身は2回拒絶。
だって、どう考えても「私の才能を搾取するんだろう?再び。」

最後は、本人がいない日に先にイントラネットに人事異動が掲示されて、翌日、本人に説明があった。
「これまでの仕事は?」と聞いたら、「今まで通りやってくれ。」だって。
昼はセールスマン・夜は企画。って公式に「人の二倍働け」って通達しちゃう企業ってどうよ。今時。

まあいいけどね。
順番が来た。

いつも、「どんなに理不尽だ。って状況におかれても、今は、”力をためる勉強期間だ”って思うんだ。俺より年上の連中は、必ず俺より先にいなくなる。」って思ってやってきた。
状況は自分の想像を超えて、「外圧」という形で激しく転換した。力をふるう機会は、向こうからやってきた。

僕たちは、「中年サラリーマン」
いつの間にかそんな歳になっちゃった。
やらなければいけないことは、学生の頃よりずっと増えてしまった。

春が来る。
きっと、今シーズンの最後まで走りきることはできないんだろう。
状況の変化を嘆く必要なんて無い。
我々は、「環境の変化に対応して進化」している。死んだように生きている暇なんて無いんだから。

All About スタイルストア【新生活特集330180】

2009年11月22日

3750万円の車を見ちゃった!

まだまだTMSF。
帰らなくてよかった。
ニュルブルクリンク耐久仕様のレクサスLFAのパレードランを見ていたら・・
ピットガレージの奥からライトを光らせた真っ黒い車体が・・
なんという演出!量産タイプを世界初公開だって!

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